先日サウジアラビアとの規格外契約を締結した井上尚弥。 

アラブマネーはアンバサダー的立場だけで満足するわけもなく、当然井上尚弥のサウジリング登場も視野に入れた契約であることは言うまでもない。 

 

その際はキャリア最高の報酬と更なる世界的注目を集められるために正にWIN-WINな流れなのだが、我が国ファンからすると以下がよぎる。 

 

①【井上尚弥氏試合がDAZNオンリーに?】

 

現在DOCOMO(lemino)や帝拳(アマプラ&WOWOW)と良好な関係の井上。 

またトップランク傘下の為、米国ではESPN+配信中の井上だが、サウジリング登場ならDAZNオンリー?

 

流石に日本国内に限定し、leminoやアマプラ配信継続と思われるが、気になる所だ。 

 

自分は時代逆光の「トンデモ案」サウジリングで巨額報酬を得るので、漢気でフジテレビ地上波で「安価」な放映料で契約して欲しいけれど、(契約上)無いだろうな。 

 

②【井上尚弥VS中谷潤人強奪?】

 

この規格外対決は、国内東京ドームクラス一択なのだが、サウジアラビアは喉から手が出るほど欲しいカード。 

 

それこそ両戦士に驚くべき報酬を用意する事だろうが、流石にこの一戦は国内で挙行すべき。 

 

但しこの日本対決というコンテンツが海外で高く売れるというフェーズも拳闘発展の為には悪くない。実に悩ましい。 

 

③【井上尚弥VSジャーボンテイ・デービス実現】

 

このカードは良識あるファンにとりナンセンスだが、サウジはこのレベルをも求めている。 

 

本件と関係ないだろうが、先日デービスが日本への入国を申請(保護観察処分中で却下)したらしい。 

 

井上VSデービズ。いきなりは無いだろうが、仮にヘビー級王者並の報酬提示が有れば、実現してしまうのか・・・。 

 

色々夢想したが、まずは12月24日のサム・グッドマン戦に集中! 

 サウジは老舗RING誌をも買収。これも朗報ではあるな。

元世界ミニマム級世界王者高山勝成 

 

41歳にして未だ現役の高山は実にわがままに彷徨い続けている。 

 

過去様々なジムを渡り歩き、時にはJBCから離脱し、当時未認可の世界王座ベルトを巻いた。 

 

また突如五輪出場を目指しアマリングへ上がった事も。 

 

安全性さえ担保されれば基本個人競技の拳闘は自由なのだろうが、時に高山の行動は波風を立てているのも事実。 

 

高山のキャリア自体は評価したい。 

 

NGなし男として海外リングでの王座奪取。 

 

全盛期はスタミナのオバケと化し、未だミニマム級に留まっている小さな巨人だ。 

 

その高山が12月18日比国でIBOミニマム級王座決定戦へ出場するという。 

 

相手は豪州のカー・ルーという選手。 

会見でIBOは立派な世界王座と言い「5団体王座獲得」を口にした高山。 

 

ブリッジャー級は別枠として、現在(選手層レベルから)世界では価値が評価されていない階級の一つミニマム級。 

 

そのIBO王座に価値を見出すことは出来ない。 

 

この一戦は4団体時代でバリュー半減の時代、更に価値を貶める蛮行にさえ映る。 

 

また41歳世界主要団体ではノーランカーの高山の身体にリスクがないとも言えない。 

 

と言いつつも高山はキャリア総動員し、またも海外からIBO王座なるものを持ち帰ってくるのだろうな。

 

カー・ルって一体誰なんだ・・・。 

 

もうここ迄くると高山は別枠扱いで 😁😁

 

但し身体だけは大事にして欲しい。 

また思い出の名ボクサーが旅立った。 

 

元日本ライト級王者シャイアン山本さん。 

 

1年前の早朝、自分が通勤の為、自宅を出た際に自転車に乗るシャイアン山本さんをお見かけした。 

 

恰幅の良さは相変わらずで今回の逝去が信じられない。 

 

青森出身のシャイアン山本さんは、昭和デフォルトの叩き上げ。 

 

本名の山本幸治時代は、決め手に欠け判定決着が多かったが、シャイアン山本に改名後は得意の右に切れ味が加わり、同門(国際ジム)の世界王者ロイヤル小林との※※スパーにも耐え続け地力を付けていった。 

 

国内王座初挑戦は、同県人成田城健の技術に屈したが、韓国でWBA世界ライト級10位柳 興錫に肉薄し引き分け(再戦では判定負け)。東光輝、石戸唯男といった難敵を撃破。 

1983年6月遂に日本ライト級王座を獲得。 

 

相手は尾崎富士雄 

 

腰痛で精彩を欠いていたとはいえ、あの名王者からの王座獲得は評価に値する。 

 

この王座は尾崎に取り返され、再度友成光の王座に挑むも惜敗。 

 

しかし確実に力を付けていたシャイアン山本さんは、友成との再戦に4RKO勝ちで王座獲得。 

 

以降の防衛ロードは山本さんらしく実に粘り強く勝ち進む。 

 

山本さんの後楽園ホールでのタイトル戦は全て生観戦した。 

 

初防衛戦でスピードのある沖田英二とドロー防衛。 

 

二度目の防衛戦も序盤は友成の同門三沢淳一に一方的に攻められたが、辛くも三沢の負傷で逆転。 

 

そして3度目の防衛戦で迎えたのは、強打のサウスポーヤング秀男。 

 

この試合がシャイアン山本さんのベストファイト。 

 

サウスポーヤングに尽く切れのある右ストレートを叩き込み、正に相手に何もさせない完勝。 

 

辛口で知られるTV解説の矢尾板貞夫さんが出来を絶賛していたことも忘れられない。 

 

その後も三沢とのリマッチ、久弘達也を3RKOで終わらし、5度の防衛に成功。 

 

ラストファイトとなった6度目の防衛戦で岩石男大友巌のアタックに屈し、王座陥落。 

 

潔くグローブを吊るした。 

戦績:22勝(15KO)8敗6分 

東北出身らしく粘り強く選手生活を送った名選手。 

 

引退後は自らジムを起こし、弟子の大嶋宏成とは生涯にわたり交流があった。 

 

65歳の早すぎるエンディング。寂しさがつのる。 

 

本欄に記したロイヤル小林さん、大友巌さんも鬼籍に入られた。 

 

シャイアン山本さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。