10月に難敵王者シベナティ・ノンティンガを見事な内容で倒し戴冠した矢吹正道。 

 

減量苦から早くも転級を示唆していたが、この度自身王座(IBF-LF)の防衛戦を行う事を宣言。 

 

これは朗報。 

 

現在のフライ級王者への挑戦はIBF王者アンヘル・アヤラは別にして帝拳プロモーションとのかかわりが強い王者達。 

 

おいそれと事が進むとも思えない。 

 

自身も言うように矢吹の残された時間は多くない。 

 

ここはまず王座防衛をこなし次の展開を引き寄せるしかない。 

 

個人的には次々戦で岩田との統一戦も悪くない選択(岩田の初防衛戦クリアはマスト) 

 

仮にこの統一戦に勝てば、帝拳傘下のフライ級王者らとの対戦テーブルに付ける。 

 

矢吹は元々この様な工程でチャンスを掴み取って来た。 

 

矢吹らしいやり方で選手生活の最終コーナーを駆け抜けて欲しい。 

目指せ兄弟同時世界王者!

大晦日に開催される「RIZIN DECADE」

 

ライアン・ガルシアが安保瑠輝也とのエキシビションマッチに出場するという。 

 

今年7月、急遽代役でマニー・パッキャオとのエキシリングへ上がり、名を上げた安保。 

 

そのエキシマッチをリングサイドにて目撃し、終了後リングへ上がり対戦アピールしていたライアン。 

 

RIZIN的にはストーリーが有るという事。 

 

安保は幸運のチケットを自らの手で掴んだ。 

 

ルールは2分X8Rとライアンにとり高速全開発揮できるもの。 

 

153lb(69.4kg)の契約体重は気になるが、通常時はファットなライアン。 

 

今回のエキシに対し本気で仕上げる気は無いかと思われるので、問題なしか。 

対する安保は更に名を売る好機だけに爪痕を残したい(早速ライアンのSNSでこのエキシマッチがUP、PPVプロモーション開始)。 

 

安保は被弾時の心もとなさが有るのでライアンが倒す気になれば終わるだろうが、パッキャオ戦同様に実質勝利に等しい対峙をすれば、国際式転向待望論も出る?? 

 

日本人として安保善戦に期待したいが、拳闘支持者としてはライアンに格の違いを見せて欲しいとの気持ちも強い。 

 

真面目なファンはこのマッチの是非を感じるだろうが、ボクシングが若い世代の耳目を集めるのは良い事。 

 

その観点で先日のタイソンVSポールも悪くなかった。 

 

その後のデラホーヤの辛口コメントも全て分かっており炎上させているだけ。 

 

ボクシング景気を煽る意味ではデラホーヤは正解。 

 

ライアンEX安保。 

 

来日後のライアンのパフォーマンス含め楽しみなイベント。 

 

leminoアーカイブチェック 

 

WBO-AP&OPBFライト級タイトルマッチ 

宇津木秀(ワタナベ)VS保田克也(大橋)

 

1R、両者前の手で牽制も宇津木は攻め入り左フック当てる。 

 

保田も速いステップでサイドへ位置取り、良いタイミングでワンツー当てる。 

 

これはサウスポースタイルを前面に活かした所作。 

 

クロスレンジでも強めの右フックで牽制、宇津木はやや中間距離に身を置いたが、 その後ロープへ詰め真骨頂の手数、保田は速いステップでリング中央へ。 

 

攻勢が目立ったのは宇津木だが、ワンツーを取り保田。 

 

10-9保田 

 

2R、宇津木はあえて遅く右をジャブの様に使い入る。 

 

右に強弱、速遅を使い分け。 

 

保田もお返しで左をジャブで使うが、この回は宇津木の前進プレッシャーが効いている。 

 

10-9宇津木 

 

3R、宇津木開始直後、身体にスピードを乗せ、クラウチング気味で攻め入っていく。 

 

ラウンド全般通じて宇津木の攻勢が目立つが、保田も防御が硬くカウンターを狙っており、未だ予断を許さない。 

 

剛の宇津木に柔の保田の構図 

 

10-9宇津木 

 

4R、バッティングで小休止後、宇津木が左右フックでスパーク。 

 

左右フック上下へ保田が相手のボディー攻撃に意識が行った直後、宇津木の右フックを食らいダウンを喫する。 

 

保田は追撃を防ぐべく、強めのパンチで対抗も宇津木のパンチはコンパクト。 

 

宇津木はロープへ詰め連打、何とかエスケープの保田に左フック痛打から右を当てグラつかせる。 

 

追い続ける宇津木に何と保田が右フックカウンターで痛烈なダウンを奪う。 

 

予想だに出来ない展開だ。 

 

ダメージの深い宇津木に保田は猛攻。 

 

ストップ寸前。ゴング前の左ヒットで染谷主審は一瞬ストップ宣告に入りかけたが、何とかゴングに救われる宇津木。 

 

10-9保田(ダウン数同じだが) 

 

5R、ダメージ残る宇津木は保田の攻めをクリンチで凌ぎ、何と手数で前へ出る展開へ持ち込む。 

 

赤コーナーへ保田を詰め手数。 

 

しかし保田は左カウンターでまたも痛烈なダウンを奪う。 

 

これも何とかゴングまで耐え抜いた宇津木。 

 

10-8保田 

 

6R、宇津木は何と自分から出ていく対し保田はカウンター狙い。

 

両者の距離が空いたが、この距離から宇津木のジャブが映え、右ストレートでダウンを奪う。 

 

立ち上がった保田を赤コーナーへ詰め連打の中からの右でこの回2度目のダウンを奪う。 

 

これも立ち上がった保田だが、青コーナーで宇津木の連打を浴び腰を落としたところでストップ宣告を受けた(6R2:47TKO) 

両者合計5回のダウンを喫した激闘。 

 

「年間最高試合」の有力候補(自分は力石VSマグネッシを推すが、恐らくこの宇津木VS保田が選出されるだろう) 

 

二冠戦という事も有りお互いが微差を拾う展開予想とは真逆の激闘だった。 

 

派手は技術な保田だが、武骨ながら目に見えない技術(強弱、速遅、接近中間)で宇津木が激闘を制した。 

 

宇津木はまるで柳明佑!6Rのミドルレンジでの左ジャブがあの右が当たった要因。 

 

柳も圧倒的手数の中に効果的な左ジャブを秘めていた。 

 

令和のストップ基準で、昭和、平成初期の様な「激闘」の数は減っているのだが、あの時代の激闘を思わせる試合だった。 

 

ファンは勝手なもので次は元同僚の三代戦などと言うが、両者を称えるとともにまずはダメージを抜いて欲しい。 

 

素晴らしい試合だった。