1月17日米国カリフォルニア州ロスアンゼルス・コマースカジノホテル 

 

WBO世界スーパーフライ級王者晝田瑞希が待望の米国デビュー戦に挑み、見事な内容で米国初陣を飾った。 

 

晝田は前日計量、入場から「ヒルタワールド」全開。 

 

MIZUKIの発音が難しい米国市場。 

 
「CALL ME MIMI」のプラカードガウンで入場。 

 

1R、晝田はバランスの良いスタイルから右で組み立て。 

 

相手のマリベル・ラミレス(メキシコ)とはスピード差歴然。 

 

リターンも楽々と取る。 

 

2R、カウンターの右フックでカウントを取る晝田。 

 

ラミレスもアピールした様にやや後頭部へのひっかけ的攻撃だったが、ラミレスも過度に頭を下げて突っ込んでくるため、許容範囲のカウント。 

 

立ち上がったラミレスへの追撃も激しいものが有った。 

 

3R、やや距離が近くなりスロースターターのラミレスも攻めるきっかけを掴むが、すかさずサイドへ回る晝田。 

 

4Rもマタドールのように相手をさばく晝田。 

 

スピードと技術差を活かし、中からカウンターを入れる。 

 

5R、ラミレスも出血しながらもメキシカンらしい激しい攻撃で肉薄。 

 

ただ晝田も考えて攻撃時にフェイントも入れると即座にペースを取り戻す。 

 

6R、左目出血でドクターチェック受けたラミレスは手負いの攻撃。 

 

試合自体は激しさを増してくる。 

 

晝田は左から右フックの返しパターン。やはり右のパンチは強さを感じる。 

 

7R、晝田は相手をロープに詰め、積極的に連打を浴びせる。 

 

8R、早々に偶然のバッテイングでラミレスは左額から激しい出血。 

 

ドクターストップで負傷判定に。 

晝田が3-0(80-71X2名、79-72)で3度目の防衛に成功。 

※自分の画面採点もフルマーク。 

 

勝利者コール後も得意の前転でしめ、米国初戦にパフォーマンス含め見事に爪痕を残した。 

 

晝田は被弾時の不安が残るが、技術とスピードはこのクラスで抜きん出ている。 

 

この内容を続ければ更に大きなプロモーターの目にも止まるはず。 

最低でもコンスタントに10万ドルを稼げる選手になれると思う。 

※積極的に英語を話すことが必須。

 

最終的には自身が言うように「スーパースター」を目指して欲しいものだ。 


一階級下に米国で評価の高いガブリエラ・フンドラがいる。絶好のターゲットだな。

鬼才デビッド・リンチ監督逝去。 

 

学生時代、大ヒット映画「エレファント・マン」を劇場で観て、その後「イレイザーヘッド」をビデオで観た。 

 

とくにカルト映画好きという訳でもないが、この時期はクローネンバーグの様なホラー映画もダビングで集めていた。 

 

リンチは一時期卒業していたが、何と言っても「ツインピークス」 

 

日本で初めてWOWOWで放映された際に視聴したが、(後半の)難解さに頓挫。※これはリンチの確信的演出だと思う。米国でも後半は脱落者続出(視聴率ダウン)。 

 

但し、後年相関図を書きながら再度トライしたらハマった。 

 

10年前に購入したBlu-rayや7年前奇跡のツイン・ピークスThe Return」の録画ディスクは余生のマストアイテム。 

 

天才的なキャスティングで役者を乗せるのが巧かったリンチ監督。 

 

音楽にも造詣が深く、自己満のパワープレイで結局視聴者をリンチワールドへ引き込んで行った。 

 

現在は配信系にその座を取って代わられているが、米国TV黄金期に生まれた奇跡の快作 

 

若き日に「ツイン・ピークス」に出会えて良かった。 

 

「未来の過去の暗黒を通して、魔術師は見たいと願う。ふたつの世界の狭間のひとつの聖歌・・・「火よ、我と共に歩め。我々は人々の間に住む」 

デビッド・リンチ氏のご冥福をお祈り申し上げます。 

 

 

我が国を別としてボクサーの「引退宣言」は懐疑的。 

 

狼少年のように捉えられている。 

 

1980年代は一部のスター選手を別にしてほぼ「引退表明=グローブを吊るす」が励行されていた。 

 

また王座を失うと即引退のパターンも少なくなかった。 

 

団体階級も限られ、無冠になると再挑戦が難しいという背景も有った。 

 

ただこれが90年代に入ると様相が一変。 

 

先鞭をつけたのは80年代のレナード。 

 

眼疾で1982年引退表明し、事実4年半のブランクを作ったがカムバック。 

 

この辺りからアルゲリョやデュランなど引退表明後も選手生活続行、再起をするボクサーが増えてきた。 

 

我が国でも辰吉がこれにあたる。 

 

近年は更にこの「引退表明」が加速し、自身の価値を高める為やディールにこの「引退」をちらつかせる輩も少なくない。 

 

SNSで簡単に自身を発信できるという事もこの現象の増加に寄与している。 

 

ところで元ヘビー級王者タイソン・フューリーが「引退表明」 

これで何度目だろう(一説によると4~5回?) 

 

この表明に皆懐疑的だが、ここ数戦勝ちきれないフューリー。 

 

アラブマネーで大金を稼ぎ、もうこの辺で・・・の心境になる事にも理解できる。 

 

唯一の忘れ物であるアンソニー・ジョシュアとの英国ダービーも先日のジョシュアの惨敗で霧散しつつある。 

 

タイソン・フューリー。 

 

ヘビー級らしく大向こうを唸らせる強さには欠けたが、相手戦力を吸収してしまう不思議な強さは、晩年のアリを思わせるものだった。 

 

ここで引退となれば最後まで底をみせなかったという評価も得られる。 

 

個人的には今回の引退表明に賛成だが、果たして??