24日行われた有明アリーナ興行 

 

井上尚弥戦以外のカード 

 

【WBOアジア太平洋ミニマム級タイトルマッチ 

小林豪己(真正)VS高田勇仁(ライオンズ)】 

 

実力同士の対決。 

 

1、2Rは小林ペース。 

 

高田の生命線左に右クロスを被せる。プレッシャーで高田の肉薄を防いでいたが、3R高田の右アッパーからの右フォローで小林はダウンを喫する。 

 

この回必至の反撃を見せたが、このダウンが勝負を分けた。 また小林は手応えを掴み重心を下げ高田と目線を合わせた辺りから相手ペースとなってしまった。

 

その後も高田の右アッパーは面白いように当たる。

 

こうなると高田の独壇場。 

 

相手パンチを躱して打つ動きの良さを見せる。 

 

8R頃はやや疲れ省エネ戦法。


8Rまでは高田のラウンドだったが、その後は「ガス欠」

 

何とか最終ラウンドに手数を出し判定勝ちで王座獲得の高田

(116-111、114-113、113-114)と意外な2-1 

 

自分の現地採点は115-112で高田。 

高田は野性味あふれる良い動きが有るが、もう少しサイドへの動きと何よりもスタミナ! 

 

 

【日本スーパーバンタム級タイトルマッチ 

下町俊貴(グリーンツダ)VS平野岬(三松)】 

 

楽勝も予想していた下町が平野との相性に苦戦。 

 

広いスタンスから愚直にパンチを狙う平野の攻撃を要所で被弾。 

 

6Rカウントを取ったが、最終ラウンドに右を貰いダウンを喫してしまった。 

 

採点は2-0(95-93X2名、94-94)で下町が辛くも防衛。 

※自分の現地採点は96-92で下町。4Rはダウン取っても良かった。 

2戦連続ダウンを喫した下町。次戦は試練の石井渡土也との再戦。 

アウトボックス度増々かな? 

 

【奈良井翼(蒲田)VS WBOアジア王者・渡邊海(ライオンズ)】 

 

日本王座戦かと思っていたが、60kg契約戦。 

 

1R渡邊の鋭いパンチも有ったが、3Rまでは奈良井のペース。 

 

3R奈良井の左フックをテンプルに食らった渡邊の足がもつれる。 

 

ただダメージ回復に距離を取った渡邊相手に奈良井は攻め手を失い 

ズルズルと回を重ねてしまう。 

 

渡邊のアウトボックスもそれ程無双スタイルではなく、危ういものなのだが 

 

相手を見てしまう奈良井の悪癖。 

 

4~8Rは振り分けると渡邊のラウンド。 

 

採点は2-1(96-94X2名、94-96)で奈良井の勝利。最終ラウンドを抑えたのが大きかった。 

※自分の現地採点は96-94で渡邊 

勝者奈良井も褒められた内容ではなく、敗者渡邊も同様。 

特に渡邊は良いパンチが有るのに覚悟がない。 

被弾時の不安が先に走り、勝負を掛けられなかった。 

 

 

【東洋太平洋・WBOアジア・ウェルター級タイトルマッチ 
佐々木尽(八王子中屋)VS坂井祥紀(横浜光)】 

 

ある意味裏メインというべきカード。 

 

キャッチフレーズに有ったように正に「誇盾対決」 

 

試合開始から当然仕掛ける佐々木。 

 

スピードとパワーで上回りパワフルなブローを上下に。 

 

ガードの上、硬い頭部だろうがお構いなし。 

 

このハートと拳の強さが佐々木のストロングポイント。 

 

但し佐々木の防御と耐久性は異常と思える程。 

 

それこそ何発も佐々木の強烈な左レバーを食らっても効いた素振りをみせずに 

 

反撃。この耐久性は世界でも有数な岩石男レベル。 

 

しかし佐々木も最終12Rまで常に開始ゴングから攻め入る姿勢を崩さず 

 

自身のスタミナ、フィジカルの強さを見せた。 12ラウンド通じてあのスタイル貫徹出来るのは凄い。

 

佐々木も倒すためにリターンなど工夫をしていたが、もう少しストレート見せても良かった。 

 

採点は文句なし3-0(118-110、117-111、116-112) 

 

坂井の奮闘にポイントを入れたのだろうが、116-112は無いだろう。 

 

自分の現地採点は118-110で佐々木。※1と9ラウンドのみ坂井。 

各マニアは辛らつだが、自分は佐々木に夢を見ているので世界戦実現を願っている。 


ウェルター戦線でイサック・クルスの様な存在になる可能性もあると思う。



4団体世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 
井上尚弥(大橋)VS金芸俊(韓国) 

 

格下相手との対戦とはいえ、井上尚弥の出来は良かった。 

 

早期決着に逸り無理に攻めるわけでもなく理詰めで落とした。 

 

スピードもパワーも感じさせ出来は良かった。※井上の当日体重は62.9kgと過去最大ウェイト。

 

被弾の「多さ」を指摘する声も有ったが、サウスポー金の変則軌道に無理もない。 

 

またガードの上からあえて打たせて活路を見出す作戦も全く危なげが無かった。 

 

ただモンスターも人の子。 

 

延期、対戦相手変更と「精神的には一番疲れた」とコメント。 

 

今回大橋ジムの危機管理能力には頭が下がる。 

 

まず12月24日の試合が流れると、急遽1月24日の同会場を押さえ且つ不測の事態に備えリザーバー(金芸俊)を用意した。 

 

1月11日グッドマンがまたも負傷すると金との対戦を合意。

 

WBO以外のランクに入っていない挑戦者ながら他三団体からタイトルマッチ承認を得た。 

 

またインフルエンザ流行で更に金芸俊のリザーバーと2月4日の有明アリーナも抑えたという。 

 

こんな芸当帝拳&大橋以外どこも出来ない。 

 

今回数億円の「損害」が出てしまった大橋ジム。 

 

今年残り2戦で回収だ! 

 

最後会場で感じた事。 

当日はほぼ満員の1.3万人。 相変わらずグッズ売り場には長蛇の列。

 

自分は安価なマグカップを購入。使わないかな?🤣

 

また例のリアドシーズンロゴは、もう少し目立せたかったかな。 

 

リアド巨額契約のお陰でdocomoロゴの価値が上がった事は朗報。 

 

次回米国戦もlemino配信がある事に期待したい。 

 

今回の映像スタッフもフジテレビ。 

 

例の問題で大揺れだが、地上波ボクシング番組を放映してくれている貴重な局。 

 

引き続き楽しい番組作りをして欲しい。 

 

自分は今回の構図(薄ら寒い正義の暴走)が大嫌い。 

 

一人の才能あふれる表現者を抹殺し、局の社員、家族を路頭に迷わせようとしている。

 

本当に嫌な世の中になったものだ。 

本日は有明アリーナへ井上尚弥防衛戦観戦に 

 

平日、延期、格下挑戦者ながらも会場はほぼ満員の入り。 

 

代役挑戦者金への拍手も暖かい。 

 

4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 

 

井上尚弥VS金芸俊(韓国) 

 

井上装着グローブはウィニング。 

 

この相手に凶器は必要なしとの事か。使い慣れた日本製。 

 

今年は海外で重要な試合続き。拳保護の観点からも安心だ。

 

1R、金はサウスポースタイルでスタート。 

 

井上は感触を確かめるようにほぼ様子見で過ごす。 

 

2R、試合前威勢の良かった金だが、やはり井上相手にはプレッシャーを感じ、出てこれない。 

 

井上は足を踏まれ、気持ちの悪い時間を過ごす。 

 

気のせいか脚に違和を感じている?? 

 

3R、井上の左レバーが入り、金はダメージを受ける。 

 

もう時間の問題だろう。 

 

4R、インターバルで立ち姿の井上。脚の違和はないのだろうけど・・・。 

 

前のラウンドでボディーを食らった金はダメージを引きずっている。 

井上のパンチに挑発ポーズをするが、左フック下→上。そして右でアゴを打ち抜かれるとダウン。 

 

青コーナーからタオルが入り終了(4R2:25KO) 

 

盤石の井上が格の違いを見せつけ楽勝。 

 

世界戦10連続KOを飾り、通算成績29勝(26KO)となった。 

 

サウスポースタイルを前に4Rと予想以上に尺が伸びたが、スピードが有り出来自体は良かった。 

 

格下相手に変な力みもなく冷静に戦った。 

 

試合後、ボブ・アラムが明らかにしたように次戦は米国ラスベガスでの防衛戦。 

 

そして年内サウジアラビアのリングも控えている井上。 

 

しばらく国内戦はおあずけだが、良いパフォーマンスが観られた。