意外な好カードが飛び込んできた。 

 

IBF世界ライトフライ級王者矢吹正道が二階級制覇を狙い、IBF世界フライ級王者アンヘル・アヤラ(メキシコ)へ挑む。 

3月29日愛知県国際展示場 

IBF世界フライ級タイトルマッチ 

アンヘル・アヤラ(メキシコ)VS矢吹正道(緑) 

 

昨年の戴冠後、引退をも示唆、今に始まった事ではない減量苦の矢吹。 

 

ライバル王者岩田翔吉の統一戦ラブコールににべもない対応で、アラスクアガへの挑戦を口にしたが、まさかのアヤラ戦実現となった。 

 

これは3150FIGHTを誉めたい。 

 

確かにアヤラは亀田大毅のジムでトレーニング敢行、激しいスパーを披露していたがまさか矢吹戦を成立させるとは驚いた。 

 

また何と翌日は同会場で 

WBC世界ミニマム級タイトルマッチ 

メリビン・ジェルサレム(比国)VS重岡優大(ワタナベ)Ⅱが行われるという。 

 

1日2大世界戦ではなくこの興行形態も面白い。 

 

中京地区ファンの方々は羨ましいな。 

 

減量苦から解放された矢吹のパフォーマンスに期待が有るが、アヤラもパンチが有る好選手。 

 

好ファイトになる事は間違いない。 

 

重岡優大もコンディション作り上げれば、リベンジも可能。 

 

両試合とも楽しみだ。 

1日米国ネバダ州ラスベガス(Tモバイルアリーナ) 

 

WBC世界フェザー級タイトルマッチ 

ブランドン・フィゲロア(米国)VSスティ-ブン・フルトン(米国)Ⅱ 

 

井上尚弥が狙う階級のタイトルマッチなので注目。 

 

2021年11月以来の再戦 

 

1R、スパークを掛けると思われたフィゲロアは何を思ったか、正統スタイルでフルトンと対峙。 

 

左の差し合いに応じる。 

 

願ったりかなったりのフルトン。 

 

10-9フルトン 

 

2R、流石に接近戦を挑むが、フルトンのクリンチに分断されるフィゲロア。 

 

もう少し激しく攻めなくては・・・。 

 

10-9フルトン 

 

3R、この回も中に入れず中途半端なフィゲロア 

 

10-9フルトン 

 

4R、中へ入るフィゲロアにカウンターを入れるフルトン。 

 

実に楽な展開。 

 

10-9フルトン 

 

5R、ようやくエンジンがかかって来たフィゲロア。 

 

ただ相変わらずフルトンのクリンチに分断される。 

 

10-9フィゲロア 

 

6R、フィゲロアのパンチが当たらない展開が続く。 

 

10-9フルトン 

 

7R、フィゲロアのプレッシャーが強まるが、振り分けるとフルトン。 

 

公式ではフィゲロアにも?? 

 

10-9フルトン 

 

8R、開始から手数のフィゲロア。フルトンのカウンターも入るが、手数でフィゲロア。 

 

10-9フィゲロア 

 

9R、フィゲロアクロスレンジで手数。 

 

10-9フィゲロア 

 

10R、フィゲロアも右をダブル、トリプルと繰り出すが、勝機を見いだせない。 

 

10-9フルトン 

 

11R、フルトンもややスピード上げ、手打ち連打とサイドへの動き。 

 

10-9フルトン 

 

12R、フルトンは最後まで余裕の試合運び。 

 

10-9フルトン 

 

採点は3-0(116-112X2名、117-111)でフルトンの完勝。 二階級制覇となった。 

※自分のTV採点は117-111 

予想ではフィゲロアがリベンジすると思っていたので意外な結果だが、初戦同様にフィゲロアは打ち終わりに上体が突っ込み、今回は追撃が出来なかった。 

 

またフルトンのクリンチに全くチャンスを掴むことが出来なかった。 

 

相性と言えばそれまでだが、フルトンは実に楽な展開でフェザー級王座獲得。 

 

この内容では井上尚弥との再戦を観たいとは言えないが、フルトンは王者として長く防衛できるスタイルは有している。

但しラスベガスではブーイングを浴びそうだ。 

 

敗者フィゲロアは初回のスタイル失敗が全て。 

 

再戦に裏をかこうと思ったのだろうか?愚策だった。 

2月1日米国ネバダ州ラスベガス(T-モバイルアリーナ) 

 

世界ライトヘビー級統一戦(WBA&WBC(暫定)) 

デビッド・ベナビデス(米国)VSデビッド・モレル(キューバ) 

 

無敗同士の統一戦だが、両者のキャリアの違いやラスボス(ベテルビエフ)の存在も有り、頂上決戦の趣は無い。 

 

1R、両者の動きとスピードはライトヘビー級のそれではない。 

 

特にモレルの動きとパンチのスピードは俊逸。 

 

モレルの左は内外からと良く入る。 

 

一旦相手ボディー攻撃で止まったが、最後まとめたモレル。 

 

10-9モレル 

 

2R、モレル右回りで左カウンター入れるが、パワーで上回るベナビデスはコーナーへ詰め早く強いコンビ。 

 

モレルはリング中央へ身を置くが、右を食らう。 

 

10-9ベナビデス 

 

3R、ベナビデス右強打もモレルも速いコンビで反撃。また右アッパーも好打。 

 

ベナビデスもパワー、フィジカルで上回り余裕が有るがモレルのラウンド。 

 

10-9モレル 

 

4R、ベナビデスはパワーで攻勢。右パンチを集中(右連打にアッパー) 

 

しかしモレルの低い体勢からの右フックカウンターを食らい一瞬腰を落とす。 

 

その後意地の反撃(右集中)もモレルのラウンド(トータルダメージはモレルの方が食らっている) 

 

10-9モレル 

 

5R、両者回復に努めるラウンド。 

 

モレルも動きは良いが、終盤パンチを集めたベナビデスのラウンド。 

 

10-9ベナビデス 

 

6R、モレルは脚を使うが、ベナビデスのプレッシャーが強い(右パンチ上下。ガードの上からも効きそうな強打)。 

 

モレルも必ず打ち返すが、スタミナ残量はベナビデス。 

 

10-9ベネビデス 

 

7R、モレルは削られ動きが止まり、ややスピードが落ちる。 

 

10-9ベナビデス 

 

8R、この回もモレルの技術がベナビデスのパワーで削られる。 

 

10-9ベナビデス 

 

9R、この回もパワーと体力でモレルを削るベナビデス。 

 

ガード間へアッパーも入れる。 

 

対しモレルのパンチではベナビデスは止まらない。 

 

10-9ベナビデス 

 

10R、モレルも良く動いたが、自身のパンチでベナビデスは止まらず。 

 

強固なガードの上からベナビデスのパンチを食らい削られるパターンが続く。 

 

10-9ベナビデス 

 

11R、依然とパワフルなベナビデスに対し、モレルも意地でロープへ詰め必死に手数。 

 

時に左がガード間を破るが、ベナビデスは余裕。 

 

しかしモレルが低い構えから右フックカウンターを放つとベナビデスは「ダウン」カウントが入る。 

 

(腕に当たった為)全くダメージは無く、ベナビデスは怒りの反撃。

 

ゴング後モレルの右フックに対し主審(トーマス・テイラー)は減点を取る(これで勝負は決まった) 

 

9-8モレル 

 

12R、当然開始から仕掛けるモレルだが、やはりベナビデスのパワーパンチに相殺され、最後はやや効かされゴング。 

 

10-9ベナビデス 

 

発表された採点は115-111X2名、118-108でベナビデスの勝利。 

※自分のTV採点は115-111 

モレルもキューバ仕込みの高レベル技巧の持ち主だが、ベナビデスのパワー、フィジカルに飲み込まれた。

 

但し試合自体はスピーディで実にレベルが高い好ファイトだった。 

 

モレルもスーパーミドルで戦えば、より一層パフォーマンスを発揮できる。 

 

勝者ベナビデスはベテルビエフVSビボルの勝者との「頂上決戦」へ駒を進めた。 

 

ここはベテルビエフ戦実現に期待をしたい。 

 

ベナビデスが自分よりパワーで上回る相手とどう戦うか興味ある一戦だ。