本日は有明アリーナ興行へ。 

 

【WBC世界バンタム級タイトルマッチ中谷潤人(M.T)VSダビド・クエジャル(メキシコ)】 

 

1R、クエジャルは噂にたがわぬ長身だが、中谷とはバランスが大違い。 

 

中谷は左を中から外(ボラード)から当てる。 

 

早くも左の照準が合い、クエジャルは中谷のパワーに気後れしている。 

 

2R、この回は更にバランスの差が如実。 

 

中谷は右も使い、もう左で倒せる手応えを掴んでいる。 

 

3R、流れ通りに中谷が左で二度のダウンを奪い、10カウントを聴かせた(3R3:04KO) 

何もできなかったクエジャルだが、実はタフで手強い選手。 

 

この相手を歯牙にもかけない圧倒的内容で倒しきるとは、予想を超えた正にビッグバン。 

 

今日の中谷はスピードもパワーも俊逸だった。 

試合後リングに上がった西田凌佑との統一戦も勝負論さえ出ないだろう。 

 

来年の日本拳闘史上最大の対決に向けて機運が高まる圧勝劇だった。 

 

 

【WBA世界バンタム級タイトルマッチ堤聖也(角海老宝石)VS比嘉大吾(志成)Ⅱ】 

 

予想通りの大激戦。 

 

特に9Rは壮絶(今年の年間最高ラウンドに決定!?) 

比嘉が値千金のダウンを奪う(左フック)。 

 

タフな堤だけにダメージは浅くない。当然仕掛ける比嘉。 

そこへ堤の右カウンターが炸裂。 

 

前へダイブする比嘉。 

 

これで決まったと思われたが、何と耐え抜き夢遊病者の様になりながらも判定まで持ち込んだ。 

発表された採点は全員114-114のドロー。※自分は115-114で堤(9Rは10-10としたが、振り分けるなら堤) 

 

戦前ドローもあり得ると思ったが、この二人は何度戦ってもこのような接戦となる。 

 

個人的には10~12Rを押さえた堤のスタミナと執念(細かい手数)が上回ったかに見えたが、裁定に異論はない。 

 

これで比嘉はグローブを吊るすことになるかな? 

 

ラスト2戦(武居、堤)に意地を見せてくれた比嘉大吾。 

いつまでも印象に残るファイターだった。 

 

 

【那須川天心(帝拳)VSジェイソン・モロニー(豪州)】 

 

1R、モロニーはスピードを活かし右を好打し、好調を伺わせる立ち上がり。 

 

しかし那須川もただ者ではない。 

 

2~5Rは実にレベルの高い戦術。右へ回りモロニーの突進をさばく。 

 

6Rにハプニング。諦めずに攻めるモロニーの右を食らい大きくバランスを崩す那須川。 

 

辛うじてダウンを免れたのは、キック時代の鍛錬か? 

 

何度か頭をつけ接近戦へ挑むモロニーと打ち合うシーンに危うさも感じさせたが、8R~アウトボクシングで立て直し。 

 

逆にボディー起点でモロニーを効かすシーンも演出。 

 

採点は大差(98-92、97-93X2名)で那須川。 

 

自分も97-93(モロニーは1、6、10Rポイント) 

プロ入り初の苦闘と言ってよいが、随所に見せる動き。 

 

特にすり足忍者の如く奪い取るポジョニング、静から動への動きの速さ(これによりモロニーは自身攻撃の終わりにボディーを食らい削られた) 

 

モロニーも意地を見せ前進を続け、会場を盛り上げた。 

 

堤VS比嘉に続き、好試合ではあった。 

本日ゴングの三大戦。 

 

WBC世界バンタム級タイトルマッチ

中谷潤人(M.T)VSダビド・クエジャル(メキシコ) 

 

WBA世界バンタム級タイトルマッチ

堤聖也(角海老宝石)VS比嘉大吾(志成)Ⅱ 

 

那須川天心(帝拳)VSジェイソン・モロニー(豪州) 

 

前日計量6選手共一発でパス。 

 

中谷:53.3kg 

クエジャル:53.2kg 

堤:53.5kg 

比嘉:53.4kg 

 

那須川:53.9kg 

モロニー:53.9kg 

※119lb(53.98kg)契約 

 

各カードとも充実の好興行。 

比嘉の仕上がりも良さそうで番狂わせも有るかも?? 

 

クエジャルも良い挑戦者であることは間違いなく、那須川は是非長野さんに勝利を捧げたい。 


連休最終日に実に楽しみな1日だ。 

 

メキシコ・ティファナで行われた 

 

ルイス・ネリ(メキシコ)VS亀田京之介(TMK) 

ネリ地元での試合。会場の入りは悪くない。 

 

リングインに延々と待たされた京之介がやや狭い檻に入る。 

 

ネリは終始余裕の立ち振る舞い。 

 

1R、京之介は足を踏ん張り左突く。対しネリは相手をよく見て冷静な立ち上がり。 

 

京之介ネリ入り際へ左フック合わせる。もみ合いでは小柄ながらフィジカルで上回るネリ。 

 

右から左繰り出した京之介に連打を仕掛ける中、京之介の右ストレートでネリが膝を付きダウンと思われたが、主審はノーカウント。 

 

京之介はロープを背にするが、カウンター狙い。 

 

ペースはネリだが、幻のカウントで京之介に付ける。 

 

10-9京之介 

 

 

2R、京之介長い右を上下に。 

 

ネリも攻めのバランスが悪いながらもロープへ詰めるシーンが多い。 

 

ネリのショルダーを使ったラフ戦法も地元なので・・・。 

 

京之介も勇気を出してカウンターを打てば奇跡も有るかも? 

 

10-9ネリ 

 

 

3R、京之介長い左悪くないが、もう少し使いたい。 

 

カウンター狙いで後手に回り、削られる。 

 

京之介の右二発がネリのアゴを捉えややネリもたじろぐが、勝負を掛けられない京之介。 

 

1Rのパンチで勝利がチラついた為?捨て身でいけないのか? 

 

10-9京之介 

 

 

4R、ネリの連打を前に京之介のパンチに力が無くなりつつある。 

 

ただ京之介の右アッパーボディーでネリの攻撃が止まる。 

 

ネリの調整不足も垣間見えるが、勝負に出られない京之介。 

 

10-9ネリ 

 

 

5R、ネリの動きも次第に良くなり、京之介はプレッシャーで削られる。 

 

自ら出られない京之介。ネリも連打の後は疲れてしまうが、この展開だと楽だ。 

 

ネリは連打の中にバッティングを組み込み京之介は出血。 

 

10-9ネリ 

 

 

6R、ゴング前、京之介右目カット部にドクターチェックが入る。 

 

弱気の京之介にネリは軽めのパンチで余裕。 

 

ローブローも入れる地元戦法。 

 

ネリも打ち疲れるが、京之介は弱気でスタミナ残量もない。 

 

この回またもバッティングで京之介は両目を切るハメに。 

 

10-9ネリ 

 

 

7R、戦闘前にバッティングを詫びるネリ。 

 

自ら前に出る事のない京之介にジグザグに攻め入る。 

 

京之介の右も想定済でスウエー。 

 

連打で京之介がダウン、カウントを取られる。 

 

不運だが疲労もありあり。 

 

続く連打でまたも膝をつく京之介に主審はTKO負けを宣告(7R2:32TKO) 

 

 

終わってみればネリの完勝だが、1Rにスリリングなシーンも見せた京之介。 

 

是非は有るが試合前のパフォーマンス含め、盛り上げには寄与した。 

 

※ABEMATV視聴者数も86.2万人?と世界戦以上の数値を叩き出した。 

 

ネリは本調子とは程遠い出来。 

 

自ら繰り出す連打で疲れ、攻撃時の被弾姿勢の悪さ、ボディーの弱さは相変わらず。 

 

ただ何だかんだヒールとして貴重なタレント。 

 

敗者京之介は1Rのパンチで色気が出たのか?口を裏腹の待ちのスタイル。 

 

決してネリの調子が良くなかっただけに勝負に出る気概が欲しかった。