先日圧巻の強さで無敗挑戦者を一閃した中谷潤人。 

 

敗者クエジャルも決して弱くない相手だった。 

 

元世界王者との対戦を含め28勝(18KO)無敗。 

 

中谷を上回る174cmのフレームからのパンチには威力が有った。

 

そして打たれ強さも有していた為、個人的には中盤以降まで長引くと見ていたが、クエジャル相手に何もさせずに3RKO勝ち。 

 

試合後敗者は会見を拒否。文字通り心身ともに中谷の拳に砕かれた。 

 

海外識者の中には、「中谷はスーパーフェザーまでの6階級を制覇する」とまで言い切る者までいる。 

 

怪物井上とビッグバン中谷。 

 

奇しくも同じ時代に存在し、拳を交えるという奇跡のゴールデンクロス。 

試合後統一戦をアピールした西田凌佑だが、現在の中谷には単なる対戦相手にしか映らない。 

 

「拳で語る」中谷に世間は未だ気が付いていないが、数年後セレブボクサーの地位に登り詰めている可能性が高い。 

海外路線思考とも聞くだけに中谷の試合を観戦できる喜びを今のうちに味わっておこう。 

2024年度日本ボクシング表彰選手が発表された。 

※カッコ内は私選 

 

最優秀選手賞:井上尚弥(井上尚弥) 

※7年連続8回目 

 

技能賞:中谷潤人(寺地拳四朗) 

 

殊勲賞:堤聖也(西田凌佑) 

 

敢闘賞、努力賞:那須川天心(中谷潤人) 

※同賞は世界王者以外から選出が慣例 

 

KO賞:中谷潤人(中谷潤人) 

 

新鋭賞:増田陸(渡来美響) 

 

年間最高試合賞:井上尚弥VSルイス・ネリ(堤聖也VS井上拓真) 

 

年間最高試合賞(世界戦以外):村田昴VS山﨑海人(力石政法VSマイケル・マグネッシ) 

 

女子最優秀選手賞:晝田瑞希(晝田瑞希) 

 

年間最高試合賞:晝田瑞希VSパク・ジヒョン 

 

※男子世界王者たち12名は「優秀選手賞」として表彰される。 

 

表彰式&試合スケジュールなど諸般の事情があるにせよ、発表だけはもう少し早くすべきだな。 

 

MVP井上は7年連続。 

 

今年も海外戦での勝利で中谷統一戦勝利を上回りそうだ。 

 

ビッグバンが頂点に立つには、文字通り自らの拳で「世代交代」を成し遂げるしかないが、現時点では井上尚弥の壁は厚いとみる。 

しかし対決は2026年。果たして? 

 

 先日有明アリーナで前世界王者ジェイソン・モロニーを判定で下した那須川天心。 

 

モロニー陣営から不満の声が上がるのは理解できるが、一部ファンからも判定に異を唱える声が有るという。 

これはスター選手につきもののアンチの声が大きいという事なのだろうが、自分の現地採点は97-93。 

 

モロニーには1R、6R、10Rを与えた。 

 

公式ジャッジは97-93X2名、98-92と「大差」 

 

※モロニーは1R(2者)、4R(1者)、6R(3者)、10R(2者)の支持を受けた。 

 

採点には問題は全くないとみる。 

 

まだアマプラ映像を観ていないが、選手の全身を見渡せる会場とバストアップ画像も散りばめられる画面越しでは、印象が異なるケースが有る。 

 

会場では那須川のイマジネーション溢れるステップ、位置取りが映えており苦しみながらもモロニーの攻めを見切り、パンチを躱す那須川の姿が有った。 

 

スコアが示すほどの完勝ではなく充分苦しんだ一戦だが、採点的には問題はない。 

 

敗者モロニーの奮闘も称えたいが、6戦目でモロニーを下した那須川は大いに評価されるべきだ。 

 

クレバーな那須川だけにこの苦闘から多くの事を学び、更に強くなることは間違いない。 

 

また試合前に指摘が有ったキャッチウェイトも両陣営了解の下開催。これも問題はない。

 

コンディションの良い両者の試合が観られて満足した。 

 

那須川だからこそ騒がれる有名税。 

リングから降りる那須川は、RCサクセション「君が僕を知っている」を会場に響かせた。 

 

もうこの問題はお終いに!