米国ニューヨーク州 バークレイズセンターに満員(19250名)の観衆を集めて行われた 

 

【WBA世界ライト級タイトルマッチ ジャーボンテイ・デービス(米国)VSラモント・ローチ(米国)】 

 

掛け率20-1が表すように1階級下王者ローチとの対戦は、自分もミスマッチと思っていた。 

 

1R、例の如くデービスは初回は手を出さずに無駄打ちしない。 

 

ローチも手数少ないが、振り分けではローチへ。 

 

10-9ローチ 

 

2R、デービス身体の動きを増すが、左を合わせる位。 

ワンツーを上下に放ちポイント奪う。 

 

10-9デービス 

 

3R、デービスは相手の左へ右を合わせる。 

一瞬の素早い動きにフェイント交え、ゆったりと回る。 

相手パンチに左を合わせ、左ボディーを入れる。 

ガードの硬いローチへ左下を入れるデービス。 

 

10-9デービス 

 

4R、ローチもハイガードからプレッシャーかけるが、デービスの脚が早く左右へ動かれる。 

見合うとデービスの速い左が飛んでくる。 

 

ローチも浅いながらも速いパンチ入れる。 

 

10-9デービス 

 

5R、ローチは白のウィニング製グローブの大きさを巧くガードに使う。 

中からパンチも入れるが、デービスのボディーを食らいやや効いてしまう。 

 

デービスはボディー狙いの後に速い左を顔面へ放つ狡猾さを見せる。 

 

10-9デービス 

 

6R、ローチも左ボディー打ちで戦闘開始。 

対しデービスは左下から返しの右に重いパンチを振る。 

ローチは意外にもスラッガースタイルへ豹変。 

右フックを思い切りスイング。 

 

デービスは冷静に左ストレートをジャブで使う。 

 

10-9デービス 

 

7R、デービスはオンガードであえてローチに打たせる。 

デービス速いカウンターもローチはクリンチ際に右フック当てるややラフな攻撃。 

右フックもスイング。デービスのパンチにも好反応でやや芯を外し始める。 

 

10-9ローチ 

 

8R、ローチはL字に構え強い左を突く。 

最後はデービスの一発に相殺されるが、ペースを取りに行っている。 

ローと左アッパー、右打ち下ろし。 

 

デービスも左当てるが、ローチのラウンド。 

 

10-9ローチ 

 

9R、ローチ強固なブロックからストレート。 

距離が近づくとフック、アッパー。 

ローチの左ジャブの後、デービスは自らインターバルを取り、セコンドにワセリンを拭かせる。 

 

主審によってはダウン宣告もやむない行為。 

 

ローチも強気に打ち合うが、これはデービスの土俵。 

 

デービスはローチの手数終わりにボディー。 

 

10-9デービス 

 

10R、デービスはルーズガードで誘うが、ローチは冷静。 

ローチは右アッパー入れ、ガード上から手数の印象点狙い。 

そして出て来るデービスへ右カウンター、左フックと強気戦法。 

 

10-9ローチ 

 

11R、デービスは左をジャブで使う。 

スタミナ残量はローチ。 

右をリターンでヒット。 

ローチローブロー?お互いエキサイト。 

ローチブロッキングから小さな連打。右打ち下ろし。 

 

 

10-9デービス 

 

12R、ローチは小さく速い手数&ブロック。 

 

対しデービスは手を出さずにスタート。 

 

デービスの入り際に左カウンター、速いコンビ。 

デービスのラフ戦法もクリンチで分断。 

 

ローチも無駄打ちせずに後の先の取り合いになるが、効果的なパンチ入れたのはローチ 

 

10-9ローチ 

 

発表された採点は115-113デービス、114-114X2名でドロー裁定。※私採点は115-113デービス 

 

これは一種の「番狂わせ」 

ローチが判定まで逃げ込み、引き分けるとは想定外。想像すら出来ない結果だった。 

仮に9Rにダウン宣告がされていたらローチが勝利を収めていた。 

 

Aサイドスターのデービスだから助かった大甘裁定。 

 

ローチは強固なガード(ウィニンググローブを上手く使った)でデービスの異次元タイミングパンチをよく見た。 

 

6R頃からは一転スラッガースタイルもちらつかせ、実に強気にデービスと対峙した。 

 

この強気が功を奏し中盤~ペースを奪い取って行ったが、届かず。 

 

米国リングでデービスを凌駕するには、もう少し明白にポイント獲らなけらば勝てないが、逆の結果が出ても驚かないパフォーマンスを見せた。 

 

デービスは最後一発当てれば倒せるの心持で余裕を持ち過ぎ、ローチの強気スタイル「味変」は予想外だったのだろう。 

 

激戦区のライト級にスター選手デービスは必須商品だけに冷や汗ものの拙戦だった。   

1970年代後半 

 

「アルゲリョへ挑戦するボクサー達の気が知れない。彼らは死刑執行台の列に並んでいるのだから」 

 

と当時無双を誇っていたアレクシス・アルゲリョの強さが称えられていた。 

 

但し当時のボクサー達の気概、矜持は凄まじく果敢にアルゲリョに挑み、最後は砕かれ散った。 

 

そんな中でも我らがロイヤル小林始め、リゴベルト・リアスコ、ラファエル・リモン、ボビー・チャコン、ローランド・ナバレッテ、ボザ・エドワーズ、ホセ・ルイス・ラミレス(判定負け)、レイ・マンシーニらはアルゲリョに倒されたのちに世界王座の座に就いている。 

 

アルゲリョと共に尊敬すべき戦士たちだ。 

 

5月4日米国ラスベガス戦で井上尚弥への挑戦者として名が挙がっていたWBC世界スーパーバンタム級1位アラン・ピカソ(メキシコ)が敵前逃亡し、相手が同じメキシコのWBA同級2位ラモン・カルデナスになるという。 

一部でムロジョン待望論も有るが、5月4日は「シンコ・デ・マヨ(戦勝記念日)」として行われるのでメキシカンボクサーがマスト。 

 

計算高く気が弱いピカソは、井上尚弥転級後の決定戦狙いという消極思考。 

 

こんなボクサーに誰が憧れるのだろう。 

 

是非WBC決定戦の暁には、中谷潤人を降臨させて欲しいものだ 😜

 

井上尚弥はネリ戦後はどうも対戦相手の質に恵まれていない。 

 

当人に責任は無いのだが、対戦者の質を問われるとPFPレイティングにも影響が出てきてしまう可能性も有る。 

 

まずは5月4日に集中したいが、早くも次々戦の相手が気になる。 

 

しかしピカソは多額報酬にも反応せずに逃亡か・・・。「実を棄てて名を取る」思考の持ち主なのだな。 

 

新たなヒール誕生だ。

 

カシメロ辺りをぶつけるプロモータいないかな! 

先日自国で開催した「リアドシーズン」で7大世界戦を挙行したサウジアラビア。 

過去ドン・キングが「8大世界戦」を行ったことが有るが、それに次ぐ1興行に7カードもの世界戦を組み込んだ。 

 

直前にダニエル・デュボア急病で、暫定戦(パーカーVSバコーレ)となった為、7カード中、4試合が暫定王座世界戦となったが、各カードのクオリティはドン・キング興行を上回る。 

※キング興行メインはバーナード・ホプキンスVSウィリアム・ジョッピーのWBA、WBC、IBF世界ミドル級タイトルマッチ 

 

我々が気になるのは、重量級メイン(最も軽いクラスはライト級シャクール防衛戦)とやはりヘビー級を最強のコンテンツと位置付けている事。 

 

過去ウシク、フューリー、デュボア、ジョシュア、チャン他はじめヘビー級王者中心に招聘している。 

※今回の興行はビボルVSベテルビエフの再戦メイン。 

 

井上尚弥と30億円契約を締結したが、井上もサウジアラビアリングでは前座に甘んじるとみる。 

 

軽量級には井上尚弥VS中谷潤人という究極商品が有るが、これはやはり我々の目の前(東京ドーム)でやるべきカード。 

 

トップランクもそのつもりだ。 

 

いつの日か井上尚弥の力でサウジリングの潮目を変えて欲しいという気持ちも有るが、重量級迫力に重きを置く現地支援者達に刺さるかどうかは微妙だな。 

 

しかし留まることを知らないサウジマネー。 

 

政治の世界でもイスラム教シーア派のイランに代わり、スンニ派盟主としての存在感が増している。 

※シリアとレバノンへの復興協力で求心力を高める方針だろう。 

 

その一方パレスチナ国家全否定のトランプ政権との関係は、きな臭くなっている。 

 

スポーツイベントではボクシングに限らず 、ゴルフ(LIV)、サッカー(ロナウドを移籍、2034年W杯開催)、女子テニスツアーとの長期契約。

 

IOCのeスポーツを開催し、ついに2029年冬季アジア大会(人工雪対応!)まで掴み取り、2036年の五輪開催まで目論んでいるサウジ。 

 

この勢いに我が国もコンテンツ産業だけではなく、何とかボクシングで絡んでいきたいのだが、彼らの要求に応じられる重量級戦士がいないな。