5月4日米国ラスベガスでWBA世界スーパーバンタム級2位ラモン・カルデナス(メキシコ) (※1位は空位。暫定王者にムロジョン・アフマダリエフ) 

 

との防衛戦を控える井上尚弥の次工程が明らかになって来た。 

 

5月カルデナスとの防衛戦後、9月日本でムロジョンとの「統一戦」 

 

12月にサウジアラビアでニック・ボール(英国)の持つWBA世界フェザー級王座へ挑む。 

 

そして来春国内で中谷潤人との決戦。 

 

まずスーパースターの座にありながら年間4試合は異例。 

 

正に戦う王者。残り3戦完勝すれば、RING誌年間最優秀選手賞は揺るぎないだろう。 

 

そしてこれも日本人世界王者としては異例のコメント。 

 

来年拳を交える中谷潤人にも言及。 

「力強さがあるし、倒すべきときに倒している。倒す能力が非常に高い選手」と評価しつつも 

「実力は認めるが、では、どれだけの激戦を越えてきたのかというとどうなのか。周りが納得する相手と戦って結果を出していってほしい」 

 

と強烈なメッセージ。 

 

これは単なる先輩王者のマウントではなく、来年の対戦を文字通りの頂上決戦として盛り上げようというエールだ。 

 

対する中谷も6月に西田凌佑との統一戦を控えている。

※西田はメキシカンとの防衛戦という噂も? 

 

すると年内にもう1試合。 

 

これはスーパーバンタム級テストマッチとして相手は? 

 

井上戦が幻になりそうなサム・グッドマン。う~ん弱いな。 

 

ここはジョンリエル・カシメロあたり如何?ただ帝拳が手を出さないか。 

 

流石に大橋陣営選手(武居、井上拓真、中嶋一輝)は無いだろうが、是非盛り上げる為にネームの有る選手と対峙して欲しいものだ。 

先日のジャーボンテイ・デービスVSラモント・ローチのニューヨーク興行には、興味深い世界戦が2試合セットされていた。 

 

いずれも世界スーパーライト級タイトルマッチ。 

 

恐らくデービスの次戦対戦相手候補としての趣もあったのだろう。 

 

WBC世界スーパーライト級タイトルマッチ 

アルベルト・プエジョ(ドミニカ共和国)VSサンドル・マルティン(スペイン) 

 

WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ 

ホセ・バレンスエラ(米国)VSゲイリー・アンゥアン・ラッセル(米国) 

 

 

プエジョVSマルティンのサウスポー対決は、技巧レベルが高く観ていて楽しかった。 

 

プエジョはパワーに欠けるが、スピードと技術に長け、目も良い王者。 

 

マルティンもサウスポースタイルから思い切り踏み込んで放つボディーで肉薄。 

 

あの左ボディーは王者を苦しめた。 

 

マルティンも地味ながら渋い技術の持ち主だった。 

 

お互いポイントを取り合うシーソーゲームの末、2-1でプエジョが王座を守った。 

※私採点は114-114のドロー。 

 

プエジョは耐久性に欠けるが、ドミニカボクサーという事も有り応援したくなる。 

 

残念ながら英国へ呼ばれ、王座を手放してしまう・・・かもだが技術レベルは高い。 

 

仮に平岡アンディが挑んだ際には、アンディが空転する可能性も有る。 

 

 

その平岡が狙うWBA王座戦。 

 

バレンスエラVSラッセル 

 

ラッセルファミリーの最終兵器アントゥワンが二度目の世界王座挑戦。 

※前回は現WBC王者へ昇格したプエジョとのWBC暫定王座決定戦に挑んだが、惜敗(判定) 

 

この試合に期するものが有るサウスポー・アントゥワンは開始から攻めまくる。 

 

実に好戦的なスタイル。 

 

結局このペースのまま試合を終え切った。 

 

KO率(17勝(17KO)1敗)が示すようにパンチもあり、身体とパンチのスピードも有る。 

 

何よりもハートが強く、少々の被弾には怯まず、攻撃的戦法を貫徹できるスタミナも有る。 

 

結果大差判定の完勝で王座に就いたアントゥワン。※私採点は120-108のフルマーク 

 

このゲーリー・アントゥワン・ラッセルが平岡アンディのターゲットとなったが、これは相当な難敵だ。 

 

勝ち味が遅い平岡に対し、短期決着も厭わない即効型の王者。 

 

気が強くキラーインスティンクトも感じさせる王者に対し一時は心理面の弱さを指摘された挑戦者。 

 

恐らく挑戦は敵地となる事も有り、平岡にとり実に困難なチャレンジとなる。 

 

平岡が開き直り前半からペースを取らないと難しいが、これは平岡のスタイルではない。 

 

まずはアントゥワンに勝つために何が足りないかを棚卸し、スキームを作り上げて欲しい。 

戦う王者ゲーリー・アントゥワン・ラッセルは強い!

 

WBA世界スーパーフライ王者フェルナンド・マルティネスへのリベンジ一択だった井岡一翔だが、どうやらその夢が霧散することになりそうだ。 

マルティネスはWBC世界スーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲスとの統一戦に合意したらしい。 

 

今や飛ぶ鳥を落とす勢いのジェシー・バム・ロドリゲス。 

 

マルティネス不利は否めないが、無敗世界王者同士の統一戦という事も有り試合報酬は井岡再戦の2倍という噂も飛び交っている。 

 

大晦日キャンセルの経緯もあるが、やはりビジネスの世界。 

 

より多くの報酬と名誉を得られる方へ舵を切るのは必然。 

 

こうなればこのロドリゲスVSマルティネスの勝者へ井岡が挑むしかないが、現実は厳しい。 

 

恐らくロドリゲスが勝利するだろうが、帝拳傘下のロドリゲスが指名挑戦者でもない井岡との対戦に合意することはない。 

 

またロドリゲスはバンタムへ転級し、ロマゴンへ王座決定戦の機会を与えるという可能性も有る。

 

井岡はマルティネスの奇跡に賭けるしかない。 

 

残された時間も少ない井岡。

 

下手に動くと時間浪費につながるのが痛いところだが、ここは自らの手で挑戦権を勝ち取るしかない。 

 

個人的には偉大な井岡のラスト戦は寺地拳四朗が適任と感じているのだが。