3月13日両国国技館 

【WBA&WBC世界フライ級王座統一戦 】

寺地拳四朗(BMB)VSユーリ阿久井政悟(倉敷守安) 

 

三大世界戦大トリは世界フライ級王座統一戦。 

日本人同士の統一戦は通算3度目で内2回目を務めるのは拳四朗が初。 

 

過去2度の試合は互いの意地がぶつかり激闘となったが、果たして。 

 

下馬評では圧倒的に拳四朗有利。 

 

これは京口との統一戦の時と同様。 

 

やはり拳四朗の力は抜きん出ており、以前手合わせしたスパーでも拳四朗が阿久井を圧倒していたという事実も大きい。 

 

阿久井もこのクラスでトップクラスの硬いパンチとあのプレッシャーの掛け方は相手にとり実に嫌なものだが、拳四朗の技術、パワー、キャリアの前ではやはり厳しいと言わざるを得ない。 

 

阿久井はボクシングをしたら勝てないので、何とか乱戦へ持ち込みたいが、仮に乱戦となっても拳四朗は戦える。 

 

予想とすれば拳四朗の中盤KO勝ち。キーパンチはアゴへの一撃(アッパー) 

 

仮に予想通りの結果となれば、セミのオラスクアガ&京口、そして阿久井全て倒すということになる。 

 

また今月29日にIBF世界フライ級王座に挑む矢吹正道も拳四朗の犠牲者だ。 

 

拳四朗自身が言うように「フライ級4団体制覇に興味はない」ということも頷けるほどこのクラスでの実力が抜きん出ている拳四朗。 

 

この二つのベルトを置き土産にし、スーパーフライへ殴り込みだな。 

3月13日両国国技館 

【WBO世界フライ級タイトルマッチ】

アンソニー・オラスクアガ(米国)VS京口紘人(ワタナベ)

 

軽量級のスター候補アンソニー・オラスクアガ 

 

急遽招聘された世界初挑戦は、拳四朗に跳ね返されたがキャリア僅か6戦目での戦いとは思えないほど一流王者へ肉薄した。 

 

パンチ、ハート、耐久力共に秀でた戦士だ。 

 

対する京口。 

 

ミニマム、ライトフライを制し拳四朗との統一戦に敗れるまでは、アグレッシブなスタイルで勝ち進んだ。正に「火の玉ボーイ」 

 

特に2022年6月敵地メキシコ(グアダラハラ)でエステバン・ベルムンデス相手に防衛に成功した事(8RTKO) 

 

メキシカン相手に左フックの打ち合いで勝てる程、京口には攻撃力が備わっていた。 

 

しかし拳四朗戦後、フライ級へ転向してからは苦闘続き。 

 

特に比国のパラスとの2連戦では勝ちきれないもどかしさが前面に出ていた。 

 

いわゆる階級の壁も感じさせている。 

 

今回のオラスクアガ戦に備え、メキシコキャンプを敢行。 

 

期するものが有る京口。 

 

口には出さないが、当然敗れれば進退も考えねばいけない一戦。 

 

今までの京口なら真っ向からの打ち合いを挑むのだろうが、何とか大人のボクシングで左を差し勝ちたい。フックよりストレートだ。 

 

オラスクアガと打ち合って勝てる選手はこのクラスにいない。 

 

ショートパンチの強さの差も大きく、実にタフな戦いとなる。 

 

何とか前半定評のあるガードと上体で防ぎ、後半ボディーで逆転というストーリーを描きたいが、オラスクアガの強烈な攻撃に今の京口が耐えられるかと言うと・・・。 

 

打たれても頑張ってしまう京口の身体も心配になる。 

 

激闘になり京口も見せ場は作るだろうが、最後はオラスクアガの強打に沈む・・・。 

 

京口セコンドも冷静に判断して、この好漢を守って欲しい。 

 

性格の良い京口には業界内にもファンが多い。 

 

自分も全力で応援する。 

悲観的予想だが、頑張れ京口紘人! 

 

悔いなくオラスクアガにアタックしよう。 

 

オラスクアガ:8勝(6KO)1敗 26歳 

京口:19勝(12KO)2敗 31歳 

3月13日両国国技館 

【WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ】 

岩田翔吉(帝拳)VSレネ・サンティアゴ(プエルトリコ) 

 

岩田翔吉試練の初防衛戦となりそうだ。 

相手のサンティアゴは元WBO世界ライトフライ級暫定王者 

 

160cm痩身のフォルムから出すパンチは強く、スピードも軽量級らしく平均以上のものが有る。 

 

スタイルは実に好戦的なスラッガースタイル。迷うことなくフルスイングしてくる。 

 

この名前を出すのは気が引けるが、同国人のベルデホを思わせるスラッガー。 

 

余りに好戦的なのでアゴが上がり、攻撃時に被弾も少なくないが、アゴは打たれ強く怯まない。 

 

その一方薄いボディーの耐久性には欠けるので、岩田の狙い目のひとつだ。 

 

サンティアゴは同国人の正規王者ジョナサン・ゴンサレスとの「統一戦」には、先輩王者のキャリアに敗れたという過去が有る。 

 

ゴンサレスは巧くサンティアゴの入り際にパンチを集める省エネ戦法で快勝。 

 

この試合ではサンティアゴの一本調子が露呈した。 

 

岩田はとにかく身体の動き、スピードを活かしたい。 

 

サンティアゴは被弾上等で恐いパンチをスイングしてくる。 

 

スピードも有り、リターンも巧いサンティアゴは強敵。 

 

オールスターボクシングは帝拳王者から無慈悲に王座を奪い取る腹づもり。 

 

初防衛早々岩田は試練を迎えた。 

 

恐い前半を凌ぎ、辛抱強く腹を叩き、入ってくるサンティアゴへカウンターを放ちたい岩田。 

 

岩田のパンチはインサイドから貫通することは間違いない。スイング系パンチのサンティアゴに対しコンパクトに行きたいところ。 

 

地元の利も有り辛うじて判定で王座を守ると見たいが、ハプニングが有っても驚かない程サンティアゴのスペックは高い。 

 

自分の予想は中盤~盛り返す岩田の逆転判定勝ちと予想するが、嫌な予感がする。 

 

激戦必至の世界戦に注目! 

岩田:14勝(11KO)1敗 29歳

サンティアゴ:12勝(9KO)4敗 32歳