ボクシング・ビート最新号(2025年4月号) 

 

表紙は中谷潤人VSダビ・クエジャール 

 
福田直樹カメラマンの見事なショット。 

 

【有明アリーナ三大戦レポ】 

中谷VSクエジャール、堤VS比嘉、那須川VSモロニー 

 

ビート誌は引き分けに終わったWBAバンタム戦、堤勝利と採点。 

 

【ジャーボンテイ・デービスVSラモント・ローチ】 

個人的には残り試合が限られているだけに再戦に興味は湧かないが、 

 

ローチ救済の為、再戦は必至だな。 

 

【平岡アンディVS佐々木尽対談】 

意外な顔合わせの対談。 

 

一度敗れているだけあって佐々木のアンディ上げがハンパない。 

 

ただ身をもって強さを体験しているだけあり、説得力はある。 

 

今年両者共に世界戦が実現することを願う。 

 

【飯田覚士対談】 

石原雄太トレーナー。 

 

選手経験なくてもトレーナーとして成功できるサンプル。 

 

選手との信頼関係を築くことにも長けているのだろう。 

 

【小堀佑介角海老宝石ジム新会長】 

文字通りの天才児🤣小堀氏がジム会長に就任。 

 

妙な運気を呼び込みそうな気が・・・。長く続けて欲しいな。 

 

【ボクシング珍談奇談】 

ジョー小泉氏がレコードブックについて。 

 

大昔RING誌年鑑に氏のサインを頂いたことがある。 

 

氏が言うように偉大なる「BOX REC」の寿命に危惧を覚えないわけではない。 

 

また現在 https://boxinglib.com 

の様に個人の奮闘により各選手の証がアップデイトされている貴重なサイトもある。本当に頭が下がる。 

 

【チャンピオンの殿堂】 

クロンクジムの裏番長マイク・マッカラム。 

 

リング上でのテクニック、裏も含め全てが出来る選手。 

 

この選手をキャンバスに沈める選手は終ぞ出て来なかった。 

 

究極のバイプレイヤー。 

 

【訃報】 

 

ジュニアフライ級V11 ルイス・エスタバ氏 

 

名脇役二階級制覇グレグ・ホーゲン氏 

 

カマチョに土を付けた試合は金字塔。 

 

ご冥福をお祈り申し上げます。 

 

元世界アマ王者坪井智也デビュー戦。 

 

A級デビュー。 

 

相手はタイのブーンルエン・ファヨン。 

 

17戦14勝(14KO)3敗と帝拳ジムも一定の誠意を感じさせる相手。 

 

開始から坪井はアマ時代同様に意のままに動く。 

 

繰り出すパンチのつなぎが早く、アマ時代のパワーパンチよりスピード重視連打のプロ仕様。 

 

右をフック系で攻め上げる。 

もう技術とスピードが段違い。 

2Rまず左フックで倒し、再開後連打を仕掛け完璧KO勝利(2R2:34TKO) 

 

予想通りの見事なパフォーマンス。 

 

現時点で世界上位ランカーのスペックが有る。 

 

諸事情で現在充実の国内スーパーフライ級ランカー達との手合わせは無いかもしれないが、文字通り最短での世界戦へ駒を進めても良いと思う。 

 

次々戦はOPBF王者ジーメル・マグラモ?※その前にホープ横山に狩られるかな…。

 

マグラモは坪井のスタイルが活きる相手だが、横山に王座が移れば川満龍生のWBO−AP王座狙いと思われる。

29歳デビューの坪井。 

 

太く短く?インパクトのある生き様を見せて欲しい。 

両国国技館興行他の2試合世界戦 

 

【WBO世界フライ級タイトルマッチ】 

アンソニー・オラスクアガ(米国)VS京口紘人(ワタナベ) 

 

試合開始。オラスクアガはパンチのスピードとキレを感じさせる。 

 

そして下のクラスから上げて来た京口とはパンチ力には圧倒的な差が感じられる。 

 

1~3Rはオラスクアガのラウンドだが、京口も左フック当て見せ場は作る。 

 

ただオラスクアガは左を使い既に右パンチの照準は定まっている。 いつこの強打が炸裂するか・・・。

 

京口は作戦通りガードと上体の動きで被弾を防ぐ、テクニカルスタイル。 

 

しかし上体が突っ込んだところを打たれる。 

 

オラスクアガのパワーが有るだけに怖い。 

 

4R、京口右クロス、5Rは右スイングを当てる。得意の左レバーも放つと嫌がるオラスクアガは足を使い出す。 

 

7R、京口は無駄打ちせず、キャリア総動員。感動さえ覚える戦法だった。 

 

8R、オラスクアガは足を使いスタミナ温存。 

 

9R京口はカウンターヒット、10Rは右を打ち抜いたが、オラスクアガもペースは渡さない。 

 

11Rこの試合を決定づけてしまうシーンが。 

 

京口が左を貰った後に自身パンチを空振りし倒れたのだが、カウントが入るという不運。 

 

狡猾なオラスクアガは残り時間無理せず足を使い2P獲得。 

 

最終ラウンドもオラスクアガの強打を頭に貰い効いてしまった京口。 

 

採点は3-0(118-110、117-111、114-113) 

 

自分の現地採点は115-112でオラスクアガ。 

※京口には4、5、7、9、10Rを付けた。 

京口健闘もやはりオラスクアガの強打にポイントが流れた試合だが、なぜか米国人ジャッジがいるというアンフェアなジャッジ構成。 

 

そして大ブーイングが起きた11Rの主審のミス裁定。 

 

ただ不満も口にせず判定を受け入れた京口。 

 

進退は不明だが、準備段階含め満足の試合で思い残すこともないだろう。 

 

一方オラスクアガは例のアウトボクシング。頭脳的で勝因のひとつだが、京口相手に打ち合って欲しかった。まだこのスタイルは早い。 

 

 

 

【WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ】 

岩田翔吉(帝拳)VSレネ・サンティアゴ(プエルトリコ) 

 

岩田の判定勝利を予想しつつもサンティアゴは難敵。 

 

実に嫌な予感のまま試合開始。 

 

サンティアゴは左ジャブを上下へ打ち分け、プエルトリカンらしくサイドステップ駆使。 

 

岩田の苦手なスタイルだが、岩田も追い方自体は悪くはなく、文字通りニワトリを追う様な所作で前へ詰める。 

 

3~5Rは岩田のプレッシャーに付けたが、6~8Rは徹底して動くサンティアゴのタッチ&ラン。 

 

サンティアゴは足は使うが、常に先にパンチを放つ意識が高くポイントをピックしていく。

 

アゴは予想通り強いが、ボディーは決して強くない。 

 

何とか岩田も9R右を決め、10Rはアグレッシブでポイント猛追も11~12Rはサンティアゴのアウトボクシングを捕まえきれず、終了。 

 

判定は3-0(118-109、117-111、116-112)と大差でサンティアゴが岩田から王座を奪い取った。 

 

自分の現地採点は115-113。 

※岩田には3、4、5、9、10Rを付けた。 

岩田も良く追いかけたが、サンティアゴのサイドへの動き、左ジャブ、カウンターと相手技術を前に不完全燃焼のまま試合を終えた。 

 

流石に118-109は・・・と思うが、WBO王座戦でプエルトリカン忖度がないとは言えないので、この点差もあり得る。 

 

サンティアゴの隠れた勝因に意外なタフさが挙げられる。 

 

その分ボディーは薄く強くないのだが、岩田のボディーによく耐え、足は最後まで止まらなかった。 

 

敗者岩田。正直この敗戦はとても大きく厳しいものだ。