5月4日米国ラスベガスでの防衛戦を控えている井上尚弥。 

 

米国での試合は4度目だが、今回は正真正銘大箱でのメイン。 

 

過去試合とは意味合いが違う。 

 

井上尚弥のモチベも高かろう。 

今回はここ数年の調整とは違いスパーリングパートナーを国内調達。 

 

今までメキシコ、比国、米国らから階級の上の選手をパートナー招聘。 

 

時に目にアザを作る程、激しいスパーを経てリングへ上がった。 

 

今回は以前から良く手合わせをしていた石井渡土也(22日JBC-SB王座獲得)、砂川隆祐(JBC-SFe2位)高優一郎(JBC-Fe12位)ら国内勢をパートナーとして調整を続けた。 

 

理由として海外からのパートナーに「意外と違ったな」と違和を感じることが有った為だと言う。 

 

今回は防衛戦相手のラモン・カルデナスがオーソドックスなスタイルの為、日本選手の中から自分で選んだ方が良いと判断した模様。 

 

渡米後も帯同する井上拓真、浩樹らとマスで仕上げていくとのこと。 

 

この臨機応変さも井上尚弥の強さの秘訣だろうし、怪我防止の観点でも意思が伝わりやすい日本人選手とのスパーは悪くない。 

 

何しろ今年は4試合をこなすという過密スケジュール。 

 

試合前、試合中の怪我は工程を狂わす最も重大なリスク。 

 

無事ベガスのリングへ上がり、無傷勝利で帰国して欲しいものだ。 

 

 

まさに明後日の方向から飛んできたカード。 

 

6月14日米国ニューヨーク州。

 

前日本ライト級王者(IBFライト級6位)三代大訓(横浜光)と次世代スター候補・IBFライト級2位アンディ・クルス(キューバ) が「IBF世界ライト級挑戦者決定戦」として相まみえるとのニュース。 

IBF世界ライト級挑戦者決定戦と銘打っているが、現在IBF王者ワシル・ロマチェンコは半引退状態の為、王座決定戦に格上げになる可能性も有る? 

 

近年ではテオフィモ・ロペス(IBF-L挑戦者決定戦)、フェリックス・ベルデホ、ワシル・ロマチェンコと怒涛の3連戦を行った中谷正義。 

 

ミゲール・コットVS亀海喜寛(WBO-SW挑戦者決定戦) 

 

シャクール・スティーブンソンVS吉野修一郎(WBC-L挑戦者決定戦)らと同じ日本人選手(Bサイド)がAサイドスター選手ホーム国へ乗り込んで行くという構図。 

 

ただ今回は明日のスター選手というか伝説を作るとまで期待されているアンディ・クルスとの一戦。 

 

先ほどのサンプル例とは少し違ったフレッシュさがある。 

 

東京五輪金メダリスト。アマで無敵を誇った天才アンディ・クルス。 

 

現在WBO世界ライト級王座に就いているキーション・デービスはアマ時代ついぞクルスに勝つことは出来なかった。 

 

英国マッチルームからウルトラCでプロ入り後、メキシカン相手に5勝(2KO) 

 

もはや完璧とも思える防御技術を有しているので、相手射程圏内に身を置き、圧を掛け続けスピーディなブローを繰り出していく。 

 

正直三代のパンチは何発当たるのだろうか・・・と思える程技術差は大きい。 

 

三代の生命線は左だが、国内で戦っているスタイルをそのまま米国へ持って行っても奇跡を起こすことは出来ない。 

 

対峙して初めてわかる独特タイミングの左を持つ三代だが、クルスはアマ時代すでに学習済。 

 

クルスの勘と目の良さを逆利用する様な意表を突くタイミング(丸田戦で見せた視線を外して放つノールック左フックは有効?) 

 

そして勝ち味の遅いスタイルを棄てる事は必須。 

 

日本人として三代応援の線は崩さないが、クルス技術を堪能する試合となりそうだ。 

前日本ライト級王者三代大訓。 

 

先日JBCより「グローブ装着違反」と「厳重注意」されてしまった。 

 

ワードだけを見るとまるで重罪人。 

 

ボクシング史上最悪の反則パナマ・ルイスの中綿抜き取り事件&バンデージに石膏事件などを想像してしまうが、現実は勝敗を左右するようなものではない内容。 

 

JBCはいわゆる「グローブ絞り」防止の為、 

 

「(グローブの)紐は手首の外側でクッション部分にかからないように縛る」 

 

「テープで紐をすべて覆う、手首のみに巻き、クッション部分をしぼらない」 

 

とルールで定めているが、昨年12月に行われた三代防衛戦で「テープがクッション部にまで及んでいた」と三代が「グローブ装着違反」として告示された。 

※「グローブを絞り固めていたかは確認できない」と報告されている。 

 

ただ当然JBCの立ち合いの下、バンデージ、グローブ諸々チェックを受けて試合をしている三代&陣営に非はない。 

 

残念ながら当日立ち会ったJBC職員は(責任を感じて)退職しているとのこと。 

 

また嫌なのは相手側ジムがSNSで当該事案を報じる記事をUP。 

 

これは自ジム選手のことを思えば理解は出来るが、三代もこれに反応・・・。 

 

ネット民は相手側選手の過去試合画像でグローブテーピングを指摘。 

 

三代同僚ボクサーも「参戦」 

 

我々拳闘支持者はこんなゴタゴタ見たくない。 

 

正直昔から「グローブ絞り」「グローブ壁たたき」「グローブを体重で潰す、紐で縛る」などは裏ワザ的に横行していた。 

 

メキシコでの試合では使い古した凶器の様なグローブが使用されているケースもあるが、とにかくJBC管轄の試合は厳しく公平に開催されていると世界的評価も高い。 

 

但し今回のケースの様に試合後に発表されるとは「選手ファースト」と乖離しており残念。 

 

もうこんな誰も幸せにならない様な事は今回限りで! 

三代も噂されているアンディ・クルスとの大一番に気持ちを切り替えよう。