14日米国ニューヨーク州興行で行われた 

 

IBF世界ライト級挑戦者決定戦 アンディ・クルス(キューバ)VS三代大訓(横浜光) 

1R、フレームは三代が一回り大きいが、クルスは実に柔らかい身体使いで対峙。 

 

対して三代はひざ下のみならず全体が硬い。 

 

生命線の左を突くが、差し負け簡単に右を被せられる。 

 

クルスは右カウンターから連打を仕掛ける。 

 

三代の右フックがガード越しに浅く入るが、もっと泥臭く攻めないと・・・。 

 

10-9クルス 

 

 

2R、クルス速いストレート攻撃。 

 

そして硬いブロックで三代動作を凝視。 

 

余裕のクルスは左ジャブ省略、右からのパンチ。 

 

左へのスイッチも見せる。 

 

身体が硬い三代はクルスのコンビを食らい効いている。 

 

10-9クルス 

 

 

3R、三代は身体の動き速度を上げるが、見切られている。 

 

右を食らい守勢一方の三代。 

 

我慢して前へ出るが左ジャブを食らう。 

 

クルスはワンツーから追撃の右でダウンを奪う。 

 

ダメージあるダウンを喫した三代にクルスは上下コンビにサイドステップ迄入れる無情な攻め。 

 

ストップ直前だが、ゴング前に二度目のダウンでこの回を終えた三代。 ※倒れなかったらストップも?

 

10-7クルス 

 

 

4R、ストップ負けを防ぐ為に意識して動く三代だが、単調度加速。 

 

余裕のクルス左ジャブで削られ、やり過ごされる。 

 

後半でコンビの時間を長くするクルス。 

 

10-9クルス 

 

 

5R、開始前にドクターチェック受ける三代。 

 

KOフラグが立ち、クルスは倒しにかかる。 

 

ただその攻撃は力みを感じさせない実にスムーズなコンビ。 

 

また例の如くサイドからの攻撃。 

 

コンビを浴び続ける三代に主審(エリック・ダリ)はTKO宣告(5R1分13秒)

 

予想されたが圧倒的な技術差に三代は何もできなかった。 

 

開始数十秒でクルスは相手を見切り、世界戦を見据えた調整試合へ移行。 

 

相手の硬さへスムーズなコンビ、カウンターでいとも簡単に勝利した。 

 

先日キーションがライト級戦線から「離脱」 

 

このクラスの覇者になる最有力候補へ躍り出たアンディ・クルスは6勝(3KO) 

 

無理にKOを狙わないスタイルだが、結果倒すようなキャリアが増えていくと思われる。 

 

世界最高峰の技術を堪能した一戦だった。 

19日大田区総合体育館で行われる 

 

WBO世界ウェルター級タイトルマッチ 

 

日本ウェルター級最後の切り札佐々木尽の挑戦を受けるブライアン・ノーマンJrが試合の二週間という異例の早期来日。 

 

日本での拠点とした大橋ジムで順調な仕上がりを見せている。 

帯同している父親がトレーナーを務めているが、何と現役選手と言うから驚き。 

 

ノーマンの迫力ある練習動画に驚くほど初心ではないが、調子自体は良さそうだ。

 

このレベルの選手が王者なら佐々木戴冠時に感動と価値が増すというものだ。 

 

身長は173cmと平均以下。

 

近似フレームではケル・ブルック(英国)を思い出すが、無双王者ブルックへ挑む事を思えば確実にチャンスは有る。 

 

パワー、スピードは互角。技術、防御は一枚も二枚もノーマンが上回るが、佐々木の拳が全てをひっくり返す可能性がある。 

 

ノーマンも27勝(21KO)2NCの内1RKOは何と13回と佐々木同様短期決戦型の顔が有る。 

 

開始ゴングから手に汗握る攻防が観られる。 

 

瞬き厳禁とはこの試合の為に有る言葉だ。 

 

自信満々のノーマンだが、頭のねじがぶっ飛んだような佐々木の事は内心怖いはず。


 装着グローブは8オンス!

 

恐怖を手懐けた方が勝つ一戦だ。  

 

キーション・デービス 

 

トップアマからプロ入りし、卓越した技術で一気にWBO世界ライト級王者に駆け上がった。 

 

そのデービスがネクスト・メイウェザー候補の一人であることは間違いなかったのだが、 先日予定されていた自身初防衛戦計量で何と「1.95kgオーバー」 

 

その後の「乱闘騒ぎ」は単なるプロモーションの一環と信じたいが、悪手以外の何物でもない。

 

この蛮行で王座と共にスター候補の資格すら失った。 

 

恐らく才能の有るデービスのこと。 

 

転級してしれっと王座に就くだろうが、ライト級でジャーボンテイ・デービス、アンディ・クルスらとの手合わせをせずして、スーパーライト王座に就いてもファンの支持を得られない。 

 

ボクシング界のヒーローとなった先人たちは、全て強力なライバルたちと戦い、しのぎを削りその座に就いた。 

 

そして何よりも自分に負けずにボクサーとしてのプライドを見せ続けた。

 

キーションは恐らくウェルターまで無敗で制覇するだろうが、ヒーローへのパスポートを自ら手放した。 

 

個人的には7日の「試合」で失格したキーションへ黒星を記録すべきと思う。

 

アマ時代から推していた選手だけに残念だが、キーション無双を目の当りにすれば 夢中になっている自分も想像できる 😢

神は時に与えてはいけない輩へ天賦の才を授ける。悩ましいものだ。