ボクシング・ビート最新号 

表紙は中谷潤人VS西田凌佑 

 

【中谷VS西田】 

ビート誌は試合内容を絶賛。 

 

ひとえに西田奮闘によるものだが、過ぎると仮にも王者だった西田に失礼になる。 

 

自分はビート誌が書くように「年間最高試合にノミネート」までの戦いとは思わなかった。 

 

ただ一見スピードに欠けた中谷のパンチは、試合後

「腕とかアバラとか体に当てていく事が(テーマ)、多少遅くても確実にダメージを与えるという面では問題は無かった(中谷)」とのコメントは腑に落ちた。 

 

【那須川VSサンティリャン】 

例のカエルパンチ。 

 

当日那須川のトランクスは緑色。まさかね・・・。 

 

【武居防衛戦他世界戦レポート】 

相変らず見事な画像ばかり。 

 

芸術性は別にしてこと記録画像と言う観点では日本のカメラマンは世界レベル。 

 

【田中恒成、ロマチェンコ引退記念フォト】 

奇しくも12戦目で三階級制覇を果たしたもの同士の引退。 

 

田中が無事にリングを下りられたことに安堵だが、目の怪我の経緯は笑えない。 

 

ジムの判断が適切だったかと言うと・・・。 

 

【誌上博物館】 

串木野純也。自宅は正に「博物館」 

 

とにかくこの頁読んで欲しい。 

 

情報量多すぎ! 

 

【飯田覚士対談】 

大橋秀行会長。 

 

ジムのネクストモンスターは坂井優太にアマの片岡雷斗。 

 

片岡は「ミゲル・カントにそっくり」(大橋会長) 

 

今度チェックしよう。 

 

【旧敵再開】 

畑中清詞×丸尾忠:この試合は後楽園で生観戦。 

 

畑中の出世試合。丸尾はパンチ有ったが、アゴがね・・・。 

 

岩本弘之×安藤文治:これも好試合だった。 

 

昔は地方ジムからの挑戦者が東京の王者から王座を奪うケースが今よりも多かった。

 

【ニノ・ベンベヌチ氏、マイク・マッカラム氏逝去】


イタリアの伊達男。 ベンベヌチ氏逝去。

 

元五輪金メダル(ウェルター)から世界ミドル級王者になった国民的英雄だった。


またクロンクジム裏番長マイク・マッカラム氏も旅立った。何でも出来た万能派ボクサー。

巧かった…。


今度の休みに両雄を偲んで動画を観ます。 

 

ご冥福をお祈り申し上げます。 

 

先日の大田区総合体育館の惨劇。 

 

他カードを簡潔に 

 

【大橋蓮(大橋)VSラン・コウコウ(中国)】 

 

トップアマからプロ入り後、3連続KO中の大橋。 

 

サウスポースタイル大橋はやや重心を低くし対峙。 

 

前の手も巧く左アッパー迎え撃ち。 

 

ボロ気味に飛ばし続けた。 

 

ただ考え過ぎなのか強弱意識する余り、拳の握りが甘い軽打が目立ち相手を削れない。 

 

中国のランも時折左フックを当てる。 

 

拙戦の大橋だが主審忖度ストップで5R2:23TKO勝ち。 

 

このスタイルでは客を呼べないし、大橋軍団二軍行きだな。拳でも痛めていたら話は別だが・・・。 

 

 

【森脇唯人(ワールドスポーツ)VSベク・ハソ(韓国・モンゴル)】 

 

自分が楽しみにしていたカード。 

 

規格外森脇のデビュー戦。 

 

ただ最初から最後まで硬さが取れず、悪い時の森脇が露呈した。 

 

3R左フックでタフな相手からダウンを奪ったが、その後はバタバタの一人相撲。 

 

常に迫力を感じさせる動き、パンチを出すのだが、照準が合わずにミスブロー連発。 

 

これが良い意味でのバラツキ軌道なら悪くないのだが、とにかく膝下が硬く課題が残った。 

 

5Rにこのクラスでは致命的につながる一発を食らい、8Rも右を貰い足に来てしまった。 

 

採点は大差(自分の採点は78-73で森脇) 

 

仮に再起した但馬が同じクラスへ下げてきたらライバル再びだな。 

 

 

【IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ  タノンサック・シムシー(タイ)VSクリスチャン・アラネタ(比国)】

 

来場者へギフトの様なカード。 

 

レベルの高い世界戦ではあった。 

 

動き、スピードはタノンサックだが、ことパワーでは段違いにアラネタが上回っていた。 

 

一見アンカハスの様なサウスポースタイルから放つ左は重かった。 

事実3R左フックカウンターでタノンサックからダウンを奪うアラネタ。 

 

5Rも完全に左一発狙いスタイルから相手をグラつかせたアラネタ。 

 

しかし8Rでパンチを決めた処で勝ったと思ったのか?ただでさえ少ない手数が輪をかけて止まる。 

 

スタミナ残量は相手を上回っていたタノンサックは動き、9R~ポイントを拾っていくというか手を出さないアラネタにポイントを付けられない。 

結果この寒い展開は12Rまで続いた。 

採点は2-1でタノンサックを支持。(自分の現場採点は115-112でタノンサック) 

※1、2、4、7、9~12Rをタノンサックに付けた。 

 

実力では上回りながらアラネタの自滅負け。 

 

タノンサックは秘めた能力はあるので化ける可能性も有るが、はっきり言って狙い目の王者。 

 

日本人ランカー垂涎の的だろう。 

 

 

【JBC-Fe王座決定戦 阿部麗也(KG大和)VS大久祐哉(金子)】 

 

世界戦失敗から再起ロードを歩む阿部。 

 

この日もやや不器用な動きの大久相手に技術でペース奪う。 

 

5Rまで自分の採点は49-46で阿部。 

 

ただ相変わらずパンチは浅く、時折大久のパンチを食い始める。 

 

大久は打点が高くミスが多かったが、良い具合にアジャストし始めたが、時すでに遅し。 

 

阿部が判定で日本王者返り咲き。自分の現場採点は97-93で阿部。※5、7、10Rを大久へ付けた。 

再度王者となった阿部。ただこれ以上の進歩はもう無いだろう。 

 

 

【OPBF-W王座決定戦 田中空(大橋)VS小畑武尊(ダッシュ東保)】 

 

セミに組まれたこの一戦が会場を大いに盛り上げた。 

 

ひとえに元日本暫定王者小畑の頑張り。 

 

田中のパワーチャージにロープ、コーナーへ詰められながらも果敢左カウンターを返し場内を沸かす。 

タイミングのみで放つパンチなので田中も攻め続け、潰しに出て行ったが、余りに被弾に無頓着では心配になる。 

最後は諸々鑑みた主審がストップ宣告(4RTKO) 

 

結果もう数ラウンド行けた可能性も有るが、この展開でのストップは妥当だ。 

 

田中は165cmのウェルター級という独自路線。 

 

パワーと目を引くスタイルは注目を集めるだろうが、とにかく防御を磨こう。 

 

この試合後、メインを観たが世界との差は歴然。 

ただ人気の出そうなスタイルだけに国内では貴重なタレントだ。

 

本日は大田区総合体育館へWBO世界ウェルター級タイトルマッチ 

【ブライアン・ノーマンJr(米国)VS 佐々木尽(八王子中屋)】観戦に。 

 

本興行は好カード揃いでセミも小畑武尊の奮闘で盛り上がったが、どこか気もそぞろ。 

 

今宵はメインの世界ウェルター級タイトルマッチ一択だった。 

 

佐々木尽リングイン前、朴訥に今までの歩みを語る佐々木の声が会場に響き渡る。 

 

思わず落涙寸前 

 

佐々木リングインはいつもの佐々木劇場。 

 

ノーマンにオーラは未だ感じないが、やはり本物感を漂わせてリングへ。 

1R開始。予想通り積極的な佐々木だが、ノーマンのコンパクトな左フック一閃。 

 

早くもダウンを喫する佐々木。 

 

しかしこれは想定内。 

攻めに逸り身体の硬い佐々木。この時間帯のダウンで幸甚と思ったが、二度目のダウンを追加され、ピンチに陥る。 

 

何とかKOを免れ1R終了のゴングを聴く。 

 

ただ「ダウンを喫しながらも逆転KO」を予想した自分も二度のダウンは想定外。

 

ダメージもある佐々木だが、持ち前の回復の速さと気の強さで攻め入るシーンも演出。会場を沸かす。 

 

自然と沸き起こる佐々木コール。 

肉を切らせて骨を断つ如く、リターンを敢行する佐々木。 

 

時折良いタイミングでパンチも入るのだが、俄然有利な状況であるノーマンには効かない。 

 

精神的有利に立つと相手のパンチは効かない。得てしてそういうものだ。 

 

3Rには右を食らいふらつく佐々木。このダメージは大きかった。 

 

佐々木はもっとストレート系やジャブが欲しかったが、ダウンで冷静さも失っていたのだろう通常よりも増して危なかしい体勢で強豪王者と対峙。 

 

途中左ジャブボディーを放ち始め、若干功を奏した感も有ったが、ノーマンはあえてこのパンチを打たせ、最後はこのパンチを利用して恐るべき惨劇フィニッシュを果たした。 

佐々木の左ジャブボディーへ切れ味抜群の左フックを振り抜くと佐々木は後頭部をうつ危険なダウン。 

何と主審はカウントを数えるが、佐々木陣営から棄権の意思表示で5R0:46KOでノーマンが圧巻の強さを見せつけた。 

会場で観ていて正直ノーマンは能力全開放はしていなかった・・・。 

 

勝負は1R2度目のダウンで付いていた。 

 

残酷なまでに力の差、技術の差が有った。 

 

ただ担架で運ばれる佐々木に対し、会場から「ありがとう」との声が飛んだ。 

 

自分も正にこの言葉を佐々木尽へ送りたい。 

 

23歳の若者に夢を見せてもらった。 

 

心より感謝し、奮闘を称えたい。 

 

鬼神の如き強さを見せたノーマンだが、ウェルターにはノーマン以上の選手が控えている。 

 

恐るべしウェルター級。