健文トーレス。 

 

諸々の背景から一時はその名前を出すことも憚られたが、現在はJBC傘下ボクサーとして復帰。 

 

その契機となった試合が2024年5月敵地比国へ乗り込み、当時WBO世界バンタム級1位だったレイマート・ガバリョを1RTKOで下すという時空を超えた最大級の番狂わせ。 

 

9年振りに再起後、1勝3敗の当時36歳の終わった男が世界1位を1Rで下すなど誰も想像つかなった。 

 

トーレスは勢いそのまま次戦でWBO世界スーパーフライ級1位KJカタラハを微妙な判定ながら下し、2戦連続で世界トップランカーを下すという快記録。 

 

但しその後の尿検査で利尿剤(トラセミド)が検出され、半年間(~2025年6月20日)のサスペンド処分を受けるあたりは、ボクシング支持者に複雑な思いを抱かせた。 

 

そのトーレスが最後のチャンスを掴んだ。 

7月20日キルギスでWBA世界スーパーフライ級暫定王者デビッド・ヒメネス(コスタリカ)と対戦することが決まった。※主催は3150FIGHT 中央アジアでの選手開拓も兼ねた意義ある興行。 

 

勝者はWBA同級正規王者フェルナンド・マルティネス(亜国)への挑戦権を獲得する。 

 

JBCは暫定王座を認めておらず、形の上では「挑戦者決定戦」として開催される。 

 

我々もヒメネスの事をとても王者として見られないが、暫定王座戦でスター候補だったジョン・ラミレス(米国)を破った様にしぶとく地力は有る選手。 

 

トーレスの中では間違いなく世界戦だ。 

 

もしキルギスでまたも奇跡を起こしたら1位、1位、暫定王者相手に3連勝と狙っても出来ない快記録。 

 

堂々と強豪王者(マルティネス)へ挑めるというものだ。 

 

人生はやり直せる。 

 

キルギスでの戦いがどの様な結果に終わろうとも、この健文の再起ストーリーを称えたい。 

 

頑張れ健文トーレス!ヒメネスへレッスンを付けてやれ! 

 

 

 

日本期待の佐々木尽を完膚無きままに叩きのめしたブライアン・ノーマンJr 

 

一部日本の識者に将来のPFP候補と絶賛された。 

確かに現地観戦でその強さを目の当たりにし、余力をもって佐々木尽を子ども扱いにしたので、自分もノーマンにその力が宿っていると信じたい。 

 

また真摯なリングマナーにも好感を持ち、今後ノーマンを応援する気持ちが芽生えた。 

 

過去日本リングでは王者初期時代に日本人挑戦者を一閃、その後怪物王者に育ったボクサーらが居る。 

 

アルゲリョ、ゴメス、クエバスらだ。 

 

また日本人王者から王座を奪ったロマゴンはPFP NO.1の座に就いた。 

 

ノーマンが今後彼らのポジションに到達するのか?? 

 

現在世界ウェルター級はジャロン・エニスが頭一つ図抜けているが、転級が噂される。 

 

エニスとの対戦無きままPFP入りはあり得ないが、ランカーにはコナー・ベンなど大金を稼げそうな相手も有り、ジョーカー的な存在のデビン・ヘイニーもいる。 

 

しばらくはこのクラスに留まって欲しいな。 

 

果たして我々は将来のPFPボクサーを観たのか否か? 

 

佐々木の打ち終わり姿勢の悪さに左フックは用意していたパンチ。

 

これでダウンを取り、以降の工程は実に楽なもので強さ倍増で大きく見えたのも事実。

 

現時点ではノーマンJrの力は測りかねる。

 

数々のウェルター級グレート達を観てきた自分には、技術を感じたが凡庸な王者にも映るのが正直な感想。 

 

※若干サンプル例として違うが、三原正から王座を奪ったデビー・ムーア(米国) 

 

観戦直後、これはすぐに落城と思われたが、アユブ・カルレの挑戦も退け計3度の防衛を果たし、ノンタイトルながらウィルフレド・ベニテスをも倒した。 22歳ムーアは王座獲得が自信となり成長した。

 

王者は未だ24歳。ブライアン・ノーマンJrの次戦が楽しみだ。 

 

先日嬉しいニュース! 

 

元世界フライ級王者内藤大助氏が亀戸に自身ジムをオープン。 

ジム名は尊敬するリカルド・ロペスから取った「EL Finito」 

 

https://el-finito.com/ 

 

 

昨今のトレンドでプロ加盟をしていないことは少々寂しいが、元世界王者がジム経営に乗り出すことは大歓迎。 

 

全国に貴重なインフラであるボクシングジム数が増えることはとても喜ばしい。 

 

内藤氏がグローブを握ったのは、過酷な学生時代を経て東京に出てきた時。 

 

いわゆる叩き上げで世界王座に就いた。

 

優しく業界で内藤氏の事を悪く言う人はいない。 

 

きっと子供たちの人格形成にも役立つ時間を創成をしてくれることだろう。 

 

また内山高志率いる「KOD LAB」がプロ加盟をするとの事? 

 

現在大手ジムからデビューするアマエリート達が国内リングを席巻しているが、 この構図は頼もしくも有るが、寂しさも感じる。 

 

叩き上げボクサーがアマエリートを食うという熱い試合もファンは求めている。