前回4月17~19日キルギス3DAYS興行を

「現在各地で勃発している戦争の影響で、選手、関係者、機材などを現地へ送り込めるか?また諸々の経路で現地へ入った選手のコンディションが担保できるかなど」

 

という理由で「延期」5月24日へリセットされた興行が結果「中止」・・・。

 

もう選手のことを想うと言葉がない。

 

運営側がどれだけガバナンスが利いていないのか内部状態は推して知るべし。

 

要は素人が手を出してはいけない業界に首を突っ込んだ末路だ。

 

キルギスという国情を周知せずに投資ビジネス向上のためにボクシングで関係構築を目論んだが、諸々の勢力にカウンターを食らった結果としか第三者からは見えない。

 

戦況下であることは間違いないが、世界のボクシングシーンに停滞は見られない。

 

事実外務省のキルギスへの渡航警戒レベルは1(平時)だ。 

 

この延期の本当の理由を明らかにすることは出来ないだろうが、度重なる延期に選手の心理面はズタボロだ。

佐野や京之介は所属ジムとの関係上、3150LUSHからの離脱は出来かねるが、3150系と「契約」していた選手が「次々」と離脱しているところに答えがみえる。

 

6月6日の充実したカード開催を実現するなど3150LUSHも明の部分はあるが、暗がとてつもなく暗く、ダーク臭を感じざるを得ない。

 

「何でもありのおもちゃ箱」インディペンデント系プロモーションとして独自カラーを打ち出していた3150LUSH

 

業界への刺激が有ったことは事実で亀田興毅の選手ファーストの言葉に嘘はないだろうが、この金主の一丁目一番地?キルギス路線は危険すぎる。

 

最後運営は6月6日愛知県興行に佐野や京之介のカードを加える可能性もあるが、ここは一旦リセットし、新たな舞台を用意してあげて欲しい。

 

付け焼き刃的な6日への延期では選手の心が持たないし、相手選手は来ないだろう。

先日「NEWSzero」へ出演した際、中谷潤人戦を振り返り、

 

「ベストパンチは11Rの右アッパー」と述べた井上尚弥。

 

このパンチを食らった中谷は「左目眼窩底骨折」の疑いで、試合後記者会見を5分間で切り上げ、病院へ直行。

 

追加報道で眼窩底に異常なしとのフレーズもあったが、先日「眼窩底骨折修復手術を受け、トレーニング再開まで3~4か月間を要す」ことが発表された。

 

井上戦の健闘で一躍名が売れた中谷にとり、このブランクは歯がゆいだろうが、毎試合前に150ラウンド近くのスパーを熟している中谷にとり、良い休養だと前向きにとらえたい。

 

眼窩底骨折=強打被弾という単純思考構図でもないのだが、今回の井上のパンチはやはりタイミング、パワーがあった。

 

それを試合前から狙っていたとなると・・・。

 

公開練習でサンドバッグへ擦る様な右アッパーを披露。

 

試合中も

「小さく入って右アッパー」との指示が真吾トレーナーから飛んでいた。

 

それを見事チャンピオンシップラウンドに炸裂させるとは、井上の勝負勘に脱帽だが、この被弾にもひるまずに判定決着へ持ち込んだ中谷の心体タフネスぶりにも凄まじいものが有る。

 

生観戦した自分はお腹いっぱい。

 

もう両者の再戦はしばらくは観たくないな。

 

年末に行われる?中谷再起戦が一般からの反響含め楽しみだ。

 

ケースは違うが亀田大毅との対決後、一気にメジャー路線、人気王者となった内藤大助のようなことが中谷潤人に起きるかもしれない!

 

日本拳闘を引っ張っていくには、井上尚弥だけでは厳しい。

 

中谷がもうひとつのエンジンとなることを願わざるを得ない。

※噂の壁画を見てきた。

 

これ缶スプレーで描いているわ。素晴らしいアートだ。

 

期間限定披露とのことなので、皆様お早めに!

 

 

 

先月末有明アリーナで行われた武尊の「引退試合」

 

観ている者の心を打つ素晴らしい内容で見事強敵ロッタン・ジットムアンノン(タイ)を5RKOで下し、リベンジを果たすとともにラストファイトを飾った。

あの連打は昭和の拳闘を思い起こす激しいもの。

 

また試合後の検査で武尊の足は折れていたという。

 

まさに明日知れぬスパークだった。

 

この試合の模様は当日フジテレビが地上波で放映(世帯視聴率2.8%)。

 

フジテレビが打撃系格闘技を地上波で手掛けるとは、関東ローカルの深夜放送を除き、それこそ井上尚弥世界戦以来?(VSノニト・ドネア初戦)

 

この地上波放映は武尊の悲願。

 

大きな話題を呼んだ那須川天心との「THE MATCH」の際にも地上波放映に固執していた。

 

噂では50万件売れたというPPVでの報酬よりも地上波放映の大切さを説いていた武尊。

 

今回も朴訥ながら以下のコメントを残した。

 

「地上波に関しては、本当にデビューからずっと言い続けて。僕がホント、上京した年に昔のK-1が消滅して。テレビで格闘技がなくなって。世間に格闘技が届きにくい時代になってしまってたので、それを戻したかったっていうのもあるし。

今、ネットで誰でも簡単に見られるようにはなってるんですけど、やっぱ格闘技に興味ある人しかわざわざネット開いて接続して見るっていうのがなくなってしまってるんで。

テレビって家で家族団らんしている時にチャンネルをたまたま変えて。面白そうだな…僕も元々それで格闘技を好きになってるし、そこからパワーもらってる。

やっぱ、僕が引退した後、格闘技界が盛り下がらないためにも、この大会を地上波放送してもらえることによって、また新しい格闘技のファンも増えると思うし、僕を見てくれた人でも、同じ大会に出てる若い選手だったり、これからの選手のことを注目して。

また格闘技ファンになってくれる人も絶対いると思うので、そういう意味では絶対この地上波っていうのは大事な一つの部分だと思います。今回引退試合でそれが決まったのは凄く嬉しいです」

 

もうこの言葉が全て。

 

世界でもトップクラスのセレブボクサーになった井上尚弥の試合が地上波で流されることはない。

 

精々試合後数週間で会員数235万人と言われるWOWOWでの放映が関の山。

 

当日生中継はPPV配信で構わない。

 

井上尚弥のみならず出場選手各位が相応の報酬を享受出来る。

 

選手ファースト。競技者増加にも寄与するだろう。

 

大橋ジムも井上マネーを業界に還元している。頭が下がる。

 

ただ自分はやはり地上波を敢行して欲しい。

 

それが後日の放映でも構わない。

 

試合後1週間経てばPPV購入数への影響も軽微だろう。

※今回井上VS中谷はPPVは驚異の100万件超え。凄すぎる

 

後日ゴールデンタイムで試合結果が判明しているスポーツ番組が視聴率を稼げるかというと?マークだが、そこは番組内容だ。

 

無傷なら本人出演や過去アーカイブで魅力ある番組作りは可能。

 

この地上波放映を見た学生やキッズがグローブを握ってくれ、会場へと足を運ぶ。

 

とにかく少子化は止まらない。

 

競技人口減少は業界にとり最大のリスクのひとつ。

 

地上波放映で多くの層へリーチをかけるべきだ。


来月開催のサッカーW杯。日本代表全試合はNHKが放映する。


自分はもとより多くの幼きサッカーファンが熱狂することだろう。


拳闘界から見ると実に羨ましい構図だわ。