あれもあれだから家つくっちゃいました。 -48ページ目

土地雑感

そりゃあ、条件のいい土地のほうがいいに決まってる。

でも、その分価格もあがるのは当然。


だから普通は、条件に優先順位をつけて、予算内で妥協するんだ。

妥協っていっても、それは納得の上での妥協だから。

土地のマイナスを上手に解消できる家を家族で悩みながら建てることができたなら、

喜びは2倍だと僕は思う。



そうか、あえて条件のある土地のほうが僕は好きなんだ。

アマノジャクだから。

義母からの圧力

契約まであと4日に迫った日曜日。


どうしてもあの区画に納得がいかず、僕の携帯に電話をくれた。


「何もあんな区画選ばなくても、もう少し探してもっと条件のいいものを探したら?」


「条件のいいものといっても、その分値段が上がりますし…」


「建ててから後悔しても遅いのよ」


「むしろ、この土地で、僕たちが考える間取りで作れなかったら、それこそ後悔すると思います」


「なんだったら値段が上がる分、こっちでもう少し援助の額ふやしてもいいのよ」


「いや…そうゆう問題ではなくてですねお義母さん、それはもちろん、土地だけを見れば

決して価値の上がるような物件ではないですけど、建物の造り方しだいでマイナス点をプラスに

できれば、僕はそれでいいと思うんです。それに、お金をだせば良い家が建つという考えは僕には合わないです。うちの実家からも、そちらからも随分助けてもらってますけど、それでも限られた予算の中で、納得しながら家づくりを進めることが大事だと思うんです。”足りないから足す”っていうのは僕はあんまり…」


「あのね、今ね○○○駅徒歩13分に物件があってね。建売で今作ってる最中なんだけど、

なかなか良さそうなのよ。これが○○○○万なんだけど」


「建売ですか」


「建売でも今は昔みたいに変なのは造らないから」


「たしかに、その値段で○○○駅徒歩13分なら手ごろな値段ですね。でも、その手ごろ価格のツケは

どこにかかっているんでしょう。僕が思うに、建物に負担がかかっているんだと思いますよ」

「それに、せっかくのお金を出して住むんですから、既成の間取りではなくて、自分たちで考えた間取りに

住みたくはないですか」

「その物件の良し悪しは別として、僕は建売に不安があるんです。信頼できる工務店を見つけて、そこで

自分たちだけの家をゼロから作りたいんです。」


「…。そこまで言うなら、私はもう何も言わないわ」

「わがまま言ってすいません」


「じゃあ、そうしなさい」


ガチャ。


やっちまった。どうなるんだろこれから。


そりゃあ、僕だって悩んださ。でも義母さんは、自分の意見が絶対正しいと思う人なんだよね。

でも言われた相手の気持ちも考えて欲しいです。援助してもらってる人の意見だから、無碍には断れないってことを。それを断ることがどれだけ辛いかってことを。

おそらくもし今後、後悔するとすれば、住み心地のことよりも義母さんの意見を汲んであげれなかったことに後悔すると思う。



融資の相談

安月給のため、我が家のローンは夫婦の合算で考えていました。

でも、ローン審査って前年度収入を対象にするんだって。そうすると

カミさんは去年から働きはじめたから、今(1月)申し込むと、カミさんの

収入が反映されず僕だけの収入で審査されちゃうんですよね。だから、

当初は「申し込みは年度が変わる4月になってからじゃないと」って思ってました。

てか、もう去年の源泉徴収票きてんだけど…


まあそのへんの事情も含めて、ちょっくらひやかしに行ってみるか(てか切実なんですけどね)


まずは我が家のメインバンク(てか、そんな大それたものではないけれど)

Y銀行へ。

僕「あの~これこれこうゆう事情があるんですけど、仮に夫婦の合算収入で申し込んだ場合

○○○○万円の融資は通りますでしょうか?」


行員「共有名義の融資の場合、奥様の勤続年数と収入だと条件があわなくて無理ですね」


ガーン。。。そっか、うっかりしてた。僕だけ条件満たせばいいと思ってた!!!

じゃあ、希望額は無理ってことかしら??


行員「いや、ご主人さまの年収だけでも希望額なら大丈夫だと思いますよ」

僕「へ?平気なんですか?」

行員「ええ、、まず大丈夫です」

僕「じゃあ、ちなみにあと100万追加したりしたらどうですか?」

行員「それでも大丈夫ですよ」


なんだろう、この肩透かし感。僕はてっきり、「あなたの安月給じゃ、奥様と足してもちょっと難しいですね」

なんていわれちゃう心の準備もしてたのに(笑)


じゃあ今でも申し込みできんじゃん!!


ありがとうY銀行!!。



てことで、次はJエーにいってみよっと。

JAは利率がいいから前から気になってたんだよね。


僕「あれもあれで、○○○○万円、どうでしょうか?」

職員「具体的に申し込んでもらわないとOKかどうかは言えません」

僕「そ、それでも年収で大体の目安みたいなのってないんですか?」

職員「うちは総合的に判断しますので」


なんだこの差は。

もうお役所だな、ここは。

感じ悪!!


かと言ってJエーの利率はあなどれんしな…

でも、給与の振込みを変更しないと毎月毎月口座に振り込みに行かなきゃいけないのはめんどくさいし。


ん~どうしよか。

希望区画の変更

自分たちも悩んでいたので、義母さんの意見も取り入れて、売主さんに区画の変更を電話で連絡する。 すると、希望する区画は、今回は販売を見送る予定だとの回答。理由は、当該区画が第2期(今回販売)と3期の堺にある区画で、3期の造成工事によっては今よりも区画の条件が良くなりそうだとのこと。その為、販売価格も見直しして(値上げして)、3期分として販売するという。 今でも予算より割高な区画なのに、これ以上高くなるようでは手が届かない。カミさんは「先に価格を提示しておいて、今さら値上げするなんて」と、ムッとしていたが、未公開の、一般販売前の段階なのでいかんともしがたい。ならやっぱり前の区画だな。

お義母さん、即却下

昨日、むこうの実家に行き検討中のNO▲ほか分譲地の図面を両親に見せる。

やはり、、、7番即却下!!!「間口も狭く、段差がある物件なんてダメ!」即答でした。

「200万ぐらい惜しまないで、いい条件の区画を選びなさい」と言いつつ、本人が図面とにらめっこ。

ああだこうだ言いながら、「○と■の区画がいいわね」と半ば強制的に押し付けてくる。でもたしかに■区画は二人とも気に入っていたんだけどね(○は角地だけど、その角っちょがゴミの集積スペースに充てられてて、カミさんは嫌みたい)

「でもお義母さん、そこだと予算的に厳しいから…」

「何言ってるの、あなた方が借りれる額が○○○○万なんでしょ?うちから○○○○万出せば、あちらの両親からの援助もあわせれば十分じゃない」

「そ、そんなに出してもらえるんですか~!?でも子どもの学費とか万が一のためにも今回○○○○万全部は使わずに、後にとっていたほうがいいと思うんですけど…」

「相続時精算課税の制度使うから、全部住宅に使わないとダメなのよ!」

それは知ってるけど、たとえば残りを基礎控除の110万づつ何回かに分けて贈与する方法だってあるのに。

「とにかく土地は大事だから!」


かなりの援助をしてもらう手前、僕もカミさんも強くは言えず…

そりゃあたしかに、そっちの区画のほうが条件はいいけどさ~

あまのじゃくだから、他人が建てないような土地を欲しがるんだよね僕。しかも

「今時代はバリアフリーだからね、なるべく段差がない家にしなさい」だって。

バリアフリーって大事だよそりゃ。でも楽しい間取りにしたいんだけどな~。

そんなの。足腰が弱くなったら考えたらいいのにぃ。

土地からしてこうだから、間取りの段階になったらのことを考えると今から少し(かなり)不安です。

こうして、「中2階の玄関からスキップフロアで上がる2階リビングの家」の夢ははかなく散ったのでした。

アディオス、中2階!でも2階リビングとスキップフロアは必ず実現させてやるぅ。


その夜、カミさんと住宅雑誌を見ながら「間取りの図面は、お義母さんに見せないほうがいいんじゃない?」

「うん、プランはウチらだけで考えようよ」

珍しく意気投合した夫婦でした。