街中に水が湧く 〜長野県松本市〜 | クルマと電車の雑記人が行く

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ブツ撮り、賃貸物件などの写真撮影の仕事をしています!

2月から、作品の添削をネットを通して始めました。


紆余曲折ありながらも、4/1に開業25年を迎えます。

横浜から240km。





長野県第二の都市、松本市に

やってきました。





ここは、街のど真ん中に湧水群、

つまり湧き水が飲める井戸が

そこかしこに点在する水の都です。





信州のベニスですね。


笑)



JR松本駅から歩いて15分の

街中にある井戸「源智の井戸」です。









撮影したこの日(8/1の13時)は、

気温34℃。




標高700mの高地松本でも横浜と

変わらないくらい暑くなります。






ただどういうわけか

湿度が低く、

快適だな〜とまでは

言わないものの、歩いていて

汗がとめどもなく噴き出るような

不快さはありません。





そんな中、住宅街の一角にある

源智の井戸にくると、じつに

ひんやり気持ちがいいくらいです。




湧いた水を一口二口飲むと、

うま過ぎてすっかり回復して

しまいますよ、ホントに。






(※北西の吉方位、地磁気の

波長が自分と合う日

に来ているのも相生効果として

ありますが!)














駅前のメイン通りから左手に

入った一帯、宮村町にはなまこ壁の

蔵が点在しており、




近くには湧水を使った銭湯♨️もあり






松本市美術館などの芸術鑑賞できる

施設も豊富です!





情緒を育む場所としての機能も

豊富にあり、制作の仕事や技術を磨く

場所としては最適だなと心底思います。






いまたまたま住んでいる横浜も、

他県の人からよく憧れられ、

羨ましがられる(とくに埼玉人からの

反応はすごい 笑)地域では

ありますが、

コロナ騒動以降、人のイライラ

波動が強く、正直あまり居たくない

場所になってしまいました。






詳細はまたべつの機会に触れますが

個人的には、松本の良さを知る為には

横浜の欠点、短所を知る必要があった

のかもしれません。






たとえば(横浜の)


◎山坂だらけで平地が少なく

移動がたいへん




◎治安が悪い(こまかいところでは

歩行マナーが最低)



◎大阪市より人口が多いのに

その大阪市よりGDPは低い




◎本当に他人に無関心

 



◎海岸線(30kmあまり)が

すべて京浜工業地帯として

工業利用されていて、

遊びの余地があまりない

情緒を育む場所になりにくい

(釣りはできる)





などを見てきて肌で感じてきて、

ホントに自分がどこで暮らしたいか

またはどうありたいかを

考える機会をいただいたなと

思いました。

  



父方はすべて横浜の人間ですが

母方は北海道や宮城県、千葉県の

茂原、埼玉県の上尾などから

たまたま集結(笑)してきた一族なので、

気ぜわしくせっかちな気質の

横浜にあわない。





移住を考えるには前提になる

マイナス要素を掘り下げる

必要がありました。





湧水のありがたさ、贅沢さは、

蛇口をひねれば塩素たっぷりの

水道水を何も考えずに飲んでいたら

わからないのはもちろん、

むかしのように、巨大な組織に入って

ただ漫然と出勤して、適当な仕事をして

決まった日に給料をもらう。



で、休みになったら

適当な娯楽(わたしの場合

プロ野球などのスポーツ

観戦でした)で

日頃の「痛み散らし」を

するだけの

生活を送っていたら、

まず気づくことは

なかったと心底思いますね。





なんたって、あまりにも

日常に接してすぎている水ですから、

ありがたさがわからない。





そうおもいました。



場所は変わって、

松本へ向かう途中、塩尻の手前の

「みどり湖駅」で下車。




みどり湖駅の開駅記念碑です。







みどり湖のある中央本線は

かつて地図赤線の

通称「大八(だいはち)回り」という

山を避けたルートで、かなり大きく

迂回していました。




いまなら普通列車でさえ

10分くらいで

走り抜けてしまいますが、

当時岡谷から塩尻までは、

30分以上かけ走っていました。









山をよけていましたから、

カーブの連続する区間で速度が低く

特急「あずさ」は、新宿から松本まで

3時間半以上かけて走っていました。

 


(※現在は最速列車で2時間半を

切っています!)



昭和54年に岡谷から塩尻を

直進トンネルが開通し、

一気にスピードアップ。




利便性は格段に上がりました。




もちろんかつてのメイン

ルートから外れた辰野駅などは

一気にさびれてしまいましたが。



(大八回りの路線自体は残っています!)



まあこうして、いっけん

「最低だな、ったく!」と

言いたくなる出来事に

向かい合わざるを得ない環境から

活路を見出すなかで

いろんな他力がもたらす素晴らしさに

接することができるというのは、

世の中に「いいも悪いもない」のを

知るいい機会だったなと

しみじみ思う次第です。





みどり湖トンネルが出来て

横浜から250km離れた松本に

早く行くことが出来、

その松本には豊富な水資源がある。






いいものに巡り合うまでの

試練ややっかいごとというのも

バカに出来ない無形資産的価値が

ありますね。






最高だな。