たまごっちスマート(Tamagotchi Smart)が楽しいので紹介 | オーシャンズロデオ

オーシャンズロデオ

女性型や海洋系のトランスフォーマー玩具。歴史大戦ゲッテンカ。コメントはお気軽に!

 先月から「たまごっちスマート(Tamagotchi Smart)」で遊んでます。

 

 

 初代たまごっち全盛期の際、自分はまだ年端もいかぬ少年でした。たまごっちはやはり大人気商品で、夏祭りにてクジ引きの1等の景品になっていたのをよく覚えてます。

 当時は斜に構えた男のコだったので「俺はたまごっちなんか興味ねーし!」と強がりつつ、友人や知り合いがピコピコ育てているのを羨望のまなざしで眺める日々。そのうち新型の「たまごっち オスっちメスっち」という存在を知り強烈なエロスを覚えたりしつつも、やるタイミングを逃し、結局ブーム終息までたまごっちを手にすることはありませんでした。数多く出たパチモンというか後続商品のうちのひとつである「トウカイテイオー2世」はさんざん遊んだんですがw

 

 たまごっちといえば社会現象的なブームを受けて大量増産しすぎてしまい大幅な赤字を生んでしまったという話が有名ですが、その後もシリーズの灯は絶えずに続いていて、20数年経った今でもしっかりと新商品が出続けています。2010年代に当時の最新型と思われる機種を量販店で目にしたことがあり、「へぇたまごっちって今もあるんだ」と興味を惹かれたのですが、色々考えてその時はスルー。そして2022年現在、やっぱ俺たまごっち育てたい!という気持ちが唐突に蘇り、最新機種であるたまごっちスマートを友人とともにヤマダ電機で購入。一か月ほど遊んでみたので感想を書いていきます。

 

 まず驚いたのは腕時計型になっていること!

 たまごっちの語源は「たまごウォッチ」なので腕時計型になるのは納得。基本的には女児向けアイテムなので大人の腕には巻けないかな?と思いきや、人にもよると思いますが成人男性の手首でもまあ付けられる感じでしたw でもベルト部分はゴムなのでちょっと肌にペタペタする感じ。

 

 ベルトから本体をパコッと外すことで従来のたまごっちの形状にすることも可能。本体は外周含めてプラ製です。

 

 裏面にはストラップ用の穴もあるので適当なボールチェーンでも付ければまさに当時のたまごっち感が出ますね。

 

 時刻設定から初プレイ後しばらくの間は友人と一緒にキャッキャ言いながらやっていたので写真に残していませんが、最初はめまぐるしかったですね。卵から赤ちゃんが誕生したかと思いきやいきなり沈鬱な表情で泣いているので戸惑ったり、お腹メーターがゼロなのでとりあえずミルクを飲ませまくってよしお腹いっぱいになったな、と思ってもまたすぐ呼び出し音が鳴りお腹メーターがゼロになっていたり。こいつぁ思ったより大変だぞ、俺に育てられるのか?と不安になりましたがどうやら忙しいのは赤ちゃん期だけのようで、1時間ほどして幼児に成長したら一気にラクになりました。

 どんな幼児に成長したのかというと……

 

 超カワイイ~!! なんか埋まってる~!!

 パラメータを見てみるとどうやらこの形態の名前は「くるまりっち」とのことで、あ~赤ちゃんのおくるみがモチーフなのか、と合点が行きました。

 幼児期に突入するとやれることが一気に増えるようで、ミルク以外の色んな食事を与えることができたり、ショップでアクセサリーを買って付けてあげたり、バイトに出してお金を稼いだりとなかなか楽しい。さっきまでミルクだけ飲んでたやつが急にステーキとか食べ始めたり配達のバイトとか始めたりするのはちょっと笑いますが、バイト(ミニゲーム)でお金を稼いで何かを買う、というこの一連の流れは地味に楽しいですね。プレステのチョロQとか、ほとんどのソシャゲなんかもそうですが、ポイントを溜めて何かを解放するというのはやっぱり楽しいです。それをこのちっちゃい液晶画面の中でピコピコやるのが妙な満足感あります。

 

 そして翌日、二度目の成長を経て「らびらびっち」に。カワイイ! 

 

 そんなん言われたらこっちが好きになっちゃうらび!!

 

 さらにその後、最終形態の「みるくっち」になりました。うおっカワイイ! なんか耳が垂れてクルンッとカールしてるのがお嬢様感あってちょっとエロい。

 

 顔つきもエロくなりました。やっぱりまつ毛があると一気にエロく見えますね。

 

 俺にとって最初のたまごっちということもありもうかわいくてかわいくて、ことあるごとに頭をなでてやったり、おどうぐを与えて遊ばせてやったり、しょっちゅうかまってましたね。

 

 この時は6月だったのでお部屋の内装もてるてる坊主が飾ってあったりしたのですが、ほどなくして7月に突入。すると季節のイベントなのか、みるくっちが何か短冊に願い事を書いていたようで……

 はぁ~~~かわいい!! 仕事で疲れた心がキュンとしちゃう!! 最終形態になってもやることが幼児じゃん……かわいすぎる……

 

 寝る前に撫でてやるとスーッと寝付くのもほんとカワイイ。

 昔のたまごっちは(遊んだことはないんですが見ている分には)「電子ペット」のようなコンセプトに感じましたが、たまごっちスマートの場合はペットというより子供に近いところがありますね。普通にしゃべりますし、こっちへの好意の示し方が子供のそれと似ているというか、かわいさの種類としてホントこれは疑似的な子供だよなぁと感じました。

 

 そんな矢先、みるくっちが急に「紹介したいコがいるんだ」などと抜かしてどこの馬の骨とも知らないなんか毛むくじゃらのたまごっちを連れてきて「このコと結婚したいんだ♡」と告げてきました。

 あら~~大人になったのね♡という気持ちもありましたがそれよりも結婚なんてまだ早い早い!悪い男だったらどうするの!という気持ちが強く、それに結婚させるともうその個体のお世話はできなくなる(ゴールのようなもの)ということは知っていたので、とりあえず結婚許可は出さないことに。すると涙目になりながら毛むくじゃらのやつを帰していったので、次第に罪悪感が湧いてきましたね。

 それからはバイトしたりごはんあげたり外に出たりおどうぐで遊んだりと以前と変わらぬ日々を過ごしていましたが、数日後、今度は別の雷神みたいな男を同じように連れてきたので、結婚したいならそうさせてやるのがいいのかもしれないと決心し、結婚許可を出すことに。

 

 ハートに包まれてラブラブ状態に。かわいいんですが、まるで娘が成長して嫁に行ってしまうような寂しさもあり、なんともいえない感情に。トイストーリー2のジェシーの気持ちはこれでしたよね。

 これでみるくっちから「今までお世話してくれてありがとう」的なメッセージでも出たら泣いてしまうかもしれない……と思っていたのですがこのあとみるくっちは新婚旅行の車に乗り、ブーン……と無言でスムーズに去っていったので逆にフフッと笑ってしまいましたw

 

 そして静かな部屋にゴロッと残されている次のタマゴw

 思っていた以上にドライかつシンプルな別れでしたが、もうみるくっちは俺にごはんもらったりウンコ流してもらったりボールプールで遊んだりしないんだな……と思うとちょっと涙腺が緩みましたね。

 

 次のたまごっちは男の子だったようで、赤ちゃん期を乗り越えて無事におむちゅっち(秀逸なネーミング)となり……

 

 あちあっちを経て、ぴゅえるっちになりました。ウルウルしてる目がカワイイ♡

 

 アクセサリーの女優帽をなんとなく買ってあげてみたらめちゃくちゃ気に入っていたのでしばらく被せてました。男の子なのに「じょゆうぼうをかぶると なんだかワクワクしてくるの」みたいなことを言っていて、ちょっと危険なエロスを感じます。

 

 寝るときも帽子被ったままw でもこれ幼稚園とか小学校低学年の子が買ってもらったぬいぐるみをベッドに持ち込んで一緒に寝るみたいなものを感じてかわいいんですよね。

 

 そんな感じでたまごっちスマート非常に楽しんでます。

 魅力としてはなんといってもたまごっちのかわいさですね。小さい画面の中でチョコチョコ動いたりこっちに好意を示してきたりするたまごっち達はもうシンプルにとてもかわいい。初代当時と違って液晶の表現力も増えているので愛らしくてしょうがありません。しかしながらドット感というかレトロ感というか、あくまで子供のやるゲームですよ的なピコピコ感は健在で、そのあたり自分はかなり気に入りました。キャラの動きが基本的に昔のドラクエのような2コマ歩きだったり効果音がティロティロピコピコした音に統一されていたりと、意図的に表現を近代的にしていないところがあり、そのおかげでレトロなキュート感というか小さな筐体の中で小さい電子生命が生きているかわいらしさのようなものがありますね。

 バイトをこなしてお金を貯め、アイテムやアクセサリーやごはんを購入するというシステムもいい感じ。買い物も含めて単純ながらもたまにやるとちょっと楽しい、というバランスに落ち着いており、急かされずに楽しめるのがいいところ。

 急かされないといえばお留守番モードの存在もありがたい。本体時刻で7:00~18:00の間であればお留守番をさせることができ、その間はお腹が減ったり機嫌が悪くなったりしないので、仕事や用事の際にはたまごっちのことを完全に忘れていても平気なのが助かります。無理なく続けていけますね。

 それとボタン電池ではなく充電式なのも嬉しいところ! 

 充電形式はUSBの台形みたいな端子のやつ。だいたい2日に1回くらいの充電が必要になりますが、割と短時間ですぐ満充電されるので煩わしくはない感じ。ただUSBで繋げてゴロッとさせておくとせっかくのデザイン性がちょっともったいないので、充電スタンド的な公式製品が欲しくなりました。

 

 一連のゲーム内容としてはそのへんの無料スマホアプリにもありそうなものですが、たまご型の小さなガジェットの中でそれをピコピコ行うこと自体に妙な満足感があります。存在感といってもいいかも。そのへんは初代からと同じですね。たまごっちに限らず、LSDの小さなゲーム機などもそうでしたが、不思議と童心を刺激されます。

 

 欠点としては、やってみて思ったのが画面がすぐ暗転してしまうところ。細かいカラー液晶なので電池の消耗を抑えるためだとは思うんですが、何も操作しないでいると30秒ほどでスリープモードに入って画面表示が消えてしまいます。初代からのモノクロ系たまごっちやそれの類似品はこう、モノクロの荒いドットとはいえ消えずにずっとそこに表示されていたので、常にそこにいる感があったと思うんですが、たまごっちスマートはお世話や遊びが終わってスッとそこに置いておくとすぐ暗転してしまうので、画面を覗けばいつでもそこにいる感みたいなのが低くなってるのが残念ですね。

 それと独特なタッチ判定。たまごっちスマートはボタンではなくタッチ操作がメインなんですが、画面の左上/左下/右上/右下の4か所で判定する仕組みになっているので、スライド操作にかなりのコツがいります。メニュー送りの際にスライドを失敗しキャンセルボタンで戻る、というシチュエーションが度々発生するのでちょっとめんどくさいところ。コツを覚えてしまえばなんてことはないんですがw ただタッチで決定というのはやはりカーソル移動の手間が発生しないので、タッチ方式自体はとてもいい感じです。

 あとは会話パターンがそこまで豊富ではないことでしょうか。もともと別に会話をするゲームではないのでいいんですが、台詞のパターンが意外と少なめで、特にツーしんでの会話は今のところ4パターンくらいしか確認できてませんw ひょっとしたら条件で変わるのかな?

 季節のイベントや風景に関しては6月後半→7月初週→7月中旬だけでも結構な移り変わりがあったのでこれからが楽しみです。

 

 それと忘れてましたが別売のたまスマカードの存在もデカい!

 本体に挿してデータをインストールするもので、これを買うと新たなキャラや新たなアイテムが追加されるというもの。すでに種類もたくさん出てます。

 これはキャラ追加も嬉しいんですが追加されるごはんがいわゆるDLC的な便利アイテムとなっており、タダで買えるうえにご機嫌もとれるというすぐれもの。バイトさせるのめんどくさいけどデフォのおにぎりだとおいしく食べてくれないし……という時に非常に頼りになります。たまごっちスマート意外と大変だなぁと思ったらたまスマカードをどれか一つ買い足すとラクになるかもしれません。お部屋も数種類がタダで買えるようになります。逆においしい食事がタダになることによりバイトの必要性が下がりお世話の張り合いがなくなる可能性もあるので、遊ぶ人の性格によっては縛ったほうがいいかもしれません。自分は今メロディフレンズをインストールして、黒い帽子をかぶったたまごっち(メロディっち?)になるように色々試行錯誤しているところです。マリンチェンジもかわいくて気になる……

 

 というわけでたまごっちスマートの紹介記事でした。また追って育成記事でも書くかもしれません。

 では!

 

 

 たまごっちスマート公式サイト↓