FGOのシェヘラザード(不夜城のキャスター)が好きなので語る | オーシャンズロデオ

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女性型や海洋系のトランスフォーマー玩具! 歴史大戦ゲッテンカ!
※amebloの仕様変更&自分の管理不足により、コメントを頂いたことに気づきづらくなっております。そのせいで長期間スルーしてしまうことがあり、申し訳なく思っております。改善する予定です。

 去年くらいからFGOやってます。

 一番好きなサーヴァントはシェヘラザード(不夜城のキャスター)です。

 ほぼ独り言みたいなもんですが彼女の良さを語っていこうと思います。シナリオや再臨等のネタバレありです。

 

 

 初めて召喚できた星5サーヴァントだからという思い入れもありますが、このシェヘラザードさん、キャラクターとして非常に完成度が高い。

 最初に彼女のことを知ったのはFGOを始めて間もない頃のバレンタインイベントにおける日替わりピックアップ。うおっ褐色ムチムチ露出過多しっとり美女エっロ!!欲しい!!と完全にエロ目的で回し、溜めてた石300個使い果たしたあとに呼符で無事にゲットできたのですが、使っていくうちにどんどんその完成度の高さに魅せられていき、エロいから好きというよりはもうどっちかというと「努力マンってキャラとしてよく出来てるよな」とかと同じベクトルでシェヘラザード最高だなあ……としみじみ思うようになりました。

 なにしろキャラがわかりやすいというのがいい。シェヘラザードといえば千夜一夜物語(アラビアンナイト)において、凶王シャフリヤールの殺刃を止めるべく彼の元に潜り込み、先が気になるような物語を語って聞かせつつちょうどいいところで「続きはまた明日に…」と打ち切ることによって王の刃を抑え続けた……という登場人物ですが、FGOのシェヘラザードはそういった人物の英霊としてデザインも性質も非常によくできてるんですよね。

 

 まずデザイン。露出度多めのスタイル、散りばめられた水色と黄金の飾り、スケスケの腰布……と、もう思いっきりアラビア~ンな感じ。エロいのはもちろんのことめちゃくちゃわかりやすくアラビアンナイトの人!という感じなのがいいですね。

 武器のように持っている杖ですが、先端付近に巻物が装着してあるのもナイス。語り部キャラなので巻物を持たせる、というのは定番かと思いますが、シェヘラザードは物語を語ることで死地をくぐり抜けてきた人物なので、武器(杖)に巻物が装着してある……というのがいいですね。まさに物語を武器にして生き延びた人物です、というのがバッチリ表現できていてかなり好きなポイントです。杖の先にはランプが付いており、夜の閨でのひとときを感じさせるのもそれっぽくていいところ。脚にプリント?されてる星空の模様もかわいいw

 あとやはり純粋にエロいというのもあって、露出過多でぷっくり唇の褐色巨乳というだけでももう十分にセクシーなのに、丸みのある肩アーマーやストーンと下りたロングへア、腰の膨らみを強調するような羽飾りでもって思いっきり「女!」と主張しているデザインなのがすばらしい。それとおっぱいの位置や形がいやに生々しいというか、二次元キャラのおっぱいにはめずらしく重力に従って下にユサッと垂れているのが個人的に最高。もちろん張りに張ったボールみたいなおっぱいもマンガ的というか「おっぱいで~す!!」みたいなエロさがあって大好きなんですが、こういうおっぱいというかもう乳房って感じの質感もエロいですよね。

 

 第一再臨だと各所に布が増える形になっていてこっちもエロい。

 バレンタインイベントでは気恥ずかしさを隠すためにベールをつけたこの姿が使われていて可愛かったですw

 

 最終再臨だとさらに露出が増えるほか、髪がふわっと広がって裏側に星空が見えるようになったり杖のランプが豪華な形になったりしてこれまたエロい。杖に付いている巻物もなんかガトリング巻物みたいな形状に変わるので強くなった感もちゃんとありますw

 

 バトルグラも非常によくできてます。顔がつぶれない程度に頭身を縮めつつしっかりとセクシーなスタイルを実現。紫式部や頼光さん等と比べてみるとわかりやすいんですが胸の形もちゃんと重力に従った形状のものになっていて、絵柄の違う各キャラのイラストをちゃんと統一感持たせつつしっかり元の絵柄を再現してバトルグラに落とし込んでるなぁ……と感心しますね。

 

 3臨も。髪はすとーんと下におりている方が好みなんですがこちらもエロいし綺麗なのでランダムで使ってます。再臨時の台詞を思うと感慨深さというかこの姿で戦ってくれることへの嬉しさもありますね。

 

 そして戦い方!

 戦い方というかバトルモーションの話ですが、そこでもしっかりシェヘラザードらしさが表現されてます。肉弾戦は一切せず、ほとんどの攻撃が召喚魔法のような感じ。無数の物語を聞かせて王をやり込めたということで、「千夜一夜物語の登場人物を呼び出して戦わせる」という方式になってます。

 

 B札およびEX攻撃で呼び出すのは『アラジンと魔法のランプ』に出てくるランプのジン。ジーニーとも。

 

 Q札で呼び出すのは『アリババと40人の盗賊』の盗賊たち。人形劇に使うパペットのようなデザインがかわいい。

 

 A札で呼び出すのはおそらく『シンドバッドの冒険』のシンドバッド。ゲーム的な意味でシェヘラザードにとって最も重要なのがA札なのでそれで出てくるこいつはメインの相棒感ありますね。

 

 ちなみにシンドバッドはA→A→Aとカードを選択することでモーションが途切れずシームレスにジャコジャコ攻撃してくれるのも楽しいところですが、3回目の攻撃の際に「空飛ぶ絨毯」も持ち出すのが面白い。空飛ぶ絨毯ってアラジンじゃないの?と思われるかもしれませんがあれはディズニーアニメのオリジナル解釈で、もともとはアラジンでもシンドバッドでもない別の物語に登場するものだそうです。

 

 さらに宝具攻撃の際にはおそらく『地下の姫ヤムリカ女王』のヤムリカ?も攻撃に加わります。(巨乳ラミアとかエロすぎる……)

 

 といった感じで物語の登場人物を呼び出して戦わせるので、いかにもアラビアンナイトの語り手の人ですよー!というのがわっかりやすく表現されていて大好きですね。ウィリアム・テルがリンゴを射抜くとか、牛若丸がぴょんぴょん飛びながら斬るのとか、有名なエピソードをわかりやすくキャラに落とし込んであると自分はもうそれで大好きになっちゃうんですよね。FGOではありませんが歴史大戦ゲッテンカもそれのオンパレードで最高です。自爆する松永とか船で渡米するカイシューとか。歴史モノというか英雄の擬人化モノでは非常に重要な要素だと思ってます。

 

 ちなみにQ札の順番によっては唯一登場人物を召喚せずにシェヘラザード自身が攻撃にかかりますが、これも「吐息をかける」というもので、その口のうまさというか甘い声のようなイメージになっているのがいいところ。FGOのシェヘラザードは物語に加えてありとあらゆる手段を使って王の刃を止めていたという設定になっているので、色気を武器にしている感じもこのモーションで感じられるのもいいですよね。表現としてもいいしあと単純にエロいので大好きです。

 

 しかしながら一番エロいのは宝具(必殺技)演出!

 宮殿を舞台に巻物を広げ……(巨大な鳥はシンドバッド等に登場するロック鳥?)

 

 様々な物語の登場人物で敵を追い込み……

 

 最後には敵を巻物の中に閉じ込めてしまい、

 

 それを自分の胸の谷間に仕舞っちゃうという演出!

 通常攻撃と同じく、物語を武器にして強い相手をやりこめましたという表現になっているのはもちろん、敵を巻物に閉じ込めてオッパイで挟んでしまうというのが最高にエロい。これはもう原典のシェヘラザードの要素が表現されてていいねというよりも単純に自分の性癖にマッチしただけなんですが、いわば「敵を小さくして胸で挟む宝具」といえるものなのでこれはもうめちゃくちゃエロいです。外見がエロかったから回す決心した、と最初の方で言いましたがこの宝具演出が一番の決め手でしたね。いやあエロい……。FGOは(というかFateシリーズは)デカい女が豊富ですし男を小さくして疑似的にデカくなる女も豊富なので嬉しい限りです。

 

 それと台詞も魅力!

 台詞というかバトル時のボイスですが、これがもうモーション以上にわかりやすいもの。スキル選択時の「寝てしまっても構いませんよ」「一息…入れましょうか」などの台詞はいかにもシャフリヤール王に物語を聞かせている情景を思わせますし、宝具選択時の「すべてとはいきませんが……」もまた、話を途中で中断する作戦を連想させて実にいい。極めつけは宝具ボイスで、「求めたのは次の夜。そしてまた次の夜……」「これは私の言の葉が紡いだ、終わりなき願いの物語。アルフ・ライラ・ワ・ライラ」と、アラビアンナイトのあらましをシェヘラザード視点で語っているかのような内容。アルフ・ライラ・ワ・ライラというのは千夜一夜物語のことで、それが宝具名になっているのも最高ですね。そして最後の締めに発せられる、「今宵はここまで……」という言葉。話の先延ばしで生き残ったキャラとしてもう完璧です。ウィリアムテルもそうなんですが、逸話の多い英霊に比べてそこまでエピソードが多くはない分、一つの要素をとにかく印象的に打ち出してきているのがいい感じ。キャラがバリバリ立ってます。このままビックリマンシールのキャラとしてデビューできるんじゃないかってレベル。「今宵はここまで……」の部分は真名解放前でも聞けるのってのもいいですね。

 それと勝利後の台詞のひとつの「……おしまい。」もかわいくていいですねw

 

 性能の話。

 ゲームキャラとしての性能も、「らしさ」にあふれていて非常によくできてます。

 まずは彼女自身のステータスですが、とにかくHPが多い!

 金フォウMAXかつlv105の時点でHPは20000を超えます。千の夜を耐え抜いた人物なのでガッチリ耐久型。いいですね。

 

 そしてスキルも耐久系のものが揃ってます。

 スキル1の『語り手EX』→『夜話の語り手』。NPチャージやAバフとともに「敵のチャージ減少」という効果があり、これにより敵の宝具攻撃を遅らせることが可能。まさに王の凶行を夜話で先延ばしにさせたシェヘラザードらしいスキル。

 スキル2の『生存の閨』は防御力を上げるとともに敵の男性に対し魅了を付与する効果が。魅了状態はいわゆる麻痺とかスタンなどと同じように1ターンの間動けなくなるというもので、スキル1のチャージ減と合わせてとにかく敵の強力な攻撃を遅らせることが可能となっています。

 FGOで耐久スキルというか防御系スキルだと無敵や回避のほうが便利な気はしますが、彼女は敵の攻撃を無敵で無効化したり回避で華麗にかわしたりするのではなく、チャージ減と魅了でひたすら「先延ばしにする」のが得意、という作り! シェヘラザードという人物の特性がこういったところでも表現されていてとてもいいですね。ゲームによってはこう、そのキャラの設定はあくまで設定であってゲーム内における性能はまた別の話ですから、と言わんばかりに設定と性能がチグハグだったりすることが結構ありますが、このシェヘラザードは性能面もキャラの性質にきっちり噛み合わさっているので、使っていて非常に満足感があります。スキル3のガッツに関しては結構あっシェヘラザードさん根性あるんですねって感じもありますがw 幕間クリアで全体ガッツに変化するのもおいしかったですね。

 

 また宝具にも「王特攻」が付いており、王属性の敵に対してかなりのダメージを叩き出せるのもいい感じ。クラスの相性にもよりますが、魅了も合わせて、男の王の相手はお手のもの!というのがらしくていいですね。また強化宝具には「弱体耐性低下」の効果もあるので、その後の魅了が確実に成功するというおまけも。これにより宝具を敵に当てたあと(たくさんのお話を聞かせたあと)に確定魅了をかけ、死ぬのをまた一日先延ばしにする……というニュアンスで戦うことができるので、ほんとキャラのフレーバーと実際の戦い方が一致していて気持ちがいいです。

 ちなみにアペンドスキルの3も「対バーサーカー」となっており、狂った王を相手に立ち回った彼女の強さを端的に表していてとてもいいですね。

 

 シナリオ面の話。

 自分は1部の序盤のほうでシェヘラザード(もとい不夜城のキャスター)を召喚してずっと一緒に戦い続けてきたので、アガルタでの役割には結構驚きました。しかしながらアガルタの主役といって間違いない立ち位置だったのでこれは嬉しかったですね。あと、シェヘラザードといえば民のために自分から危険に飛び込んだ人なのになんで死にたくないキャラになってるの?という疑問も自分の中にあったので、それに対する答えがしっかりわかって腑に落ちました。

 アガルタはかなり賛否両論の激しいシナリオだったようで、自分も進めていて気になる部分というか引っかかる部分というか気持ちが乗れないポイントは結構あったんですが、それを差し引いても実にいいシナリオでした。肉付けはちょっと癖が強いですが骨組みがしっかりしているというか、話の縦軸がガッチリしていて、まさに「物語」になっていたのが気持ちのいいところ。そして最後のあの締めの台詞と、そこからの『夜話団円』。完璧な終わり方でした。自分がシェヘラザード推しだからという贔屓目もありますが、FGOの本編シナリオの中でも1,2を争うくらい好きですね。

 またアガルタのシナリオを踏まえると「敵を物語の中に閉じ込める」という宝具演出にも更に納得がいくようになっているのもうまいところ。

 最後に開放されるプロフィール6にもホロッと来ました。自分は今まで原典に対するリメイク作品などで後付けのハッピーエンドってあんまり好きじゃなかったんですが、そうなってほしい、という気持ちで新たに物語を編纂するという行動に暖かみを感じましたね。

 

 メインシナリオではその運命に翻弄されて(最後はハッピーエンドとはいえ)悲劇を見せたシェヘラザードですが、何かにつけて「そんなことをしたら死んでしまいます……」と過剰に死を恐れるギャグもこなせるようになっているのが非常においしいところ。

 鉄板の持ちネタは強い。自分は未経験なんですがサマーレースで開花した感じでしょうか? 死にたくないという思いは彼女にとって言葉では言い表せないほど痛切な願いなんですがそれをギャグに昇華できるというのは強いですよねw 

 

 そして普通の語り部というか「お話を聞かせてくれる人」としての需要がカルデア内に生まれているっぽいのもいい感じ。

 ガラテアの幕間など、このように素敵な語り部のお姉さんという実に穏やかな存在として描かれているのがいいですね。そんなことをしたら死んでしまいますの持ちネタ一本でひたすら勝負させられるのではなく、普通に過ごしている部分がたびたび出てくる。キャラとしての魅力が地に足の着いたものになってます。

 

 アイドルイベントなんかもいい例で、静かに穏やかにファンとの交流を楽しむアイドルとして活動する様子がチラッと描かれており(俺もアイドル特異点行ってファン活動したい……)、しっとりした魅力を静かに滲ませていましたね。

 

 サロメとの絡みもそれに通じるところがありました。

 バレンタインにてサロメがシェヘラザードに友愛を感じている様子が描かれまして、こんな死属性の精霊みたいなデザインの子に好かれてシェヘラザード大丈夫?と心配になったんですが、のちに公開されたサロメの幕間にて、

 純粋に友人として接し、語らい、心配を向けていることがわかりました。ホッとしましたねw 

 

 彼女自身の幕間も良かったです。ひとつめの幕間はなんだか責任をとらされているようであまりピンと来なかったんですが(ボリュームあるのは嬉しかった)、最近追加されたふたつめの幕間はシンプルに彼女自身の話として面白かったです。

 シェヘラザードという人物に切り込みつつ、ナーサリーライムとの関係が描かれるという内容。自分は初の星5が不夜城のキャスターで初の星4(チュートリアルガチャ)がナーサリーライムだったので、この2人(とメディアさん)の組み合わせでずっと戦い続けてきたんですよね。なのでこの2人の絡みが本格的に描かれたのは嬉しかったです。

 ただこの幕間、悪役の『物語喰い』という敵があまりにもシェヘラザードの見せ場を演出するためだけに出てきたような設定なのでそこはかなり笑いましたw

 このテリーマンじみた解説台詞もいいですねw

 

 持ちネタ一本勝負ではない、という話をしましたが、他のキャラとの関わり方においても割と多彩。本編で深くかかわったフェルグスを除くとニトクリスとの友情がおそらく最も人気で、実際にアイドルイベントや上の幕間などでもよく二人の絡みが描写されますが、その組み合わせで固定化してしまうことはなく、サロメとの静かな友情が進行したりナーサリーライムという物語への感謝が描写されたりしているのが嬉しい。もちろんデザートビューティーの2人は自分も好きですが、それ一本にならない、というのはキャラを追いかける際にすごく安心感がありますね。

 

 あとマスター(プレイヤー)に対する好意もかなり高めなのが嬉しい。

 バレンタインでは直球で好意を示してくれますし、マイルーム会話などにおいても感情の入った台詞を聞かせてくださります。好意の理由がハッキリしているのもいいですね。

 チョコ礼装のテキストもプレイヤーに対する気持ちが入ったものとなっているので、推しキャラというか、古い言葉ですみませんが俺の嫁的な意味でもサービス満点といった感じ。

 絆礼装のテキストもさぞ甘いものに違いない、と思いきやかなりかわいそうな内容だったのでびっくりしましたが彼女の最も弱い部分というか強い部分というか彼女を彼女たらしめる骨子の部分をさらけ出してくれたと考えておきます。

 

 というわけでFGOのシェヘラザードの語り記事でした。

 シナリオの出番としても性能的な意味でもかなり恵まれているキャラだと思うので現状でも満足してますが、そろそろ他の1.5部の主役鯖のように別霊基の実装というか具体的には水着にならないかななんて期待してます。海での死の危険に備えてピチピチのウエットスーツとか着てほしい……

 では!