この村の殆どの人は、自分の庭で畑をしている。
土地がなにしろ有り余っているので、
私も庭と畑を無償で使わせて頂いている。![]()
チューリッヒでは何をするにもお金を払っていたので、
これは私にとって、新鮮な驚きであった。
ここは標高が高く、春先でも雪は降るし霜も降りるので![]()
5月半ばを過ぎてようやく、
そろそろ畑を始めようかという感じになる。
今日は私も娘と二人、夕方から雑草を取ったり、
畝を作ったりと、畑作業を楽しんで来た。
以前に村の外れに借りていた畑の場所は、
昔、石を焼いて石灰を作っていた石造りの釜があり、
不思議と雑草も生えず、
水やりも全く不必要という不思議な土地であった。
そして、その畑の野菜は平地で見る3倍以上の大きさに、
見る見る間に育って行くのだった。![]()
畑をしていると、恵みと言う言葉の意味がわかるように思う。
野菜は、お日様と土ひいては自然の恵みであって、![]()
自分が作っている物ではないように感じる。
そして、ここで育った野菜を口にしていると、
コープの無農薬野菜など、食べたいと思えない。
お腹は一杯になるのだが、何かが満たされないのだ。
でも、ここの野菜は食べると少量でも、
心も体も満たされて行くのがはっきりとわかる。
日持ちもびっくりする程に良い。![]()
これは、野菜の持つエネルギーの違いなのだろうと思う。
私たちは栄養だけで生かされているのではないと
いつか聞いた事があるが、
まさにそうなのだろうとここに来て、
自分の畑の野菜を食べてみて、腑に落ちて行った。
今年は2ヶ月もある夏休みは、
金欠のためここにいるつもりだが、笑
存分に畑を楽しもうと思う。![]()