臨月に近づいて来たある日、ボビーは
「やっぱり、赤ちゃんとたくさんの時間を過ごしたいからネ
」
という理由で唐突に仕事を辞めて来た。笑
「ワオ!またサプライズ?!
子どもが出来たら、お父さんは仕事に精を出すんじゃなくて?!」
当時の私には、まだまだ固定概念や日本の常識があった‥
家賃が安かったから、
なんとか私の奨学金でも凌げそうな所帯ではあったが、
奨学金でおむつを買うなんて、不本意だし、
そう多くはない奨学金で男を養うなんて、絶対に嫌だった。
自分で退職したから、当分は失業保険も入らない。
貯金もないし、どうすんの?!
穏やかに見えた生活にまたも不穏な気配が‥
今なら彼の気持ちもわかる。
私だって赤ちゃんとの時間を何より大事にしたい。![]()
ストレスなく、ゆったりと
赤ちゃん時代のあっという間の成長を見守りたい。![]()
でも、その頃の私は今以上に
不安定な経済状態に不安を感じやすかった。
結局彼は、私と知り合った頃にしていたように
再び自作の絵本を週2〜3回くらいの頻度で、
Rosenhof Marktで売る事にしたのだった。![]()