Grünauring 4  留置場からのご帰還 | 1500mのスイス、雲が足下に浮かんでいる。

1500mのスイス、雲が足下に浮かんでいる。

エンガディン地方の標高1500mの小さな村で、2人の子供たちと暮らしています。
ADHDという発達障害を持つ私と息子。ASDでキューバ人の元夫も、たまに登場します。そして娘はASDそれともHSP?!2019年、新たな展開が‥笑

ボビーは結局、朝になっても帰らなかった。汗

 

私は大学から戻ると、それとなく

ボビーが居そうな場所を探してみた。

そういえば、昨日の夕方にボビーは、

個展のビラ張りに行ったのだと思い立ち、

手掛かりはないかと近所をウロウロしていると、

地元の子供たちが、学校から帰ってくるのに出くわした。

そのうちの一人が私に近づいて来て、

とんでもないことを言うのであった。

 

「アナタの彼氏、警察に連れて行かれたよ〜」笑

 

驚いて、事の詳細を聞いてみる。目

なんでも、ビラ張りの際に住人のおじさんと揉めて、

軽い暴力沙汰に発展したらしかった。

もっとひどい事態を想像していたので、

留置場と、彼の居場所もわかったし、

そのうち帰ってくるだろうとホッとして、

そのまま家に帰って行った。笑

 

そして、その日にボビーは帰って来たのだった。

 

戻って来たボビーが憤慨して話すには、DASH!

ビラ張りをしてはいけない場所に張っていると

非難したおじさんと口論になり、もみくちゃになり、

持っていたビラで、おじさんの頭をぽこっと叩いたと言う。

自分に非はないと言うものの、

おじさん叩いたらアカンアカン。NG

 

ボビーの話はいつもかなり主観が強くて、

そのまま鵜呑みにする事はできない。

私は黙って話しを聞いたが、

彼の難しい性格を発端にしたこの小さな事件から、

前途の多難さに思い及んで、

どうしようもなく暗い気分になった。ダウン

 

こんな小さな事件はこの後も度々起きて、

彼と生きることの難しさを、その都度

実感する事になったのだった。