プレゼントを選ぶ [月曜日担当:庄本] | 教育研究所ARCS - 独断的教育論 -

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教育現場のプロ3人衆による本音トーク

唐突ですが、先日同僚に贈るプレゼントを選ぶ機会がありました。平素あまり記念日や誕生日に興味を持たないため、家族以外にプレゼントを贈ることがほとんどありません。そんな私ですから、今回はかなり悩みました。

最初は気軽に考えていたのですが、真剣に取り組んでみるとこれが難しい! 


まずは、贈る相手のライフスタイルや好みを考える必要があります。ほしいものをリサーチするためにそれとなく探りを入れてみたり、服装や小物を観察してみたりと、意外に下準備に時間がかかります。その際に気付くのは、自分が驚くほど相手のことを「知らない」ということ。結構長い間一緒に仕事をしている相手だけに、ここまで知らないとはちょっとショックです。しかし、ソクラテスの逸話ではありませんが、この「知らない」ことに気付けたのが、今回のプレゼント選びの何よりの報酬かもしれません。


そうしていろいろと想像してみても、選ぶ主体が私である以上、最終的には私の主観がどうしても入ってしまいます。いわば、私が「こうあってほしい」というフィルターを通して相手を分析するわけです。ですから、自然プレゼントの傾向は自分の好みに引きずられてしまいます。それがよいことなのかどうかは分かりませんが、構造的に仕方がない問題です。


そこで私は開き直りました!


相手が喜んでくれるかには十分頭を悩ませた!


だから後は自分の好みに従って決める。そう決意して、勢いでプレゼントを購入しました。


物を贈る行為は、本当に複雑でおもしろいものです。人類最古の「友好」を表す行動は「贈り物」だと言われますが、それも当然ですね。相手の喜びそうなものを贈るということは、相手のほしいものを知るということであり、それは相手を知りたいという欲求を根源に持ちます。
そして、この欲求がなければ友好は生まれません。

遙か昔、草原で見知らぬ部族が出会ったとき、言葉もない中で、相手と友好を結ぶために、自分の持ち物の中から相手が気に入りそうなものを必死で選んだ人々のことを思うと、少し幸せな気持ちになります。そんなところから人類の歴史は始まったのでしょう。

さて、そんな訳で、選んだプレゼントを気に入ってもらえるかは分かりませんが、「びみょう」だった場合でも大丈夫です!
私が自分の好みで選んだということは、私自身がほしいということ。言っていただければ、買い取って自分で使いたいと思います!(笑)


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