真夏の妄想① [水曜日担当:池村] | 教育研究所ARCS - 独断的教育論 -

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教育現場のプロ3人衆による本音トーク


未来は決まっているのか?

皆さんも一度は考えたことがあるテーマではないでしょうか。

私も小さい頃から何度となく、何気ない気持ちでそのことを考えていました。
中学生の時に考えていたのは、「未来は決まっている」というもの。
全てのモノ(人間も含む)は原子(素粒子)で出来ているんだから、結局それらの機械的な運動で決まるんでしょ、と。

このような考え方を‘決定論’といって、究極的には時間をさかのぼって、ビッグバンによって宇宙が誕生したときから全ての出来事が決まっていたと考えられます。

その決定された出来事をもし知ることが出来るなら、未来は変えられるでしょう。
例えば私が明日、自転車で転ぶということを知ることが出来たら、意地でも自転車に乗らなければ済む話です(笑)。

ただし、それを知ることができないからこそ決定論という考え方が可能なのでしょう。
この考え方の代表として、ラプラスの悪魔というものがあります。
これは19世紀に数学者のラプラスが提唱した考え方で、「ある瞬間に、全ての物理法則を正確に観察でき、かつ完璧な計算力をもつ知性があるなら、未来は完全に見通せるというもの。

言われてみればそうかな、という感じです。
しかし、近年は量子力学の発達とともに、主流の考え方が変わってきました。
細かいことは省きますが、ハイゼンベルクの不確定性原理により、そもそも粒子の運動は正確に観察できないというものが土台の考え方で、その運動の結果は確率論的であるということです。

そこから有名なシュレディンガーの猫コペンハーゲン解釈多世界解釈といった、私含め一般人には頭に花が咲きそうな理論がいろいろ出てきました。
まあ結論から言うと未来は1つに決定しているのではなく、いろんな状態が重なって存在していて、現在はそのうちのどれかにたまたまなっているということらしいのです(私の理解では…)。

いずれにせよ、昨日の私から見れば「今ブログの原稿を打っている私」がいる未来があったわけですから、もしそれを知っていたら、原稿を投げ出して放浪の旅に出るという選択もできたわけです。

そこでちょっと妄想したことがありまして…、仮にそんなふうに順当にいったら選択される未来を知ることが出来たとしたら、その瞬間にどのような影響を未来に与えるのかということです。

そして、お得意の特殊な状況を設定しての‘妄想思考実験をしてみました。
その状況とは、「あと何回か?認知」です。

え?意味がわからない?
でしょうね。今から説明します

現代風にいきましょう。スマホにアプリがあります。このアプリは「生涯あと何回○○出来るか」を教えてくれるものです。

例えば、「あと何回海外旅行に行けるか」とか「あと何回運命の人と出会えるか」などを入力すると、その回数を教えてくれるものです。

これを知る(知ってしまう)ことによって私の行動にどのような影響が出るのか?
さて、これに関してはもっと妄想を深めていきたいので続きは次回!

■□■□■□■□■□ イベント情報 ■□■□■□■□■□

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