平成父親塾2014 開催しました! [月曜日担当:庄本] | 教育研究所ARCS - 独断的教育論 -

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教育現場のプロ3人衆による本音トーク

 先週の土曜日、研究所ARCS主催イベント第三弾、『平成父親塾2014』を開催しました。アミュゼ柏の大ホールを舞台に、とても真剣な勉強会になったと思います。
 わたしはといえば、イベント初の司会ということで緊張しきり、途中頭が真っ白になったりもしましたが、鈴木先生(学習塾クセジュ代表)や池村先生に上手くヘルプしてもらいながら、なんとかやりきることができました。

 さて、この「平成父親塾」、タイトルにあるとおり、お父さん”だけ”を対象にしたイベントです。第一部では、わたしと池村先生、鈴木先生がそれぞれの父親の思い出を語りながら、そこから見えてくる”父と息子のあり方”をまとめていくブロックでした。そんなわけで、父親との思い出を自分なりにいろいろと掘り返してみたのですが、考えれば考えるほど、自分が強く父親の影響を受けていることを実感します。

 わたしの場合、父親と年齢がかなり離れていることもあり、キャッチボールのように父と息子が一緒に遊ぶ経験をしたことはほとんどありません。しかし、それを寂しいと思ったこともありませんでした。そもそも「父親とキャッチボールをする」ということ自体考えたことすらありませんでした。わたしが強く印象づけられている父親像は、書斎で本を読んでいる姿でした。その姿が幼い日のわたしにはとても「かっこよく」映ったのです。フランクに悩みを打ち明ける相手ではなく、どちらかというと距離の遠い存在だった父親に近づきたかったわたしは、年齢に不釣り合いに難しい「父親の読んでいる本」を自分も読むことで近づこうと試みました。現在でも難しそうな本を見るとわくわくしてしまうのは、幼い頃のそんな原体験があったからかもしれません。考えてみれば、わたしが現在でも愛読するスタンダールの『赤と黒』やガルシア・マルケスの『百年の孤独』は、幼い頃に訳が分からないままに父親の書斎から借り出したものだったように思います。

 そんなわけで、普段忙しい中で忘却されている幼い日の思い出を掘り起こし、これまでの人生を思い返すことができた「平成父親塾」、主催者側であるにも関わらず、参加していただいたお父様方に勝るとも劣らぬくらい、楽しませていただきまし

 教育研究所ARCSでは、この夏以降も様々なイベントを用意しています。その際は、ぜひぜひご参加くださいね。






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