WCと言えば… [水曜日担当:池村] | 教育研究所ARCS - 独断的教育論 -

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教育現場のプロ3人衆による本音トーク

※これから書くことは単なるつぶやきです。主義・主張ではありません(笑)。


この時期、WCをトイレのことと解釈する人は少ないはず。当然、いま開催中のワールドカップが、まず頭に浮かんでくるでしょう。


こんな話題を持ち出すということは、私のことをサッカー好きなのだろうと思われるかもしれません。しかし、うちの庄本氏と同様に、私はプロスポーツにあまり興味がありません。先日のブログでもご報告しましたが、野球観戦も知人に連れられて行った2度のみ。サッカーに至っては柏レイソルの試合をいつでも見られる環境にありながら観戦経験ゼロ


どちらかというと「実際にやったほうが楽しいでしょ」という考えだからかもしれません(と、言いつつ最近はそれもまったくやりませんが 笑)。


それでも、オリンピックやワールドカップのような祭典では、全試合とはいきませんが就寝を惜しんでTVで観ることはします。やはり世界トップレベルの技術をまとめて見られるという魅力がありますからね。


そういう動機なので、ザックジャパンが勝つか負けるか、ということに対して感情移入することもないのです。


先日の日本の初戦はキックオフから観ていたましが、中学時代の友人からLINEでひっきりなしにコメントが入ってきました。たしかに本田がゴールを決めたときには私も思わず「お~」と声を上げました。しかし、それで満足した私は後半を観ずに外出。LINEからのコメントで、逆転され敗戦したということを知りました


すごいなと思ったのは、友人たちはものすごく残念そうにしていて、ある女子なんかは「気持ちが切り替えられない…」とまで。また他の男子は「すごく悔しいと感じた。こういう気持ちになって、改めて自分は日本人なんだと実感」とコメントしていました。


そういうコメントを見ると、「日本戦よりネイマールに興味がある自分は、ちょっとKYなのかなあ…」と思ってしまいます(汗)。

自分を客観的に見て、特別に愛国心が薄いとは思わないのですが…。


しかし、よくよく考えると、スポーツを通じて自国の勝った負けたに興味を持てない人間がいるということは重要なのかもしれません皆が一様に一喜一憂するとなると激しい国民感情になることも大いに考えられます


実際、サッカーが火種となり、起こってしまった戦争がありました。



1969年、ワールドカップメキシコ大会の予選をめぐる試合をきっかけに、中米に位置するエルサルバドルホンジュラスとの間に戦争が起こりました。背景には国境問題や移民問題などがあり、そのうっぷんがサッカーの試合が引き金となりはじけたことで‘サッカー戦争’とも言われています。

両国サポーターの相手選手に対するいき過ぎた嫌がらせなどが国家間の国交問題まで発展し、最終的に両国合わせて2千人の死者を出す戦争となったわけです。


国際的なスポーツの祭典は面白いと思います。時に自国の勝利に熱狂することもあると思います。

その時には、スポーツの試合を代理戦争としてとらえるのではなく、相手選手(相手国)に対してリスペクトの気持ちを忘れないでいたいものですよね。


そして試合に勝つことよりも、先日の対コートジボワール敗戦後のように、どんな結果になろうとゴミ拾いをして帰るような国民性にこそ、私は日本人としての誇りを持ちたいです(きれいにまとめ過ぎたか!失礼)。

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イベント申込み締切日:2014年7月4日
http://arcs-edu.com/event.html





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