たまにはスポーツの話題でも [月曜日担当:庄本] | 教育研究所ARCS - 独断的教育論 -

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教育現場のプロ3人衆による本音トーク

 きたる6月13日にワールドカップ・ブラジル大会が開幕するそうです。世間は大盛り上がりですが、サッカーにそれほど関心のない私は、このブログを書くために調べてみてはじめて、開幕日を知る始末…。世間の波に大きく乗り遅れているようです。


 思えば生まれてこの方、スポーツのイベントに熱狂したことがありません。今年行われたソチオリンピックもほとんど見ることはありませんでした。開催していることすら知らなくて、職場の同僚の会話ではじめて「やってるんだなぁと思う程度。好きな人からすれば信じられないと思われるかもしれません。


 そんな私が唯一興味を持って観戦していられるスポーツが「テニス。中学・高校とテニス部で熱心に活動していた私にとって、テニスだけは自分の経験とプロ選手のプレー画像を重ね合わせることができるのです。いいショットが決まれば昔感じた快感を思い出し、ミスプレーを見れば悔しさを思い出す。もちろんプロ選手のプレーはとてもまねできるものではありませんが、なんとなく、自分もできるようになったかのごとく感じられるところがたまらないのです。


 このようなスポーツ観戦の仕方はとても原始的なものです。自分が経験したことがあるスポーツしか楽しめないのですから。しかし、世間の人々は自分が経験したことがないスポーツに心底熱狂しています。映画を見て感動するように、スポーツを今この瞬間に生成される一つの劇のように見ているのかもしれません。そう考えてみると、映画やTVドラマにあまり興味がない私がスポーツ観戦を苦手としている理由も分かりました。


 スポーツと同様、小説にも二つの楽しみ方があります。登場人物に自身を重ね合わせる没入型、一歩引いて作品全体の構成や人物配置を見る俯瞰型。高校入試や大学入試では、おもに後者の能力を問われることもあってか、私も普段小説を読むと後者寄りになっていることが多いようです。では、小説で慣れている俯瞰型でスポーツを見てみては? そう思い至ったとき、これから始まるワールドカップが少し楽しみになりました
 このワールドカップを機会に、「劇としてのスポーツ」を楽しめるようがんばってみたいと思います。ちょっと意識を変えるだけで、苦手なものも意外とおもしろく見られるかもしれませんね。


■□■□■□■□■□ イベント情報 ■□■□■□■□■□

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 「反抗期にどう対処するか」「意欲的な子どもにするには」
 「お母さんの知らない男の子の心理」「子どものタイプ別対応法」
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 このような観点から40年のキャリアを持つ管野がお話しします。

日時:6月8日(日)10:00~11:30
場所:アミュゼ柏(千葉県柏市柏6丁目2番22号)

イベント申込み締切日:2014年6月7日
http://arcs-edu.com/event.html





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