「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」
のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう
本日12月15日
理念と経営2025年12月号より

「変わらない価値」を守り続ける
創業以来一貫して「焼き菓子」にこだわり続けるギンビス、子どもだけでなく大人にもファンが多い背景には、経営理念に基づく揺るぎない考え方と努力がある。
P38抜粋
① ポイント(要点整理)
■ 1. 「変わらない価値」と「変えていく工夫」の両輪
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ギンビスは一貫して 焼き菓子・ビスケットに特化。
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「変わらない味」「手頃な価格」「安心安全」が“根っこ”の価値。
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一方で、
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たべっ子どうぶつの映画化・キャラグッズ
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コンビニ専用サイズ・フレーバー展開
など、ブランドは守りつつ接点と表現は大胆に変えている。
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■ 2. 経営理念「お菓子に夢を!」=お菓子は平和産業
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「お菓子業界は平和産業」という先代の教え。
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社長自身のミリタリーアカデミー経験から、
戦争という“非日常”と、
仲間とお菓子を食べる“日常の平和”を強く対比して体感。 -
「お菓子を通して世界平和に貢献したい」という思想が
商品・価格・ブランド展開の判断軸になっている。
■ 3. 経営方針「3つのI」
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International(国際性)
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たべっ子どうぶつは25か国以上で展開。
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Independent(独自性)
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46種類の素焼きビスケットなど、他にはない形と製法。
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Instructive(教育性)
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動物名を英語表記にして、遊びながら英語に触れられる工夫。
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→ 「食べて終わり」ではなく、+αの意味・体験を乗せたお菓子にしている。
■ 4. 人間の“勘”と“さじ加減”を大事にする現場力
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小麦は“生き物”であり、気温や品質が常に変化する。
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シンプルなお菓子ほど、ごまかしが利かない。
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そこを支えているのは 人間の経験・勘・微調整の力。
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毎日社長自身が試食し、味と品質を確認する徹底ぶり。
■ 5. ブランド力強化と海外展開
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価格・内容量を安易にいじらず、「がっかりさせない」ことを重視。
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映画化やキャラグッズで ブランドとのタッチポイントを増やす戦略。
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海外では国ごとに“勝てる商品”を変えて挑戦(たべっ子だけに固執しない)。
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社内は明るくアットホームで、長く愛されるお菓子ブランドと社風が連動している。
② 結論
「変わらない“核となる価値”を守りつつ、
タッチポイントと表現を大胆に変え続ける会社は、ロングセラーを“生きたブランド”にできる。」
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核:
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焼き菓子へのこだわり
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変わらない味・品質・価格への執念
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「お菓子に夢を!」という平和志向の理念
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変える部分:
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販売チャネル(コンビニ専用品など)
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ターゲット(子ども → 懐かしさを感じる大人へ)
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コンテンツ化(映画・グッズ・海外展開)
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この 「核は固定、表面は可変」 の構造があるからこそ、
ギンビスは“懐かしいけど、今も現役”のブランドでいられる。
③ 自社への活用
あなたの事業(不動産・伝統工芸・観光・外国人支援アプリなど)に落とし込むと、こうなります。
1. 自社の「変わらない核」を一言で定義する
例:
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「地方の“ふつうの暮らし”を世界からうらやましがられるレベルに編集する」
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「地域の資源(工芸・暮らし・住まい)に、物語と学びを載せる」
→ ギンビスの「お菓子に夢を!」に相当する 自社の一言理念 を明文化しておく。
2. 伝統・根っこ部分は変えず、タッチポイントを量子思考で増やす
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伊勢型紙:
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模様や技術は“変わらない核”。
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変えるのは、
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Tシャツ/NFT/パッケージ/宿の内装/体験ツアーなどの“表現と接点”。
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不動産・移住支援:
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「安心して暮らせる住まい」は核。
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変えるのは、情報発信、コンテンツ(移住ブログ・AfterE9)、オンライン相談の仕方など。
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→ 量子思考的に、小さな新タッチポイントを並行実験していく(SNSシリーズ・note・体験商品のバリエーションなど)。