「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」
のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう
本日は12月25日
理念と経営2025年25月号より

“言語偏重”の社会を問い直せ
P84 井坂 暁氏
✅ ポイント(要点)
1. “AIが人間を超える”という誤解
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AIの能力は「言語の統計処理」の延長にすぎない。
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知能とは人間が“主観的に感じるもの”であり、AIが本質的に知能を持つわけではない。
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「AI=万能」という認知バイアスが社会を誤らせる。
2. 人類は歴史的に“言語に依存しすぎてきた”
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言語は制約が大きく、誤解や偏見を生みやすい。
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文化・宗教・経済の対立は、言語の違いとその解釈に起因することが多い。
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歴史そのものも「誰が、どの言葉で書いたか」に左右される不完全な記録。
3. 現代はさらに“言語依存が増幅した社会”
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SNSの一言、プログラムの一行で世界が動く。
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オレオレ詐欺・炎上・フェイク映像など、言語や機械生成情報に起因する問題が増大。
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その一方で、人生やキャリアは依然として「言語テスト(資格・試験)」で決まる。
4. 言語以外の“表現力”が必須の時代
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人は言語以外にも感情・身体・音・アートで表現する生き物。
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言語の限界を理解したうえで、
音楽・映像・デザイン・体験価値 がますます重要になる。
✅ 結論(本質)
“言語偏重の社会では、本質を見誤る。”
AIの誤解、SNSの混乱、歴史の歪みもすべて、
言語という狭い枠を“世界のすべて”と思い込む錯覚から生まれる。
そしてこれからの時代に必要なのは、
言語に頼りすぎない判断力・表現力
多様なメディアで真実を読み解く力
である。
✅ 自社への活用
① 言語では伝わらない“体験の価値”を前面に出す
・ 作り手の手仕事・息遣い・音・工程を可視化
② 言語情報に頼らない意思決定を取り入れる
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SNSの反応を“言語の数字”だけで判断しない
③ 自社発信を“言語+非言語”の両軸で設計する
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文章より「感じさせる表現」を増やす