「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」
のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう
本日は1月3日
理念と経営2026年1月号より
株式会社学研ホールディングス代表取締役
宮原 博昭(みやはら ひろあき)

原点を忘れず、勝つまで
ポイント(要点整理)
① 原点は「使命感」──人は何のために働くのか
宮原博昭 氏の原動力は一貫している。
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日本の子どもたちのため
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教育を通じて社会を守る
人が働く理由は「使命感」から生まれる
異色の経歴(防衛大卒・地域限定社員)であっても、
「誰のために働くか」が明確であれば道は拓ける。
② 経営再建の第一歩は「歴史を紐解くこと」
2010年、20年近い減収に苦しむ中でまず行ったのは、
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社史を読み込む
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OBに会って話を聞く
そこから見えたのが、学研に流れていた三つの遺伝子。
③ 学研の「三つの遺伝子」
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顧客視点
─ 教える側ではなく、子どもの学びを支える視点 -
0→1を創る
─ 常にイノベーションを志向 -
価格を超える価値を提供する
─ 安さではなく、意味と価値で選ばれる
👉 長期低迷の原因は、この原点を忘れていたこと。
④ 勝つまで闘う戦略思考
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A案・B案では足りない
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四の手、五の手まで考える
一つの戦略だけで勝てた戦いはない
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現場から学ぶ
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過去の経験・他社事例を学ぶ
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自分の知見を超える
👉 **「勝つまで戦略を変え続ける覚悟」**が、増収増益の源泉。
⑤ 覚悟と古典
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数字を落とせば社長を辞める覚悟
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座右の書は 言志四録
暗闇の経営環境の中で、
「自分がまず一般(凡人)になろう」と腹を括った。
結論
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経営再建の本質は、
原点(使命・遺伝子)に立ち返ること -
戦略は一つでは勝てない
勝つまで考え、変え、学び続ける姿勢が結果を生む
👉 経営とは
使命 × 原点回帰 × 複線戦略の積み重ね。
自社への活用
① 経営・事業の原点確認
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自社は「誰のために」存在しているのか
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創業時の思想・最初の顧客を再確認する
👉 原点が戦略の判断基準になる
② 戦略設計
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A案・B案で止めない
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最低でも「四の手・五の手」まで書き出す
👉 選択肢の多さ=生存確率
③ 人材・組織運営
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能力より使命感
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「逃げない」「玉砕しない」人材を評価する
👉 現場から学び続ける組織文化をつくる
市場から退場しないために、重要で緊急な事柄に集中する
事業において、最も避けなければならないのは
一時的な失敗ではなく、
市場から退場してしまうことである。
退場してしまえば、
学びも、改善も、次の一手も存在しない。
だから経営の第一目的は
「勝つこと」よりも「残ること」にある。
そのために必要なのが、
重要で緊急な事柄に集中する姿勢だ。