米国も『ねじれ国会』、日本は外交危機 | 温泉放浪記

温泉放浪記

温泉を巡りながら、とりとめもなく考える様々なこと。
音楽、オカルト、金融、政治、パソコン、スマホ、携帯、etc
明日の仕事に、女子力アップに、役に立つかも!?

ジャンル分けしてますので、左サイドバーのメニューから
適当なジャンルを指定してお付合いください。

 日本の首相と比べれば、議会内での権力が桁違いに大きい米国大統領ですが、それでも議会運営はやり難いでしょうね。 なんでも大統領の特権でゴリ押しすれば、法案の効力を疑われた際に、それが全て大統領の責任になってしまいますし。 もちろん権力が大きければ、それに伴う責任が大きいのは当然ですが。

 そのへんの責任感が欠如しているように思えるのが日本の総理大臣。 国会議員になった以上は、一度は首相の椅子に座ってみたいのかもしれませんが、それに伴う責任について、どれだけ認識しているのでしょうか。 不可能なことを簡単にできるように嘘ついて政権を取ったとしても、その後に責任感のある仕事をしてくれるのなら、まだ許せます。 それが、あの人達のやる事ときたら、未だに首相として必要な情報収集をするでもなく、役に立たない側近の意見で方針を決め、向かう方向を定めぬまま船を進めています。 遅かれ早かれ座礁するのは避けられないでしょうね。

 尖閣列島の問題でも『日本に領土問題は存在しない』と本気で言ってたのでしょうか? 面倒臭そうだから勉強していなかったのでしょうか? 本気で思ってたのなら救いようの無いおバカさんですが、作戦として言ってるなら対応が間違ってるのも明白。 まず『領土問題が存在しない』と言うなら、尖閣列島や北方領土が、どの国に属しているのかを明言し、それに則した行動を取らないと。 中国、台湾、ロシアが領有権を主張しているのですから、問題は明らかに存在しています。 彼らの主張が正しいと認め、それらの国土を相手国にくれてやる、というなら確かに領土問題は無くなります。 そういう意味で『領土問題は存在しない』と言ってるのでしょうか?

 大きな体の相手が殴りかかって来た時に『僕は喧嘩はしないよ。これは喧嘩じゃないからね。だから気にしないでいいんだよ』と周りの人に言いながら、ボコボコに殴られてもいいんでしょうね。 反撃したら、もっと痛くされちゃうかもしれない、とイジメや仕返しを怖がって、毅然とした態度が取れないのが今の内閣。 確かに武力衝突が起きれば、国内の反戦論者だけでなく、アジア各地の旧日本軍による侵略を受けた国々の反発も激しい物があるでしょう。 それでも殴られっぱなしと言うのは、どうにもいただけません。

 まぁ、北方領土に関しては尖閣列島とは全く異なる経緯があるので、何とも言えないのですが。 日本が連合国側に対して負けを認めたのは、ポツダム宣言の受諾を決定した8月14日。 その翌日の8月15日には天皇陛下が玉音放送でそれを国民に知らせたわけですが、実際に降伏文書に調印したのは9月2日で、ここで正式に戦争が終結します。 その間の「空白の2週間」の間に、ソ連軍は北方領土に進軍し、南樺太、択捉、国後、色丹島を占拠します。 巨人軍入団時の江川みたいなもんですね。 『汚い』と言われようと、ルール上はセーフなわけです。

 終戦から遡ること6ヶ月前、ソ連のヤルタで連合国が集まり協定を結んでいます。 ヤルタ協定では、終戦後に、どの国が日本のどの部分を領土として手に入れるかが約束されていました。 ソ連は連合国側で参戦する事で北方領土を与えられる事が決められていたわけです。 米国は沖縄を占領しましたが、他の欧州諸国と同様、経済的価値や国民感情を勘案して、後に日本に返還したわけです。 アジア諸国が欧州の植民地から独立して行ったのと、基本的には同じ流れでしょう。 統治国が遠方にある場合、力で抑えつけるには金がかかります。 それよりは、独立させて自分達で稼がせ、貿易を通してその上前をはねた方が効率的なのです。 しかし、北方領土の場合は話が違います。 ロシアから見れば自国にも近く、資源もあり、戦略的にも有利なポイントで利用価値が高い。 日本に返す理由は何も無いのです。

 対立問題は、双方の視点から冷静に見ないと解決への道は見えません。 ロシア側にすれば、日ソ時代の交渉で領土問題が棚上げされたのが目の上の瘤で、できれば早期にロシアの領土だという事で決着したいわけです。 これまでの経緯からしても、日本が北方領土を取り返すにはそれなりの対価を払わねばなりません。 右翼の街宣やデモ行進には何の意味もありません。 国際的にも逆効果でしょう。 金で買うか(大規模な経済援助・円借款供与)、利便性で買うか(自衛隊北部方面隊の一部施設のロシアへの供与、ロシア海軍艦艇の北海道沿岸港の利用許可)、いずれかは必要になるでしょう。

 それに比べれば、尖閣列島の方は次元が違います。 こちらの方では中国は完全に強盗団です。 日本政府は、強盗に襲われても文句も言わず財産を投げ与えたわけです。 ロシアから見れば『自分の領土である北方4島に今まで日本はケチつけてたけど、今度の政権は何も言わなそうだから、ここで一発かまして誰の領土かハッキリさせておこうじゃないか』となるのも当然でしょう。 中国人船長を懲役刑にするなり、尖閣列島に海上自衛艦を配備して封鎖するなり、そういう対応が無ければ、今回のメドベージェフ大統領の国後島訪問に日本が文句を言うのは、国際的にも変な対応と言わざるを得ません。

 日本の学校で教えられた内容ではなく、ちゃんと自分で歴史事実を調べて、必要な知識と対立する両側から問題を眺められる視野を得てから首相になってください。 今の民主党には、選挙対策の知識を持った人しか居ないのでしょうか・・・。


人気ブログランキングへ クリックしてね(笑)
ブログランキング