
御覧の通りiPhoneによく似たデザインで、画面下のボタンが丸1個ではなく四角が3個(MacとWindowsのマウスの違いと一緒ですね)、電源スイッチが上端ではなく右横に付いたくらいでしょうか。 欧米で先行発売されていたオリジナルモデルとは異なり、ディスプレイの上に印字されたブランドが『SAMSUNG』ではなく『NTTdocomo』となっただけで、ずいぶんと高級感が増したように感じるは気のせいでしょうか(笑)
ドコモから先に発売されているソニー・エリクソン製の『Xperia SO-01B』と比較して筺体サイズ的にはほぼ同じ(Galaxyの方が若干薄く、重量も軽い)。 非常に似ているデザインなので社内競合しそうなものですが、実際に使ってみると、はっきりと趣味の違いが出そうです。 基本スペックだけ比較してしまうとGalaxy-Sの圧勝(バッテリの持ちが約1.8倍、有機ELディスプレイ使用、アプリケーション用メモリ容量が30倍、iModeメール互換機能あり、HDムービー対応、アプリケーションの実行速度が約2倍)なのですが、ディスプレイの縦方向の解像度が54ドット少ないとか、動画撮影時の手ぶれ軽減機能が無いとか、カメラの有効画素数が少ない(810万対500万)といったデメリットもあります。 特にディスプレイが54ドット長いと、アイコン列が1段追加できるだけに、操作性に与える影響も結構ありますね。
エクスペリアは使い込んだ事が無いので、デモ機での操作感との違いになりますが、エクスペリアが精密機械なのに比べてギャラクシーはどこか玩具っぽい。 動作がガサツな感じがします。 それがどこから来るかと言えば、有機ELディスプレイ・タッチパネルの感度のムラであったり、内蔵アプリの動作時の反応速度のバラツキであったり、そうした細かい感覚部分のチューニングが全然できていない事が原因でしょう。 これが一番良くできているのはiPhone4でしょうね。 あのスムースさと、商品としての高級感は、docomoの機種にはありませんね。
さて、ドコモのFOMA携帯から、ギャラクシーに機種変更すると何が起こるか? と言えば、何をするにも時間がかかる、というのが正直な気持ち。 着信電話ひとつ取るにも、画面上で通話アイコンをスライドさせてからタップするという2度の入力が必要で、片手作業だと電話を取り損なう事もしばしば。 メールを用途別のフォルダーに自動仕訳する設定方法も全く違います。 また、フォルダーに受信したメールを開いて見るには結構な時間がかかります。 携帯電話なら一瞬でできた事が1~2秒待たされるんです。 そんな僅かな遅れなら・・・と思うかもしれませんが、実際に毎日使ってみると相当なストレスを感じます。
スマートフォンではiModeが使えないので、そのままではiModeで送られてくる携帯メールは受発信できません。 ギャラクシーにはそれに代わるSmodeというのがあって、Smodeサーバーで転送を掛けてくれます。 ただしiModeメニューは使えないので、iModeのメールは送受信できますが、iMenuのお客様サポートから設定していた『迷惑メールの詳細設定』は引き継がれず、smodeのメニューで新たに設定し直さなければなりません。
iMenuが使えないので、携帯を使ったオンラインバンキングや着うたはほぼ全滅です。 携帯向けに提供されているゲーム類も全滅。 ブーシュカを始めとするアメーバのアプリもダメです。 この辺はエクスペリアでも同様ですね。 ただしエクスペリアはソニー系だからmoraが使えて、専用アプリでダウンロードと再生が可能(iPhoneとiTunesの関係)ですが、ギャラクシーではその辺のサービスがまだ提供されていません。 その代りギャラクシーはFlash対応なので、PC版のアプリは動作します(アメーバ・ピグ等)。 ただし動作速度や安定性の問題で、あまり実用的とは言えませんが。
と、ここまでまとめてみるとネガティブな事ばかりですね(^_^; 使い易さは別にして、機能からすれば選ぶのはギャラクシーとなるのですが、操作感をどのくらいのウェイトで評価するかで選択肢は変わるかもしれません。 moraの存在も大きいですね。 エクスペリアを携帯音楽プレーヤーと考える事も可能ですから。 また、一般の携帯にはできなくて、スマートフォンには可能な事、つまりダウンロードして追加できるアプリや、PCで作成した資料を携帯で編集・転送できるといった機能と引き換えに、どこまで携帯の軽快さを犠牲にできるか、と言った所も買い替えの条件でしょうか。
スマートフォンは内外数社から色々な機種が発売されていますが、まだどれも通話のみの機能において従来の携帯電話を凌駕するものはありません。 新しい機能が必要で無いなら、まだしばらくは様子見というのが正しい選択かもしれませんね。
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