
久々にBIWAKOビエンナーレを観に行ってきました。

近江八幡の旧市街地の町家などを展示会場に開かれる芸術祭。

今回のテーマは「流転-FLUX」だそうですが、鑑賞者としてはテーマはあまり意識しないかも。

この芸術祭が魅力的なのは、歴史的建造物として保存されているような古い町家を展示会場としていること。

町家の趣のある空間と芸術作品を組み合わせることによって生じる化学反応がおもしろい。

町家の構造はけっこう複雑で、部屋から部屋へと移動したり、二階に上がったりすることで、全く違う空間が現れるところもまたおもしろい。

天井の高い空間では高さを生かした作品もありますし、

設備や調度品などを活かした作品もあります。

蔵などの暗い空間では光と闇を活かした作品もありますし、

観るだけでなく体感できる作品もあります。

今回は旧市街地の中心部の会場を3時間ほどでササっと巡っただけですが、少し離れた長命寺や沖島でも開催されていましたので、すべて巡れば丸一日楽しめるかと思います。

BIWAKOビエンナーレは作品のクオリティもわりと高くて好きな芸術祭ではありますが、ただ、鑑賞パスポートが3,500円(+別途入館料400円)と随分と高くなりました。
アート鑑賞+街並み散策と考えると妥当なのかもしれませんが、再訪だと街並み散策という部分に新鮮さがなくなり割高に思えますので、もう少し安くしてくれると何度でも気軽に来れていいんですが...
まあ、今回はかなり久しぶりだったので、街並み散策や食事、買い物も含めてそれなりに楽しめたんでよかったです。