以前、「大地の五億年」という本を読んで大変面白かったのですが、今度はブルーバックスから「土と生命の46億年史」という本が出ていたのでまた読んでみました。
似たようなタイトルですが、「大地の五億年」は地球に土が生まれたとされる約5億年前から土がどう変化してきたのか、そこに人の営みがかかわるようになってどう変化してきたのかというお話だったのに対し、「土と生命の46億年史」は人類には作ることのできない土と生命がどのようにして誕生し、どのような歴史をたどってきたのかを、地球の成り立ちとともに46億年の歴史を丸々使って追っています。
とても面白い話なのですが、ブルーバックスらしい科学的な内容で、元素や分子レベルのミクロな話がたくさん出てくるため、何度も気を失いそうになりましたし、46億年をぎゅっと詰め込んでいるため、すべてを流れとして理解するのも大変でした。
特に土や生命の誕生の土台となる粘土の話は難しかった...幼い頃の楽しい粘土遊びとは訳が違いました。
現時点では、ちゃんと理解できたかどうかはなはだ怪しいですが、時々読み返していくらかでも知識として定着できればと思います。