涌蓋山散策 | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

 

くじゅう連山の隣にある日本三百名山、きれいな円錐形の山容から玖珠富士や小国富士とも呼ばれる涌蓋山に登ってきました。

 

いくつかある登山コースの中から選択したのは気持ちのいい草原歩きで手軽に縦走気分が味わえる八丁原コース。

 

 

 

 

登山口からまず目指すのは目の前に見える一目山。

 

 

 

 

まだ草が芽吹いたばかりで緑の乏しい山肌ですが、ちらほらと春の花が咲いていました。

 

これはハルリンドウ。

 

一昨日、平尾台で見たフデリンドウと似ていますが、ハルリンドウの方がより明るく鮮やかで好きです。

 

 

 

 

ハルリンドウ以上によく咲いていたのはキスミレ。

 

どちらも、涌蓋山まであちこちに咲いていました。

 

 

 

 

ほぼまっすぐ直登で登山口から22分ほどで一目山(1287.4m)に到着。

 

中央奥の山が今日の目標、涌蓋山です。

 

 

 

 

登山口の方を振り返れば、手前に猟師山、合頭山、黒岩山などの山々があり、その背後にくじゅう連山が見えます。

 

 

 

 

一目山からは一目散に駆け下りて、次のピーク、ミソコブシ山に向かいます。

 

ここからはほぼ大分・熊本県境に沿って歩く形になります。

 

 

 

 

途中には咲きかけのドウダンツツジ。

 

 

 

 

ミソコブシ山(1299.6m)。

 

 

 

 

ミソコブシ山の山頂付近には気の早いミヤマキリシマが数輪咲いていました。

 

 

 

 

このあたりが大体中間点。

 

涌蓋山も近くなってきました。

 

 

 

 

草原を緩やかに下り、涌蓋越まで下ったあたりで一旦樹林帯に入ります。

 

 

 

 

そして涌蓋山への登りの途中で灌木帯となり、涌蓋山手前のピーク、女岳(1420m)へ。

 

登っている最中には、ここが涌蓋山の山頂のようにも見えるため、まだあるのかとがっくりされる方もいるかと。

 

 

 

 

女岳と涌蓋山の間にはアセビがたくさん咲いていました。

 

 

 

 

そして最後の登りを登りきって涌蓋山山頂(1500m)に到着。

 

登山口から2時間25分でした。

 

 

 

 

三角点は山頂標柱からは少し離れた登山道上にありました。

 

 

 

 

そして何を祀っているのかよくわかりませんが、小さな祠もありました。

 

 

 

 

涌蓋山の山頂はほぼ360°の大展望。

 

まずは何といっても圧巻なのはくじゅう連山の眺望。
 

 

 

 

久住山、中岳、大船山、平治岳、三俣山など、主要なピークが間近に一望できる特等席。

 

これは贅沢な眺めです。

 

夏に向けて緑が増してくると、より美しい眺めとなることでしょう。

 

 

 

 

くじゅう連山から少し右に目を向けると祖母山。

 

 

 

 

さらに右に目を向けると阿蘇五岳、涅槃像もきれいに見えます。

 

 

 

 

北側には上下に分かれる2段メサという珍しい地形のテーブルマウンテン万年山が見えます。

 

下からはよく見るのですが、上から見るとこんな感じなんですね。

 

万年山にもいつか登ってみようと思っています。

 

 

 

 

北東、由布院方面には由布岳が見えます。

 

 

 

 

下山も同じルートで。

 

正面に阿蘇五岳を眺めながら。

 

 

 

 

そして左を向けばくじゅう連山。

 

景色に見とれて転倒しないようにしないと。

 

 

 

 

ミソコブシ山へとゆるやかに登り返し、

 

 

 

 

ミソコブシ山を越えたらほぼ下りで、一目山は迂回して登山口へ。

 

今日はトータル4時間40分の山行でした。

 

 

くじゅう連山や由布岳の陰に隠れている印象のあった涌蓋山ですが、玖珠方面から見る山容は円錐形で美しく、爽快な草原歩きも楽しめ、何といってもくじゅう連山をはじめとする眺望が最高でとても気に入りました。

 

百名山などの超メジャーな山に登るのもいいですが、それらの名山の眺めが最高な山に登るのもいいものです。