風神雷神 | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

 

 

 

原田マハさん+風神雷神というだけで興味津々で読んでみた本。

 

いや、読んでびっくり。

 

まさか、俵屋宗達が天正遣欧使節と一緒に渡欧して、ローマ教皇に謁見するとは。

 

そして、風神雷神とユピテル、アイオロスを結び付け、若き宗達とカラヴァッジョを邂逅させるとは。

 

後半の渡欧してからの話は、奇跡と感動の青春友情物語色が強く、また、この時代の西洋美術は苦手ということもあり、若干食傷気味になりましたが、織田信長や狩野永徳とのかかわりを描いた前半は、歴史小説感覚で読めて、また、これからどういう風に展開していくのだろうというワクワク感もあり、面白かったです。

 

歴史小説家が書いた絵師の話はいくつか読みましたが、マハさんが書くと一味違います。

 

もし他の絵師の話を書いていただけたら、ぜひとも読んでみたいです。