ここ数日、秋晴れが続いていたので、山陰方面へ1泊2日の小遠征。
1日目は岡山県の那岐山へ。
少し遅め、8時半頃に登山口に到着しましたが、平日なので一番奥の駐車場に停めることができました。
登山口は左手に延びる林道を少し歩いたところにありますが、まずは右手にある鳥居をくぐって蛇渕の滝にちょっと寄り道。
蛇渕の滝。
ん-、この季節は水量が少ないのかな?
登山口から少し歩くと、登山道はBコースとCコースに分かれます。
Cコースを登ってBコースを下る周回コースにします。
適度な勾配の登山道を登って行くと、少しずつ紅葉した木々が。
水場。
花はほとんど見かけませんでしたが、一輪だけ寂しく咲いているキッコウハグマを見つけました。
さきっちょがクルっと巻いているのがかわいい。
標高1000m近くまで来ると、だいぶいい色づきになってきました。
標高1000m。大神岩に到着。
神仏ポイント1。
大神岩の裏手に回ると、不動明王と彫られていました。
さらに岩の隙間の奥には大日如来と彫られています。
大神岩の上からは麓の奈義町が見渡せます...が、今日はすごく霞んでいます。
山頂から南に延びる尾根上に出ると空が近くなってきました。
青空と紅葉、きれいです。
神仏ポイント2。
須佐之男命と彫られています。
樹林帯を抜け、ササ原になると周囲の景色がよく見えるようになってきました。
西側には滝山へと縦走路が続く稜線が見えます。
那岐山三角点峰(1240m)に到着。
傍にあるトイレは改築中でした。
山頂まであと400m。
この先山頂の手前にも神仏ポイント3がありましたが、ちょっと足元の悪そうな岩場だったのでパス。
返り咲きスミレ。
避難小屋。
しっかりした造り。
中蒜山の避難小屋にちょっと似てるような...
日本三百名山、那岐山山頂(1255m)に到着。
登山口から2時間でした。
山頂からは360°の眺望。
麓の奈義町方面。
今日は快晴微風、登山日和の那岐山ですが、あまりに穏やか過ぎて空気がよどんでいるのか、霞んでいてよく見えません。
歩いてきた稜線と、縦走路の先に滝山。
北西方向には蒜山や大山も見えそうなものですが、ぼんやりと蒜山らしき山は見えたものの、大山までは見えませんでした。
紅葉は1000m前後がきれいでした。
今日は各地で夏日を記録するほどの暖かさでしたが、季節は順調に進んでいます。
下山は稜線を東に進み、途中の分岐を右に折れて、Bコースを下ります。
この稜線の先にも、右に後山、左に氷ノ山などが見えましたが、写真にはうまく捉えられないほどぼんやりでした。
これはサラサドウダンの紅葉かな?
花の後に実がたくさんついていました。
次、那岐山に登るならばサラサドウダンの花の季節かな。
Bコース下山中に樹間から見る紅葉。
パッと眺望の開けたところはありませんでしたが、こちらもやはり標高1000m前後の紅葉がきれいでした。
針葉樹林帯に入り、一瞬開けた場所から望む那岐山山頂。
この距離でも少し霞んで見えますが、山腹の紅葉がきれいです。
1時間20分で下山。
お昼過ぎに下山できたので、お昼は登山口から少し下ったところにある山の駅で奈義ビーフをいただきました。
盛り付けが洒落てて、お肉も美味しかったですが、具だくさんのお味噌汁が特にうれしかったです。
那岐山はきつい登りや危険な箇所もほとんどなく、2時間程度で登れて、眺望抜群の稜線歩きも楽しめて、とてもよき山でした。
日帰りも可能な山ですので、また違う季節にでも登ってみたいと思います。