8月はもちろん、9月に入ってもなお猛暑が続き、なかなか外に出る気になれなかった今年。
暑さ寒さも彼岸までというほどでもないですが、ようやく少し気温が下がってきたので、六甲山に行ってきました。
今日は2ヶ月以上ぶりの山登りなので、標高差を抑え気味にということで、渦森台から寒天山道を登ります。
お、食べ頃まではまだまだだけど、アケビ。
ゆっくり登って、六甲ケーブル山上駅へ。
六甲ミーツ・アートが開幕していたので、今日は、登山ついでに無料で観賞できる作品を巡ってみようと思います。
ちょっとこわい...
こわいこわい...
待合室にも。
ケーブル降車口近くに並んでいるので、六甲ミーツ・アートを知らずに上がってきた人は、このお出迎えにびっくりすることでしょう。
天覧台にはこの作品。
そして、これは...
各エリアで10種類のスポーツ・プログラムを提案するという作品だそうです。
ビジターセンターにはこの作品。
牛舎で牛が食事をする風景を針金で造形した作品。
これいいなぁ。めっちゃリアルで牛の鼻息が聞こえてきそう。
今回の公募大賞グランプリだそうです。
こちらはその隣にあった蟻塚に着想を得た作品。
神戸市長賞だそうです。
風雨にさらされて風化していく様を感じてほしいそうですが、
元はこんな姿だったようです。
今回から歩きながら作品を鑑賞するトレイルエリアが設けられており、ブナの小径にはこちらの作品が。
新池にあるこちらの作品は、有料会場なので道から観賞。
初秋の花もいくつか見られました。
ツリフネソウ。
シュウカイドウ。
これは植えられたものですが、六甲山上エリアには、こうした植えられた園芸種や外来種、それらが野生化した植物も多く見られます。
六甲有馬ロープウェイ六甲山頂駅にはこちらの作品。
ひらがなを様々な人文字で表現したものだそうです。
あ!
そしてこちらの作品。
しかし、このロープウェイの山上区間、ずっと休止中なのですが、今後どうするつもりなのだろう...
六甲を楽しむ我々の心に少なからず影を落とす存在です。
ガーデンテラスに向かう道沿いには、バイクのような飛行機のような不可思議なオブジェ。
子どもの頃のブロック遊びの延長線上にあるような作品ですね。
いまだに色鮮やかなあじさい。
ガーデンテラスにはこの作品。
ロープウエイ山頂駅からガーデンテラスに向かう道にもたくさんありました。
突端にはこの作品。
今日は昼までずっと曇天でしたが、むしろ暑さがしのげてよかったです。
山上では北寄りの強い風が吹き、少し肌寒く感じるくらいで気持ちよく歩けました。
ガーデンテラスからは再びトレイルエリアに入り、こちらのインスタレーション作品。
足元にいる毛玉たちは小さくうねるように動き、小さくいびきのような音を立て、謎の生物のようで不気味。
こちらは「成長」について考える作品。
成長に関する様々な人々の言葉が散りばめられています。
ちょうど、マルクスの資本論に関する本を読んでいたところなので、なおいっそう考えさせられました。
そしてこちらの作品は...よくわからなかったなぁ。
トレイルエリアの最後は六甲山地域福祉センターにあったこちらの作品群と、
室内には六甲に関わる人々の作品や寄稿が展示されていました。
こちらの原稿は気に入ったものを抜き取って表紙に挟み込んで自分だけのオリジナルの冊子にして持ち帰るという趣向になっていました。
たまたま知っている方の原稿があったので、その他数点とともに持ち帰らせていただきました。
下山は登りと同じ道から途中で分岐して油こぶし経由で六甲ケーブル下駅へ。
ここにもチンパンジーな作品がありました。
下りは、お昼時で晴れ間も出てきたこともあり、下れば下るほど暑くなりましたが、それでもぬぐうほどの汗をかくこともなく快調に歩くことができました。
六甲ミーツ・アートは山歩きのついでであれば、無料作品だけでもけっこう楽しめますね。
秋初戦の山登りにはちょうどいいかも。