ススキが見頃を迎えつつある曽爾高原に行ってきました。
お昼に家を出て14時半頃に到着。
平日にもかかわらず、駐車場にはけっこうな数の車。
さすが、関西屈指のススキの名所です。
しかし、来るのは今回が初めて。
奈良と三重の県境ですから、なかなかに遠いんですよね。
曽爾高原にはススキ以外にもう一つ目的があります。
日本三百名山の俱留尊山への登頂です。
ということで、亀山から稜線を歩いて俱留尊山を目指します。
15時前に登山開始。
もう少し早く登り始めたかったところですが、まあ、日が暮れる前には下山できるでしょう。
樹林帯を少し歩くと、お亀池と、その向こうに片側だけバリカンで刈り上げたかのようなヘンテコな山が見えてきます。
俱留尊山ではなく、その手前にある二本ボソです。
が、その前にさらにその手前にある亀山に登ります。
地図では亀山(849m)となっていましたが、八幡山(756m)と書かれています。
次は二本ボソを目指します。
お亀池から上がってくる遊歩道との合流地点の亀山峠あたりから見たお亀池。
周りは一面のススキです。
左手にお亀池とススキを眺めながら登って行くと、樹林帯に入ります。
そして、番小屋が現れます。
ここから先は私有地につき入山料(500円)が必要です。
今日は番小屋は無人でしたが、料金箱が置かれていましたので、一応、帰りに500円入れておきました。
番小屋からすぐ二本ボソ(996m)に到着。
ここからは西側を除く三方の展望が開けていました。
東側、写真左側、近いところにあるのは大洞山でしょうか?
三多気の桜と合わせて登ってみたい山です。
南側には手前に登って来た稜線。
亀山の先には後古光山、古光山。
そのずっと先には昨年登った高見山。
高見山の稜線を左にたどると三峰山。
三峰山は高見山と同様、冬に登ってみたい山です。
さらに奥の稜線は台高山脈ですね。
そして、北側には、ようやく俱留尊山が見えました。
けっこうな登り返しですね。
ノジギク?
オオカメノキの実。
下って登って、俱留尊山(1037m)に到着。
少々ハイペースで登って1時間5分でした。
俱留尊山からの眺望は登って来た方向がわずかに開けているだけでした。
この山単体では特に見どころのない山に思えますが、日本三百名山に数えられるのは曽爾高原も含めてのことなのでしょうね。
(入山料もいることだし、多分もうここまで登って来ることはないでしょう。)
だいぶ日が傾いてきました。
ススキの夕景に間に合うようすぐに引き返します。
二本ボソを経由し、樹林帯を抜けたところ。
この山の片側だけススキの草原になっているこの風景。
森林との境があまりにはっきりしているので、森林伐採の結果なのかと思ってしまいますが、大昔の大規模な地滑りでできた地形なんだとか。
亀山峠まで戻ってきました。
ススキが傾いてきた日の光に輝きを増しています。
昼間だとのっぺりとした感じに見えるのに、夕方近くになって輝きを増すのは、陰影と光の反射の角度のせいなんですかねぇ。
手前に風になびくススキをいれて。
秋の草原ですねぇ。
亀山峠から下りながら。
日がさらに傾き、だんだんと赤味を増していきます。
お亀池周辺まで下りてきて、もう少しススキの風景を楽しみたかったところですが、そろそろ時間切れ。
今日は水平線近くに雲があり、赤くなりきらないまま日没となってしまいました。
しかし、十分にきれいなススキの夕景を見られたと思います。
曽爾高原ではこの時期、ライトアップも行われています。
ということで、亀山峠まで戻って少しライトアップを撮って見たのですが、三脚を持ってこなかったのでうまく撮れませんでした。
マジックアワーになりきらない夕空とライトアップ。
宵の明星とライトアップ。
お亀池は遊歩道の形で見るとひょうたん池って感じですね。
ライトアップを見た後は、近くのお亀の湯でほっこり。
ヌルッとした肌触りのなかなかいいお湯でした。
曽爾高原のススキは見頃には入っていますが、穂も開き切っておらず、山も緑で、まだ序盤という感じ。
これからどんどん黄金色へと変化していくようです。
今度は、もう少し時期をずらし、周辺の紅葉なんかと合わせて来てみたいですね。