夏の至仏山散策(2) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

至仏山の山頂からの眺め。

 

尾瀬ヶ原と燧ヶ岳。

 

 

少し左に目を向けると遠くに平ヶ岳でしょうか。まだ残雪が見えます。

 

 

さらに左、新潟方面の山々。

 

 

南東には一昨日登った日光白根山など奥日光の山々。

 

天気予報どおり、だいぶ雲が多くなってきました。

 

午前11時、至仏山の山頂での休憩はほどほどに、下山を開始します。

 

下山するまで雨に降られずにすむでしょうか?

 


至仏山から小至仏山へと続く道。

 

いい稜線です。

 

 

下山時にもまだまだたくさん花が見られました。

 

タカネバラ。

 

 

ハクサンシャクナゲ。

 

 

30分ほどで小至仏山に到着。

 

 

南の方に武尊山が見えます。

 

 

振り返って見る至仏山。

 

あまりゆっくりできませんでしたが、いい山でした。

 

またいつか。

 

 

ホソバヒナウスユキソウ、いいですね。

 

今まで見たウスユキソウの仲間では、一番好きかも。

 

 

小至仏山からの下りでは、ここまで見かけなかった(気づかなかった?)花がたくさんありました。

 

シナノキンバイ。

 

 

ハクサンイチゲ。

 

 

タテヤマリンドウ。

 

 

チングルマに、さりげなくショウジョウバカマ。

 

 

ハクサンコザクラ。

 

 

イワカガミ。

 

 

悪沢岳分岐あたりから樹林帯に入ったと思いきや、植生保護柵に護られた湿原が現れました。

 

オヤマ沢田代という小さな湿原です。

 

 

標高2,000mあたりにあるこの湿原では、ワタスゲが見頃でした。

 

 

いやあ、こんなにワタスゲが見られるなんて、最後にいいお土産をいただきました。

 

尾瀬には尾瀬ヶ原や大江湿原の他にも多くの湿原があり、それぞれ標高差があるので、時間差で様々な花が楽しめるのがいいですね。

 

おっと、ポツポツと雨粒が落ちてきました。

 

時刻は12時過ぎ。

 

ここからの鳩待峠までの標準コースタイムは約1時間。

 

天気がもつかどうか...

 


オヤマ沢田代からの樹林帯でもまた違った花々が見られました。

 

モミジカラマツ。

 

 

ツマトリソウ。

 

 

アカモノ。

 

 

ゴゼンタチバナ。

 

 

ヒオウギアヤメ。

 

 

尾瀬ヶ原と燧ヶ岳もそろそろ見納め。

 

いつかまた燧ヶ岳にも登りたいですね。

 

燧ヶ岳の右手前のなだらかな山はアヤメ平。

 

こちらにもまた湿原があるようなので、アヤメ平経由で尾瀬に入るルートも歩いてみたいです。

 

 

あとはスタスタ歩いて12時50分に鳩待峠に到着。

 

なんとか雨に降られる前に下山できました。

 

ところが、バスのチケットを買って、花豆ソフトでも食べようかなと思ったら、またポツポツと雨粒が落ちてきたので、とりあえず、ザックを持ったまま、休憩所の売店へ。

 

すると、お土産を物色し始めて間もなく、雨が本降りになりました。

 


昨日といい、今日といい、こんなにタイミングよく雨が降り出しますかね。

 

これを神回避と言わずしてなんとする。

 

しかも、今日は昨日以上の大雨。一時はかなりの土砂降りになりました。

 

途中で抜いた人、私より後から登り始めた人、下山途中ですれ違った人、数十人はいたかと思いますが、雷も鳴っていましたし、滑りやすい蛇紋岩ですし、特にまだ稜線上にいた方は恐かったことでしょう。

 

夏の山の午後の天気の急変には要注意ということを改めて思い知りました。

 

昨日、今日のことを単なる幸運とせず、これからも天候について入念に下調べした上で、行動中にも天候の変化を感じ取り、適切な行動を取れるよう、スキルを磨いていきたいです。

 

 

お土産を買った後は、花豆ソフトを食べたり、食堂で軽くおそばを食べたりして時間を潰しましたが、1時間以上待っても止まなかったので、傘をさしてバス乗り場へ行き、乗合バスに乗って尾瀬戸倉の駐車場に戻りました。

 

 

今回の遠征は、日光白根山に登り、尾瀬を散策し、最後に至仏山に登って終了。


尾瀬に関してはもう少しじっくり楽しみたかったですが、(午後の雨を除けば)天候に恵まれ、いい景色も、夏の花々もたくさん見れて、よかったです。

 

新型コロナの感染状況を見ると、これが今年の最初で最後の夏山になることも十分考えられますが、十分満足です。

 

4連休はおとなしくしたいと思います。