四角友里さんの”山登りガイド&エッセイ”。
以前、何かの山岳雑誌に寄稿されていたコラムで、”槍の肩まで行ったけど槍に登らなかった”みたいなことを書かれていて、私がもし槍に行ったらやってみたいと思っていたこと(と言いつつ、イザ目の前に立つと登っちゃうんでしょうが...)を実際にやってる人がいると、印象に残っていたのですが、そんな四角友里さんが出しているこの本が本屋の書棚でふと目に留まり、ペラペラとめくってみると、面白そうだったので、買って読んでみました。
12ヵ月、37の山やトレックキングコースの山行記を紹介しているのですが、その中で私も行ったことのある山、あるいは行きたいと思っている山は2/3くらい。
好きな山やコースが似ているのでしょうか、共感できる部分が多く、楽しく読むことができました。
豊かな感性で山の魅力を表現されていて、同じ山であっても、私よりも数倍、山の良さを感じ取っているだろうし、楽しんでいるであろうことが文章や写真から伝わってきて、読めば読むほど山に行きたい気持ちが高まってきます。
(ただ、この本の難点は字が小さいこと。本文はなんとかなるんですが、ふりがなと写真の注釈は辛いです。)
この本の中で紹介されているまだ行ったことのない山のいくつかは、数年のうちに是非とも行ってみたいですね。