久々の六甲山 | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

緊急事態宣言が解除されて約1週間後の週末。

 

山登りの体力回復のため、六甲山を歩いてきました。

 

阪急芦屋川駅から高座ノ滝、風吹岩、雨ヶ峠、七曲り、一軒茶屋を経て六甲最高峰を目指す、多分最もポピュラーなコースですが、最もよく登っているだけに、体力レベルを測るのにもちょうどいいコースです。

 

 

ただ、緊急事態宣言が解除されたとはいえ、コロナ禍にあることに変わりのない現状、山登りはどう楽しむべきなのか...

 

そんな悩める山好きに向けて、山岳四団体がガイドラインを示してくれました。

 

政府の緊急事態宣言全面解除を受けて——山岳四団体

 

政府や自治体が示す新しい生活様式に沿った妥当な指針ではないかと思います。

 

 

ということで、ガイドラインに従ってマスクを着用して登山に挑んでみたのですが、いやあ、さすがに息苦しいですね。

 

ただ、3,000m級の山に登るための心肺機能のトレーニングだと前向きに考えて登っていると、徐々に慣れてきて、思ったよりも速く登ることができました。

 

 

好天に恵まれた六甲山。

 

この時期にこのコースを登ったことはなかったのですが、中腹ではコアジサイがきれいに咲いており、

 

 

七曲りでは、ツボスミレやニガナなどの小さな花が登山道を彩っていました。

 

 

山頂までもう一息というところまで来ると、ヤマツツジの朱色と新緑の明るい緑色が織りなす鮮やかな色合いがひときわ目を引きました。

 

 

山頂ではソーシャルディスタンスを保ってお昼ごはん。

 

JR芦屋駅にも売っていました、六甲山縦走弁当。

 

久々に山の上で食べるお弁当は格別ですね。

 

 

帰りは有馬温泉へ。

 

一軒茶屋の向かいで何やら工事をやっていたのですが、どうやらきれいなトイレを新設するようです。

 

今あるトイレはかなり古いので、これはうれしいですね。

 

 

魚屋道には、アジサイのようなアマチャのような、ガクウツギという花がたくさん咲いていました。

 

結構きつい香りがマスク越しにも感じられます。

 

 

有馬温泉は、金の湯は開いていましたが、足湯は閉鎖。

 

閉まっているお店もまだ多く、人通りも普段の週末の2~3割といったところでした。

 

遠方や海外からの観光客がほとんどいない現状ではこんなものなのかもしれませんね。

 

少しばかりですが、応援のため、炭酸煎餅を買って帰りました。

 

 

登山者のほうも普段の半分以下といったところでした。

 

こちらはまだ様子見の人が多いのかもしれませんね。

 

意外だったのは、登山中、マスク、あるいはネックゲイターなどで口元を覆っている人がほとんどいなかったこと。

 

ざっと1割以下といったところでした。

 

登山では呼吸も荒くなるし、すれ違いや追い抜きで距離をとれないこともありますので、確率的にはかなり低いとは思いますが、感染リスクゼロではありません。

 

三密でもないし、息苦しいし、気持ちはわからなくもないんですが、街中でみんなあれほど注意していることを思えば、驚くほど低いマスク着用率で、山に入るとこんなに緩むのかとちょっと怖さも感じました。

 

昨年、御嶽山に登った時には、7割くらいの人がヘルメットを着用していて、みんな意識高いなと感心したものですが、この違いは何なのだろう...

 

一日中、悶々と考えながら歩いていました。

 

まあ、何が正解なのかまだよくわからないことも多いので最終的には一人一人がどう判断するかということになるのでしょうが、他の人がどうであれ、自分は自分の思うできる限りの対策をして、許される範囲の山を歩こうかなと思います。

 

早くコロナが終息して、以前と同じような登山ができるようになってほしいものです。