日本三百名山のひとつ、唐松岳。
山頂では昼ご飯を食べながら、30分ほど待ってみましたが、なかなかガスが晴れず、周りの景色は見えずじまい。
帰りのリフトの終了時間からの逆算して、もうそろそろタイムリミットかなという12時半頃に一瞬上空が晴れたのが精一杯でした。
山頂からの景色はあきらめて下山開始。
山頂直下の唐松岳頂上山荘に立ち寄ってバッジを購入してから帰路につきます。
山荘へのトラバースの途中には、コマクサが咲いていました。
高山植物の女王。年に一度は見ておきたい花ですね。
山荘から見る唐松岳。
こちらも15分ほど見ていましたが、なかなかガスが晴れず、これが精一杯でした。
帰りも花を探しながら。
ミヤマダイコンソウ。
タカネヤハズハハコ。
初見...だと思います。
丸山ケルンあたりまで下りてきて、水分補給の立ち休憩をしていると、不帰嶮の方の雪渓の上で落石が発生。
登山道のないところではありますが、遠く離れているのに雷のような音がしてびっくりしました。
チングルマ。
サンカヨウ。
行きに見つけていたら、花が透き通っていたかも。
ハクサンタイゲキ。
キジムシロ。
ミヤマアズマギク。
ウラジロヨウラク。
初見です。
キバナノカワラマツバ。
これも初見です。
シモツケソウ。
ハクサンチドリ。
ニッコウキスゲ。
アルペンクワッドとグラートクワッドの間にある鎌池湿原には群落がありました。
タカネマツムシソウ。
ミヤマコゴメグサ。
ムシトリスミレ。
初見。スミレの仲間ではありません。その名のとおり、食虫植物だそうです。
ハッポウワレモコウ。
初見。八方尾根の固有種だそうです。
こちらは普通のワレモコウ。
ハッポウウスユキソウ。
初見。これも固有種。
ハッポウタカネセンブリ。
初見。これも固有種。
ホソバツメクサ。
タテヤマウツボグサ。
キンコウカ。
唐松岳頂上山荘から3時間で八方池山荘まで戻ってきました。
リフトを乗り継ぎ、見えてきたのは、ゴンドラ乗り場のあるうさぎ平テラス。
スキーの時は、休憩場所としてよく利用しましたが、しばらく来ないうちにきれいになりましたね。
屋上には白馬マウンテンビーチなんてものもできています。
夏の八方尾根はとにかく花の種類が多くて驚きました。
アップした写真の花以外にも20~30種類の花を見つけたかと思います。
リフト乗り場では、「八方尾根花散歩」というその時咲いている花を紹介するリーフレットを200円で販売していましたが、ここに載っているだけでも70種類。
しかも、八方池より上でしか見なかった花は載っていませんので、それらを合わせるとこの時期だけで100種類近くは見られるのではないでしょうか。
ゴンドラとリフトで簡単に上がってこれて、唐松岳まで行かずとも、八方池までの往復だけでも、たくさんの高山植物と景色を堪能できる八方尾根は、幅広い層の人におすすめできるコースかと思います。
今回は、天候がイマイチで、眺望が全くダメだったのが残念ではありましたが、また少し季節をずらして天気のいい時に登ってみたいです。