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戸隠蕎麦をいただいた後、中社にお参りします。

中社の鳥居の周囲には、三本杉という樹齢800年を超える三本の杉の巨木があり、

社殿の前には樹齢700年以上という御神木があります。

中社の社殿。
御祭神は天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)。
天岩戸から天照大御神を出すために天岩戸開神楽を考案した知恵の神様です。

中社の左手から奥社への道を進むと、ほどなく女人堂跡があります。
これより先、奥社まではかつて女人禁制だったそうです。

近くには、その禁を破って入ろうとした尼僧が石になったという「比丘尼石」があります。

中社から30分弱歩くと奥社入口に到着。

奥社入口から奥社までは約2kmの道程。
鳥居の先に果てしなく道が続きます。

ちょうど半分くらいのところに随神門が現れます。

随神門をくぐると、杉並木が現れます。
戸隠といえば、これですよね。

戸隠神社奥社の杉並木は約400年ほど前に植樹されたものだそうです。
羽黒山の杉並木も大体同じくらいの樹齢だったかと思いますが、ここのは地盤のせいでしょうか、場所によってはこのように地表にモリモリと根が現れており、力強い印象を与えています。

杉並木を過ぎると、最後は石段の登りになります。

奥社入口の鳥居から約30分。
ようやく奥社に到着です。

こちらが奥社の社殿。
御祭神は天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)。
天照大御神が隠れた天岩戸を力でこじ開けた神様です。

奥社の左隣には、九頭龍社があります。
奥社に天手力雄命を祀る以前から地主神として崇められている九頭龍大神を祀る、戸隠神社最古のお社だそうです。
帰りは奥社入口まで再び歩き、バスに乗って一之鳥居まで戻りました。
戸隠古道ウォーキングで歩いた距離は、一之鳥居から奥社までの約10kmと、帰りの奥社から奥社入口までの約2kmを合わせて約12km。
食事、休憩、バスの待ち時間なども含めて約7時間の行程でした。
しかし、五社を巡るのは面白かったですが、社と社の間の道中はちょっと退屈でしたね。
一之鳥居から宝光社までは歩かなくてもよかったかなというのが正直な感想です。
宝光社から奥社までの五社巡りなら距離的にも半分くらいですので、もっといろいろなものをゆっくりと見ながら楽しんで歩けるのではないかと思います。