中札内アート散策(2) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

北海道6日目(7月22日)。

 

最終日のこの日は帯広周辺を普通に観光しました。

 

まずは4日前、時間切れで見れなかった中札内村の「六花の森」にやってきました。

 

 

 

「六花の森」は中札内美術村と同じく六花亭が手掛ける施設で、六花亭の包装紙に描かれた草花が咲く森の中に小さな美術館が点在しています。

 

 

 

7月下旬のこの時期は、十勝六花(ハマナシ、エゾリンドウ、オオバナエンレイソウ、カタクリ、エゾリュウキンカ、シラネアオイ)の一つ、ハマナシが見頃でした。

 

一般的にはハマナスというと思いますが、実の形がナシに似ているからハマナシという説を採った坂本直行さんの意志を尊重してここではハマナシと呼んでいるそうです。

 

その説によると、ハマナスというのは東北なまりから生じたのだとか。

 

 

 

その坂本直行さんの作品を展示する「坂本直行記念館」。

 

六花亭の包装紙の草花を描かれた方ですが、ここにはそうした草花の絵のほか、風景画など、様々な作品が展示されています。

 

ちなみに、坂本直行さんは坂本龍馬を出した土佐の郷士坂本家当主の子孫だそうです。

 

 

 

屋外作品もあります。

 

彫刻「考える人(ロダンから)」

 

考えすぎて石になってしまったような感じですね。

 

 

 

こちらは花柄包装紙館。

 

六花亭の花柄包装紙の原紙などを展示しています。

 

 

 

何種類もの草花の絵を包装紙に散りばめるように並べてレイアウトしているんですね。

 

 

 

そして建物の壁は一面花柄包装紙で埋め尽くされています。

 

こんな部屋に住みたいという六花亭ファンもいるんじゃないでしょうか。

 

 

 

こちらは坂本直行さんが長年表紙絵を担当した十勝の児童詩誌「サイロ」の1号から600号までの表紙を飾る「サイロ五十周年記念館」です。

 

六花の森には、この他にも十勝にゆかりのある作家さんの作品を展示する小さな美術館を4つほど楽しめます。

 

全体的に中札内美術村よりも少し親しみやすく気軽に観れる作品が多い印象でした。

 

 

 

蝦夷で見るエゾアジサイ。

 

 

 

美術作品を観る合間合間の森林浴も気持ちいいです。

 

 

 

水の流れも巧みに取り入れられていて、この時期とても涼やかです。

 

 

 

森と美術館を一通り観て回ったあとは、「レストハウス&ショップはまなし」で食事や買い物が楽しめます。

 

 

 

こちらは帯広と札幌の限られた店舗でしか食べられない「マルセイアイスサンド」。

 

六花亭を代表する銘菓マルセイバターサンドは、冷やして食べるとなおいっそうおいしいお菓子だと思いますが、これは、はじめからアイスとして作られた商品です。

 

マルセイバターサンドと違って、3枚の薄めのビスケット生地の間に2層の厚めのクリームが挟まっているというスタイル。

 

なるほど、アイスとしてはこのくらいの比率の方がおいしいですね。

 

 

 

「六花の森」を出た後は、お土産を買いに六花亭の帯広本店にも寄ってみました。

 

こちらでも、これまた限られた店舗でしか食べれない、しかも賞味期限が3時間という超レアなお菓子、「サクサクパイ」をいただいてみました。

 

パイ生地のコルネですが、時間がたつとパイがクリームの水分を吸ってサクサク感が失われるから、賞味期限が3時間なのだとか。

 

そんなお菓子なので、帯広本店にはお店の一角にイートインコーナーがあり、無料のコーヒーと共に買ってすぐにいただけるようになっています。

 

確かにサクサクのパイ生地とカスタードクリームの相性は抜群ですね。

 

うーん、でも、地元にはケーニヒスクローネのクローネというものがありますから、地元びいきでそちらに軍配を上げさせてもらいましょうか。

 

でも、帯広に来たら是非ご賞味いただきたいですね。