荒島岳散策(1) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

近場の山が暑くなり始めたこの時期、ちょっと遠出してギリギリ日帰り圏内の荒島岳に登ってきました。

 

前日夜に出発し、途中、眠くなったところで仮眠し、朝一番、勝原コースの登山口になるカドハラスキー場跡の駐車場に到着。
 
うーむ...
 
北陸地方は夜中まで雨が少し降っており、夜が明けてもまだ曇り空、ガスってます。
 
 
 
さて、ほとんどの人はここから勝原コースを登って降りてのピストンだと思うのですが、いろんな人の登山レポートを見ていて、登りは中出コース、下りは勝原コースと違うコースを歩くこともできることがわかったので、今回はそうしてみることにしました。
 
 
 
まずは、カドハラスキー場跡の駐車場から15分ほど歩いてJR越美北線の勝原駅へ。
(写真左の簡素な建物が勝原駅。右の立派な建物は公民館。)
 
 
 
ここから6時10分発の福井行の列車に乗ります。
 
 
 
そして2駅先の下唯野駅で下車し、ここから中出コースの登山口まで歩きます。
 
今回は中出コース⇒勝原コースにしましたが、逆もまた可(たぶん、標高差を考えると逆の方が楽)。
 
帰りに列車(またはバス)で移動するのも可ですが、本数が少ないので行きに列車で移動しておく方が安心です。
 
 
 
中出コースの登山口への道中、水田越しに見る荒島岳。
 
うーん、雲に覆われてます。
 
 
 
反対側には麦秋を迎えつつある麦畑。
 
来る途中にも多くの麦畑を見ましたが、このあたりは麦(六条大麦)の栽培も盛んなようです。
 
福井県は六条大麦の生産量が日本一なんだとか。
 
 
 
 
下唯野駅から40分ほど歩いて中出登山口の駐車場に到着。
 
新しくとてもきれいです。
 
水場もトイレもあり、登山届提出所も建物の中に完備されています。
(勝原コースの登山届提出所は電話ボックスの再利用でした。)
 
 
 
駐車場からしばらくは林道を歩きます。
 
まだ晴れそうもないので、花でも見ながらゆっくり登ります。
 
 
 
このあたりはタニウツギが盛りでした。
 
 
 
ほかにも、キケマン、
 
 
 
シライトソウ、
 
 
 
トキワハゼ?
 
 
 
クルマムグラ、
 
 
 
ウマノアシガタなどが咲いていました。
 
 
 
林道の途中から本格的な登山道に入ります。
 
しばらくは蛇行する林道をショートカットするような形の道で、何度か林道と交差しながら登って行きます。
 
 
 
二又という場所にそびえ立つ木は、積雪の影響でしょうか、谷側に大きく曲がっています。
 
このあたり、ツツドリが「ポポッ、ポポッ」と鳴いているのを見かけましたが、カメラを出そうしている間にどこかへ行ってしまいました。
 
他にもウグイスをはじめ、よく鳥が鳴いていましたが、なかなか姿は見れません。
 
 
 
花は標高が上がるにつれ、新手が登場します。
 
これは登山口あたりから広範に咲いていた1cmにも満たない小さなスミレ、ツボスミレでしょうか。
 
 
 
ムラサキケマン。
 
 
 
ウワミズザクラ。
 
遠めに見ると穂状、房状に花をつけ、尾っぽかブラシのようですが、よく見ると桜のような花弁を付けています。
 
 
 
ブナの原生林に入ってきました。
 
 
 
咲きかけのホウチャクソウ。
 
 
 
チゴユリ。
 
うつむき加減で控えめに咲く花ですが、きれいな花です。
 
 
 
ニリンソウは朝も早いし天気も悪いのでまだ目覚めていません。
 
ニリンソウは広い範囲に群生していましたが、こうして二輪先揃っていたのはだいぶ上の方で、下の方では一輪目が終わって二輪目のみが咲き残っている状況でした。
 
 
 
標高1000m辺りまで来るとガスが出てきました。
 
こういう原生林の中では、これもまた神秘的できれいです。
 
 
 
ツツジも咲いていました。
 
こちらはミツバツツジ。
 
 
 
こちらはムラサキヤシオツツジでしょうか。
 
 
 
駐車場から2時間半かけて小荒島岳に到着。
 
 
 
ここからは荒島岳の雄大な姿が見られるらしいのですが、晴れることを期待してゆっくり歩いてきたかいもなく、今回は残念な眺望でした。
 
(2)へつづく...