鳥海山散策 (1) | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

東北の旅5日目。

 

3日ぶりの晴天となったため、鳥海山に登ることにしました。

 

鶴岡から鳥海山に向かう道中、前方に姿を現した鳥海山。

 

雲もかかっておらず、裾野から山頂までよく見えます。

 

 

 

鳥海山ブルーラインで鉾立まで上がり、象潟口コースを登ります。

 

8時30分頃、登山開始。

 

 

 

登り始めて10分。


鉾立展望台から駐車場の方を振り返ります。

 

駐車場の向こうに日本海に向けて広がるのは象潟という地域。

 

あのあたりは元々海で、鳥海山の噴火によって起きた山体崩壊によって大量の土砂が流れ込み、それによってできた流れ山が大小さまざまな島々を形成し、「東の松島、西の象潟」と呼ばれる景勝地になっていたそうです。

 

1804年の象潟地震で海底が隆起したことで陸地化してしまったそうですが、今でも島々の名残が見られるそうです。

 

噴火にしても地震にしても、これだけ地形を一変させるですから、ものすごいエネルギーですね。

 

 

 

山頂方面は逆光でよく見えません。

 

 

 

展望台の周辺ではアキノキリンソウや、

 

 

 

ハクサンオミナエシ、

 

 

 

ミヤマシシウド、

 

 

 

ヨツバヒヨドリ、

 

 

 

ハクサンシャジンなどの花が見られました。

 

 

 

序盤はよく整備された石段の道が続きます。

 

石に割って加工した形跡が多く見られありますが、そのおかげでとても歩きやすい石段になっています。

 

ありがたいことです。

 

 

 

歩きやすい石段のおかげで快調に進み、1時間ほどで賽の河原という場所に出ました。

 

あちこちの山に見られる地名ですが、ここは石もあまり積まれておらず、賽の河原感の薄い賽の河原です。

 

 

 

賽の河原を過ぎ、左手に黄金色に染まる草紅葉を見ながら、緩やかに登っていくと、

 

 

 

御浜小屋に到着。

 

 

 

稜線に出ると、反対側に鳥海山のカルデラ湖の鳥海湖が見えます。

 

 

 

何度も鳥海湖を顧みながら稜線を歩きます。

 

 

 

扇子森、御田ヶ原と越えて行きますが、ガスがかかっていて山頂はまだ見えません。

 

 

 

道の傍らにかたまって咲いていたエゾリンドウ。

 

 

 

七五三掛(しめかけ)あたりまできて、ようやく山頂が見えてきました。

 

七五三掛からは右手、外輪山の稜線に沿って行く外輪山コースと、左手、一旦谷に下って谷沿いを行く千蛇谷コースに分岐しますが、距離の短い千蛇谷コースで山頂を目指します。

 

 

 

日陰でガスのたまったところを千蛇谷に下っていきます。

 

(このあたりは岩場やハシゴがある難所で、今年から迂回ルートができたとのことだったので、迂回ルートを進んだつもりでしたが、途中から間違って旧ルートに入ってしまいました...)

 

 

 

千蛇谷に下りてきました。

 

谷には少し雪が残っています。

 

右手に連なるのが外輪山、左手のピークが山頂です。

 

この谷の左側を登っていくのですが、近く見えて、実はけっこう遠い山頂。

 

 

 

シラタマノキの実。

 

途中、あまり見どころもなく、淡々と歩き続けること1時間以上。

 

 

 

ようやく山頂直下の御室に到着。

 

鉾立から4時間。

 

コースタイムが4時間40分ですから、まずまずいいペースで登ってこれました。

 

 

 

御室から見る山頂(新山)方向。

 

ゆっくり昼食をとってから向かいます。

 

 

(2)へつづく...