
岩木山ではゴールデンウィーク期間中、「岩木山春スキーバス」というバスが運行され、山頂部から麓まで滑り降りる山スキーが手軽に楽しめるようになっています。
ということで観光のついでに春山スキーをしに行ってみました。
春スキーバスの終点はいわきスカイラインの終点である八合目。
ここから望む山頂にはすでに雪はありません。

展望台からは日本海や白神山地が望めます。

八合目から九合目には登山リフトが架かっています。
しかし、点検で不備が見つかったとのことでこの日は運休。
この登山リフトに乗って九合目まで行って、そこから一旦山頂に登り、そのあと鳥海山というピークから百沢スキー場に滑り降りる百沢コースを滑ろうと思っていたのですが、断念。

登山リフトの乗り場のすぐ脇から滑り込む嶽コースを滑ることにしました。
滑り出しはそこそこの急斜面。
初体験のコースなので雪の感触を探りながら恐る恐る滑り始めましたが、普通の春スキーの雪でした。

滑り出して少しの間は適度な斜度でオープンな感じですが、やがて林間コースに入っていきます。

こうなるとスキー自体はあまり面白くはないのですが、早春の森の中を散策しているようで、とても気持ちが良いです。

木の根元を見ると、そこだけ雪解けが早く、大きな穴が開いたようになっています。
お日様のぬくもりが木を伝って雪を溶かしているのでしょうか...いつ見ても不思議な光景です。

ところどころ、雪の中から突き出した木の枝をよけつつ、かなり長い距離、森の中を滑りてくると、羽黒温泉と岳温泉の分岐点が現れます。

そこからさらにしばらく滑ると、いきなり嶽温泉の温泉街が現れました。
滑り終えたというより、下山したという感じです。
でも、今年はとても暖かくて雪解けが早く、最後の方は本当に歩いて下りることも覚悟していたのですが、最後まで雪があってラッキーでした。
朝早くから来れば、滑るコースを変えたりしながら、何度も滑るということも可能なようですが、今回は乗ったバスが最終のバスだったのでこの一本だけでスキーは終了。
たった一本ではありましたが、山スキーの装備がなくても、ゲレンデスキーとは少し違う山スキーの感覚が手軽に味わえてなかなか楽しいものですね。
また来ることがあるかどうかわかりませんが、もし来ることがあれば違うコースも滑ってみたいです。

帰りには岩木山神社に寄ってみました。

参道の先、鳥居越しに岩木山を望む神社で、参道はこの先岩木山への登山道にもなっており、奥宮は山頂近くにあるそうです。

岩木山神社の狛犬。
向かって右側の上を向いた狛犬と一緒に写真を撮ると金運がUPし、

向かって左側の下を向いた狛犬と一緒に写真を撮ると恋愛運がUPすると言われているそうです。