こんな空模様が似合う場所にふらりと出掛けてみました。
あじさいが見頃の神戸市立森林植物園です。
正門を入ってすぐのあじさい坂のヒメアジサイは鮮やかな色付きになっていました。
ヒメアジサイはやはりブルーが美しいです。
あじさい坂の両側に植えられているのはほとんどヒメアジサイですが、所々に三河千鳥という品種も見られました。
あじさい園にはヤマアジサイ系を中心に様々な品種が見られます。
まずはその名の通りのヤマアジサイ。
ガク片にうっすらと紅をさしたベニガク。
濃いブルーが印象的なエゾアジサイ。
お釈迦様の誕生を祝う潅仏会の時に飲む甘茶の仲間、アマギアマチャ。
これもアジサイの一種なんですね。
やや見頃のピークは過ぎていましたが、幻の花と言われたシチダンカもたくさん見られました。
あとは、北米原産の穂咲きのカシワバアジサイやアナベルもありました。
濃い緑の中に白い手毬が密集して咲くアナベルは、ひときわ目を引きます。
まだ少し緑がかっていますが、これからより一層白さが際立ってくるそうです。
この時期はあじさい目当てで訪れる人が多いこの森林植物園ですが、長谷池では睡蓮やアサザも見られます。
近くで見れるところがなかなかないのですが、静かな水面に散りばめられた白やピンクや黄色や緑が、絵画的で癒されます。
この森林植物園のあじさいは、あじさい坂やあじさい園以外でも、西洋あじさい園をはじめ、園内いたるところで見られますし、この時期は普段は一般に公開されていない北苗畑で様々な園芸品種を見ることもできます。
品種によって開花時期が異なるため、1ヶ月くらいは楽しめるようですが、ちょうどこの6月の終わり頃が一番華やかなのではないでしょうか。
この時期は特別に朝8時から開園していますが、やはり朝早くに訪れるのがいいですね。
あじさいも瑞々しい、人も少なくゆっくり観ることができます。